1997年にホラー小説大賞を受賞した「黒い家」。私が貴志祐介の作品で最初に読んだ本だ。
読後、「十三番目の人格」を読み、「天使の囀り」に鳥肌が立ち、貴志祐介はもう読まないと心に誓った・・・
「黒い家」では、笑っちゃうくらいにブットンだ犯人の「きえぇぇぇぇぇ~~」とい奇声が読んだだけで耳につくほどインパクト大 ww
日本対韓国はWBCに始まり、浅田VSヨナに引き継がれ、そして「黒い家へ」・・・個人的すぎる展開ww
しかし、WBCの決勝戦は痺れましたね~~~イチロー最高♪決勝タイムリー直後、韓国ベンチで口半開きの監督に気の毒な気持ちを与えるほどの完璧な打席でした。後の記者会見で敬遠のサインだったという韓国の監督の言葉が非常に惨めに思われました。言い訳は腹にしまうのが日本流です。原監督が同じ立場だったらサイン見落としという言い訳は絶対に公表しなかったはず。文化の違いかもしれませんな・・・内川最高♪ www
日本版「黒い家」
1999年に森田芳光監督により映画化。大竹しのぶのブッ飛びぶりに、見ていてなぜか気分が爽快になるなるほど。そして、今売れっ子の俳優:内野聖陽が主演している。この頃から既に大器の片鱗が見られる。私の嫌いな俳優:西村雅彦の鬱陶しい演技っプリに僻僻したが、腕を切られたので勘弁した・・・ww
原作では実犯人の解明が後半になってからだったと記憶しているが映画では早すぎて面白さが半減してしまった。夏の午後、鬱陶しい蜃気楼のような粘っこい暑さを犯人像にはまったく関係なく映像で表現しつつ、異常な犯行になぜか背筋が凍らない不快感をも合わせて表現しているという森田芳光の手腕が光った映像。脚本に難アリが非常に残念だが、あの不味そうな麦茶らしき濃いめの飲み物が懐かしいヤカンから注がれ、勧められる様は見ていて楽しい♪
韓国版「黒い家」
2007年に韓国でリメイクされ公開になった。「指狩り族」という都市伝説のような逸話が韓国に存在するのかどうか不明だが、韓国版「黒い家」では「指狩り族の生き残り」というキャッチが付いている。日本で言うところの大竹しのぶが演じた役を韓国版では綺麗な女優というあくまでも韓国路線な配役がとられている。いっその事、韓国版でも大竹しのぶに演じてもらいたかったと残念がるファンが多いことだろう(何のファンかは不明だが・・・w)
廃屋のような「その家」は、外観を普通にしてどこにでもあるようにしてほしかった。いかにも監禁されてます的演出は過剰と同等に引いてしまう。現実にある異常な狂気をセットから考えてほしいもんだ。
勝負の行くへは・・・
真犯人の執拗な追いかけっぷりは日本でも韓国でも同じ。原作にあった非常に怖い場面、犯人が帰宅し廊下の納戸に潜んでやり過ごそうとする保険マンが納戸の扉越しに聞く犯人の奇声と物音が両国とも控えめに演出されているところは揃って残念。スクリーンを真っ暗にしてサラウンドを最大限に生かした怖さを演出してほしかった。
勝負は、大竹しのぶという女優のすごさを痛感させてくれた森田芳光に軍配♪だが、被害にあう保険マンは韓国版に軍配♪
悩んだ末、日本版を推薦しよう♪
興味を持った方は、まず、原作を読んでから韓国版、日本版の順に見てほしい。最後に日本版を見終わったとき、私の意図した順番が理解できることでしょう・・・
「乳吸えや、おらぁ~!!・・・・・下手糞!!」
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