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野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

深い青のてまり咲きのヤマアジサイ「日向の青てまり」(アジサイシリーズ 20-02)

2020年06月08日 11時52分48秒 | 

てまり咲きだが、一部に中性花が残るヤマアジサイ「日向の青てまり」。まだ咲き始めだが、いずれ深い青になる。宮崎県北西部の椎葉村産だという。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

 

 

日向の青てまり (ヤマアジサイ)
宮崎県北西部、椎葉村産のテマリ咲きのヤマアジサイ。
花色は澄んだ青色。花型は一部に両性花が残るテマリ咲きになります。

花色が非常に美しい品種ですが、花着きが非常に悪く、少々気難しいところがあります。
宮崎県産の品種には、この日向の青てまりの他にも、日向紺青や日向絞りなど非常に花着きが悪いものがいくつかあって、もしかすると関東の平野部の気候が苦手なのかもしれません。
ちょっと油断すると、夏の高温による高温障害や冬の乾いた季節風による花芽の枯死が顕著に出てしまいます。


白い襟のような花が目を引くオランダカイウ(箱根シリーズ 002)

2020年06月08日 09時04分25秒 | 

すっくと立つ姿が美しい湿地性のカラー。尼僧の白い襟に似ているとしてカラーと名付けられた。里芋の仲間で、和名はオランダカイウという。カイウは「海芋」の読みであり、オランダは海外のという意味である。白いカラーの部分は花ではなくサトイモ科特有の「仏炎苞」である。箱根湿性花園の池の中で咲いていた。「ナイルの百合」という呼び名も素敵だ。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

 

カラー(湿地性)
学名:Zantedeschia aethiopica
和名:オランダカイウ  
科名 / 属名:サトイモ科 / オランダカイウ属(ザンテデスキア属)

カラーは立ち姿が美しく、シンプルで清楚な花を咲かせ、フラワーアレンジやブーケなどに利用の多い花です。カラーの仲間は南アフリカに6~8種類ほどの原種が自生し、このなかの1種エチオピカだけが川や池などの水湿地を好みます。アフリカ各地をはじめ、世界の温暖な水辺に野生化し群生しているところもあります。エチオピアの国花にもなり、リリー・オブ・ザ・ナイルとも呼ばれています。カラーという名前は、ギリシャ語のカロス(美しいの意)に由来し、カトリックの尼僧の白い衿に似ていることからつけられた英名です。なお、学名でカラーといった場合は、北海道などの水辺に自生しているヒメカイウを指します。栽培されているエチオピカは、四季咲き性のある変種のチルドシアナ(四季咲きカイウ)や、これをもとに育成された品種が主流です。花茎や葉柄は柔らかい多肉質で水分を多く含みます。地中には球根(塊茎)があり、乾燥や低温など生育に適さないときには地上部が枯れて休眠します。

基本データ
園芸分類 草花,球根
形態 多年草 原産地 南アフリカ
草丈/樹高 20~100cm 開花期 6月~7月
花色 白,ピンク
耐寒性 普通 耐暑性 強い
特性・用途 半常緑性,初心者でも育てやすい


ルビー・レッドの華やかなラン「オドンティオダ・ラブリー・アップル」(蘭シリーズ 20-32)

2020年06月08日 07時57分34秒 | 

ルビー・レッドの華やかなラン「オドンティオダ・ラブリー・アップル」。オンシジウムに似た着生ランの派手な蘭オドントグロッサム系のランで、コクリオチダの花に出る赤を取り入れるためにコクリオチダと交配したのがオドンティダ系のラン。蝶の羽根にも似た華々しい形と色彩を誇るランだ。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

オドンチオダ属ラブリーアップル’ルビーカステルヒル’

オドンチオダ属.(オドントグロッサムXコクリオダ)の2属間交配品種です。  濃い赤色で斑点のないタイプ、芽吹きがよく 花立ちの良い品種。 写真1は花見本です。

蘭シリーズ・リスト


「エピデンドラム・プリティーレディーミスミ」(蘭シリーズ 20-01)
「スリーピング ルナグラード 」(蘭シリーズ 20-02)
「シンビジウム・アリス・ルナ」(蘭シリーズ 20-03)
「オンキディウム・アンプリアツム」(蘭シリーズ 20-04)
「エピデンドラム 'スター・バレー'」(蘭シリーズ 20-05)
「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)
「シンビジューム・スウィートワイン」(蘭シリーズ 20-07)
「カトリアンセ  ジュエル・ボックス シェヘラザード」(蘭シリーズ 20-08)
「カトレヤ・ウェンディーズ・バレンタイン」(蘭シリーズ 20-09)
「カトレア・コッキネア」(蘭シリーズ 20-10)
「デンドロビウム・フォーミディブル」(蘭シリーズ 20-11)
「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)
「ファレノプシス・シレリアナ」(蘭シリーズ 20-13)
「ファレノプシス・メモリア・アン・フェジェン」(蘭シリーズ 20-14)
「ファレノプシス・リトル・メリー・チェリー・ソング」(蘭シリーズ 20-15)
「ファレノプシス・シルク・オレンジ」(蘭シリーズ 20-16)
「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)
「ファレノプシス・ビーチアナ」(蘭シリーズ 20-18)
「ドリテノプシス・リビングストンズ・ジェム」(蘭シリーズ 20-19)
「ファレノプシス・オトヒメ」(蘭シリーズ 20-20)
「ファレノプシス・ゴールデン・エンペラー "スイート"」(蘭シリーズ 20-21)
「ホンコンシュスラン」(蘭シリーズ 20-22)
「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)
「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)
「デンドロビウム・アオヤマ」(蘭シリーズ 20-25)
「デンドロビウム・ラウシー・ビカラー」 (蘭シリーズ 20-26)
「オンシジウム・トゥインクル」 蘭シリーズ 20-27)
「デンドロビウム・ロイ・トクナガ」 (蘭シリーズ 20-28)
「マキシラリア・ポルフィロステレ」 (蘭シリーズ 20-29)
「デンドロビウム・カシオペ」 (蘭シリーズ 20-30)
「デンドロビウム・キンギアナム」 (蘭シリーズ 20-31)

 

 


清楚で淡いピンクの花が開くパラ「スキャボロフェア」(薔薇シリーズ215)

2020年06月08日 07時02分44秒 | 

清楚で淡いピンクの花が開くパラ「スキャボロフェア」。カップ咲きだが花弁の数は少なく、開いて咲くのでどこか日本の椿のような趣を出している。ここしばらく紹介しているデヴィッド・オースティンの作出になるイングリッシュ・ローズだ。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

スキャボロ フェアー Scarborough Fair
清らかな淡いピンクの花です。
小さなカップ形の花は、連続的に開花します。

たいへん育てやすく丈夫です。

弱または中程度の芳しいオールドローズのさわやかな「緑」の香りです。
時にジャコウの香りもします。

品種名 スキャボロ フェアー      Scarborough Fair
作出  2003年 イギリス David Austin
系統  S シュラブ
交配  不明
花色  ブラッシュピンク
花形  オープンカップ 
花径  小中輪
芳香  中香     ★★★☆☆
香質  ティーにハーブ
開花  完全四季咲き ★★★★★

樹高  0.8m