LLEVO UN DIARIO

日々の記録

ロンドン・パリ4日目:モンサンミッシェル

2010-01-29 00:50:26 | Viaje -旅、と散歩-
6時起床。
早速、カーテンを開けてみる。おぉっ!



そして、近づいてみる。



モン・サン・ミッシェルは海に囲まれた小島。
島は陸地と約2kmの一本道でつながっています。
島の中央にはモン・サン・ミッシェル修道院があり、
グランド・リュというメインストリートを通って修道院まで行くことができます。

ラ・メール・プラール
プラールおばさんのバタークッキーは日本でもデパートに入っているほど有名ですが、
左はプラールおばさんのオムレツのお店、右はお土産やさんです。



グランド・リュはいろいろな観光地で見かけるいわゆる”お土産やさん”が立ち並んでいる通りですが、
それがもういちいちかわいい。
こんな看板とか。



グランド・リュを抜けると、あっという間に修道院にたどり着きます。

モン・サン・ミッシェル修道院は、ノルマンディの大司教オベールが
3度に渡って大天使ミカエルのお告げを受け、小さな礼拝堂を建てたのがはじまりです。
で、サン・ミッシェル(=聖ミカエル)。
その後、500年もの歳月をかけ、ロマネスク様式やゴシック様式といった増改築が繰り返されました。
フランス革命の時代には、牢獄としても使われており、
「海邊のバスチーユ」
と呼ばれて恐れられていたとか。



てっぺんには大天使ミカエル。



修道院の上から見た幻想的な景色。
小さな島に建っていることがわかります。



修道院の中に入るとひんやりした独特の空気感。
左の写真は修道院付属の教会。
右の写真は中庭。修道士たちの瞑想の場だったようです。
中庭を取り囲んだ回廊の柱からゴシック様式であることがわかります。



ここは、食堂だった部屋。
窓が小さい分、差し込む明かりがとてもきれいでした。
写真を撮っている背後には煤で黒くなった石壁と煙突が2つあり、
ここがかつで厨房だったことがわかります。
厨房と食堂はひとつの部屋ですが、カーテンのようなもので仕切られていたそうです。



建物の中はとても複雑。
方向音痴の私には、自分がどこにいるのかがまったくわかりませんでした。


この巨大な滑車は、モン・サン・ミッシェルが牢獄として使われていたときに
囚人用の食料を運び込むために使われていたもの。
囚人がこの滑車の中に6人入って、中で走ることによって動かしていたとか。
つまりはハムスター状態で滑車を回すというわけです。
そして、まわし続けて息絶えた後は、
その横にある大きな深い井戸に放り投げられていたそうです。ひぇ~。



かつて、モンサンミッシェルは満ち潮の時には海に浮かび、
引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていました。
潮が満ち始めると、急速に潮が押し寄せるため、
多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたといわれています。
その潮の速さは馬よりも早かったとも。。。

1877年に岸との間に道路が作られ地続きとなったことで
潮の干満に関係なく島へと渡れるようになりましたが、
これが原因で、潮流をせき止めることとなり、
100年間で2mもの砂が堆積して陸地化が島の周囲で進行してしまい
島の間際まで潮がくることは滅多になくなりつつあります。

そこで、近々、岸との間に道路が取り壊され、
代替となる新たな橋がかけられることが計画されているようです。





修道院見学の後は、島内でモン・サン・ミッシェル名物のオムレツのランチ。



オムレツは・・・ぶっちゃけイマイチでした。
うわさどおりだ(苦笑)
メレンゲを作って卵黄と混ぜて作っているのかな?
大きいけれど、食べ応えはまったくありませんでした。名物にうまいもの無し、か?


ランチの後は一路パリへ、5時間半のバス移動です。

昼間のモン・サン・ミッシェル。朝とはまた違う顔です。





今回旅行するにあたり、旅行前から心配していたことがあります。
それは”ストライキ”。

パリの観光協会が11月末からずっとストライキに入っているということで
観光協会に属しているところ(エッフェル塔以外の観光スポットはほとんどらしい)は
軒並み入場禁止になっていたのです。
12月初旬は「行く頃には・・・。」などとのんきに構えていましたが、
その後、2週間以上閉鎖しているところもあると聞き、どんどん不安に。。。
旅行出発前日に確認した時点ではルーブル美術館、ベルサイユ宮殿ほか
有名な観光場所は、まだほとんど閉鎖されている状況でした。

モン・サン・ミッシェルも例外ではなく、閉鎖されていたということで
私が訪れた日の2日前はまだ閉鎖されていたため
往復5時間半かけてパリからやってきたのに観られなかったツアーもあったとか。
(当日にならないと開くかわからないという状況だったようす)
が、無事に観ることができてホントにラッキーでした。



この日の工程は、5時間半かけてパリに戻った後は夕食、解散の予定でしたが、
ここでドライバー・ブルノーさんからのプレゼントが!
今年はエッフェル塔が120歳のお誕生日ということで、イルミネーションが例年と違うのだとか。
臨時ドライバー・ブルノーさんはパリ生まれ・パリ育ちの27歳。
彼曰く、27年間見てきた中で今年が一番きれいだとか。
だから21時からの光のショーを見せてあげたい、と。
そこで、ガイドさんと協力して21時まで時間つぶし?にパリのライトアップ見物となりました。

凱旋門



シャンゼリゼ通り(バスの中からの夜景撮影はムリだー



コンコルド広場



リッツホテル
ダイアナ元妃のあの事件で知った人も多いであろう超一流ホテル。



ラファイエット(デパート)
名古屋JRタカシマヤのイルミネーションとそっくりなのは気のせい?



パレ・ガルニエ。言わずと知れた「オペラ座の怪人」の舞台です。



夜景見学の後、夕食となりました。
この日は前菜にエスカルゴが登場。フランスらしい。



夕食後、再度時間つぶしのために夜景見学。


アンヴァリッド。ナポレオンが眠っています。



そして、21時ちょい前にトロカデロ広場に到着。光のショーの始まりです。



刻々と色が変わるエッフェル塔。
途中、国旗の色に。なんともかわいらしい。



ショーは予想以上にきれいでちょっと感激。
ブルノーさん、ありがとう!
3日目の朝、バスが来なかったときはどうなることかと思ったけれど、
代わりのドライバーさんがブルノーさんで本当によかったなぁ。Merci beaucoup!


5日目は自由行動です。



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Hotel : BEST WESTERN LE SAINT MAURICE
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