野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

黄色の八重咲きの花をどこでもみかける「モッコウバラ」(20-107)

2020年06月01日 09時01分29秒 | 

もう咲き終わったが、花盛りのころには黄色の八重咲きの花をどこでもみかけた「モッコウバラ」。香ったことはないが、木香という花の香りがするのでモッコウバラと名付けられたらしい。白の品種もあって、これもにぎやかでよいものだ。

(2020-04 川崎市 道端) 

 

モッコウバラ

モッコウバラは、中国原産の常緑性蔓バラです。アーチやフェンスなど、よりかかるものがあると、自然にどんどん生長します。

日当たりと水はけのよい場所を好みますが、半日陰の場所でも生育します。通常のバラに比べると育てやすく、園芸初心者向けのバラです。ただし、通常のバラより寒さに弱いため、寒冷地での栽培は難しいかもしれません。

日本には、江戸時代に黄色の八重咲き品種が渡来したのが最初です。インド原産の多年草から作られる木香(モッコウ)の香りに似ていることから、モッコウバラという名前がつけられました。

モッコウバラの基本データ
学名:Rosa banksiae
科名:バラ科
属名:バラ属
原産地:中国西南部
和名:木香薔薇(モッコウバラ)
英名: Banksia rose
開花期:4~5月
花色:黄、白
発芽温度:15℃前後
生育適温:10~20℃

花色は白、黄の2種類で、それぞれ、ひと重咲き、八重咲きがあります。香りは微香で、白のひと重咲きは、やや香りが強いのが特徴です。一方、八重咲きのモッコウバラには、白、黄ともにほとんど香りがありません。


あたり一面をもやもやとした花で覆う「スモークツリー」(20-106)

2020年06月01日 08時28分20秒 | 

あたり一面がもやもやとした花で覆われるので「スモークツリー」と呼ばれるユニークな花だ。煙の木と呼ばれるのも納得である。花は5枚の花弁を持つというが、とても花弁のある花にはみえないのがおかしい。

(2020-05 川崎市 道端) 

 

 

「スモークツリー」

スモークツリーの育て方
学名…Cotinus coggygria
別名…ケムリノキ(煙の木)、ハグマノキ(白熊の木)
科名…ウルシ科
属名…ハグマノキ属
原産国…ヨーロッパ、ヒマラヤ、中国
花色…赤、ピンク、白、緑
樹高…3m~4m
日照…日なた

スモークツリーは、ヨーロッパからアジアにかけて分布する、ウルシ科ハグマノキ属の落葉樹です。
分布域はイギリス、フランスからギリシャ、ウクライナからアゼルバイジャン、イラン、パキスタンの他、ヒマラヤ地域、中国などにあり、丘陵や山地の森、茂みの中に自生しています。
日本へは明治時代に渡来し、ユニークで印象的な花を咲かせることから、近年庭木として急速に普及しています。

スモークツリーの花期は6月~7月。
花期になると、枝先に円錐状の花序を出し、花径3~5㎜程度の小さな花を多数咲かせます。
花は5枚の花弁を持ち、淡い黄色をしています。
雌雄異株で、雌株の花の中心には雌しべ、雄株の花の中心には5本の雄しべがあります。


小枝の先に小さな花をたくさんつける小型のラン「オンシジウム・トゥインクル」(蘭シリーズ 20-27)

2020年06月01日 07時53分30秒 | 

小枝の先に小さな花をたくさんつける小型のラン「オンシジウム・トゥインクル」。名前のように小さな花がきらめくようだ。花芯のオレンジ色もいいバランスだ。香りも高い品種だという。

(2020-02 東京都神代植物公園) 

 

 

ラン「オンシジウム・トゥインクル」


レモンイエローの花が重たげに咲くバラ「シャーロット・オースティン」(薔薇シリーズ208)

2020年06月01日 07時24分06秒 | 

レモンイエローの花が重たげに咲くバラ「シャーロット・オースティン」。カップ咲きの豊かな花だが、慎ましさを兼ね備えているようだ。著名な作出家のデビッド・オースチンの孫娘に捧げられたバラだという。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

 

バラ「シャーロット・オースティン」

シャルロット オースチン Charlotte Austin

日本でも育てやすいイングリッシュローズの定番品種。
カップ咲きで香りも良いです。
黄色の花色は、開花に伴いレモンイエローへと変化していきます。
とても耐病性があり、寒さにも強いバラです。

系統 S シュラブ
花色 レモンイエロー
花形 カップ咲き
花径 中大輪
芳香 ★★★☆☆中香
香質 フルーツ+ティー
フルーツ香 ティー香 
開花 ★★★☆☆繰り返し咲き
樹高・伸長 1.4m
樹形 シュラブ樹形 普通タイプ