GAZOOコミュニティ特集へのブログ投稿でポイントをゲットできるっていうので、
「思い出の一枚」の方に記事をアップします。
ご紹介するメモリアルフォトは今から17年も前に撮ったものです↓
1996年3月26日 群馬県志賀坂峠付近にて撮影
銀塩一眼レフカメラ+50mm標準レンズ使用 ISO400フィルム F2.8 10分露出
1996年の春、地球に大接近した百武彗星の雄姿です。
同年1月末に鹿児島県在住の百武裕司さんが発見した彗星で、
発見時の光度は11等級と暗かったものの、発見から約2ヶ月後に地球の傍
(太陽までの距離の約1/10)を通過し、光度が0等級まで明るくなって、
長大な尾を持った大彗星として観測されました。
上の写真は地球最接近の夜に撮ったもので、尾が長過ぎて標準レンズでは
全貌が捉えきれてません。何せ北極星付近に見えている頭部から真っ直ぐ
上方に伸びた尾が天頂を越えて南の空まで達するほどでしたからね。
それはもう恐怖心を覚えるぐらいの光景でした。
確か平日だったと思うのですが、雲の多い空模様だったにもかかわらず真夜中に
秩父方面へ向かってクルマを走らせ、埼玉-群馬県境付近でようやく晴れ間にありつき、
国道299号線沿いの空き地に機材をセットアップして撮影に臨んだのでした。
徹夜明けは仕事がキツかったなぁ。なのに翌晩も撮影に出掛けてました。
それほど魅力的な天体だったんですよねー。
今年末にやってくるアイソン彗星も、心が衝き動かされる姿になって欲しいです。