レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

フェイクケーキの作り方 4

2008年02月27日 | なんでもレシピ
チョコレートの色に塗ったものです。
スポンジのてっぺんに白い塗り残しがあるのが
割り箸をさした跡です。
後々クリームで隠れてしまうので気にしなくていいです。


さて、今の段階では
「カップ入りのスポンジ」であり、ケーキとはちょっと違うものを
本物のケーキに近く見せるためにはどうしたらいいでしょう。





ポイントはここです。
「色の付いた生地が焼けてふくらんだ」ケーキを再現するのに
この白い部分、「ふくらんだ生地が届かなかった紙カップ部分」を
白のアクリル絵の具でチョイチョイと描いてやります。
こだわりやのS子ちゃんがこの部分を熱心に描いておりました。
なるほど、この部分があると無いとでは
仕上がりに大きな差が出ます。
忘れずに描きこみましょう。



スポンジ部分が出来たら次はクリームです。



クリームはこれを使います。
プロが選ぶ信頼の品質・セメダインシリコンシーラント。
要するにあれです、よく壁と浴槽の間に挟まっている
白いコーキング剤。
ホームセンターなんかだと一本250円以下で売っています。
色はホワイト。他の色も売っていますが
セメダインの物はあんまりぱっとしない色なのです。
(ごめんセメダイン)
白に水彩絵の具やアクリル絵の具、カラーインクなどで
着色すると色々な色のクリームが出来ます。
後ろに写っている大きなケーキの
色クリームはみんな絵の具を混ぜて作りました。
ただ、まだどういう法則なのかは解明していないのですが
混ぜる色によって劇的に硬化が早いものがあります!
混ぜているうちに手が重くなり、もったりしてきて
搾り出すころには固まっている、なんてこともあります。
あともたもた混ぜていると固まります。
均一に混ぜることにこだわりすぎて
混ぜすぎると固まります。
色は男らしくえいやとぶちこみ、
多少混ざりきっていない部分があっても気にしない。
これがクリーム作りの秘訣です。


フェイクケーキの作り方 3

2008年02月26日 | なんでもレシピ
さて その小分けするカップですが



カップケーキのカップは何でも良いです。
ちゃんとしたカップケーキ用の物を使ってもいいし
マドレーヌ用でもおかず用でも
模様が付いていても良いです。
(後から塗装をするため、よっぽど濃い模様でない限り消えます)
おすすめはダイソーのおかずカップ。(中央のじみなやつ)
白くてカップケーキ用のものに近く、
たくさん入っていて安いです。
カップケーキ用の物は通常のおかずカップに比べて背が高く、
見栄えのいいものが出来ますが
如何せん高いのです。
無駄にオーブンで使えちゃうし。




塗装後の写真しかなくて申し訳ありませんが
これが膨らんだところです。
右側がちゃんと膨らんだもの、
均等に小分け出来なくて量が少なかったものは
左のようになります。
そして注意点、小分けする際に
発泡し始めたものを注ぎ足さないようにしましょう。
明らかに分量が少なかったものに
注ぎ足したくなっちゃうと思いますが
注ぎ足したものは発泡直後、
泡がみるみる壊れていきます。かなりショックです。
反応が始まる前なら注ぎ足しもOKです。
しかし作業をしてみると分かりますが、
反応が始まる前の注ぎ足しって、
相当なスピードを要求されますよ。

また攪拌が適当だと全然膨らみません。
あるいは膨らんだかと思うとみるみるしぼみます。
すみずみまで主剤と硬化剤を混ぜないと
反応も適当になり、泡がきめ細かくありません。
固まった後もふかふかせずべたついたりします。
ここらへん、本当のケーキ作りと似ています。




塗装は水性のスプレーで塗ります。
見えにくいですがカップケーキの真上に削った割り箸を刺し、
さかさまにして塗ります。
(こうすると裏まで塗れるのです)
ピンク・ナチュラル・チョコを作りましたが
どれもなかなか美味しそうではありませんか。
ナチュラルは所々ムラを出すと本物っぽいですよ。
実は最初、発泡ウレタンの主剤に直接色を混ぜ、
カップケーキの生地自体に色をつけて発泡させようと
試みたのですが、何度やっても何で色をつけても
うまく反応しませんでした。
途中までは勢いよく膨らむのですが、
膨らみきったところで今度は勢いよくしぼむのです。
混ぜた塗料が消泡剤になってしまうようです。
余分なものは混ぜず、後から色を付ける方法が
一番良いようでした。


(続)

フェイクケーキの作り方 2

2008年02月23日 | なんでもレシピ

スポンジ部分は↑これ(発泡ウレタンソフトN・日新レジン)です。


東急ハンズで買いました。通常はサーフボードの補強や
建築物の補修、フィギュアなどの作成に使うようです。
これは売っている中では大きいほうのセットなので
4410円と ちょっとお高いですが
このセット(1kg)でカップケーキが
計算上では64個出来ます。
一個に換算すると70円くらい。安いです。





箱をあけるとこんな風になっています。

左側の大きい缶が主剤、右側が硬化剤です。
主剤100に対して硬化剤56の割合で混ぜると
大体10秒くらいで発泡がはじまり、約10倍に膨れます。
発泡がはじまってからは触ることが出来ず、
20秒くらいで固まってしまうので
もたもた作業しているとアウトです。

主剤を100gとすると硬化剤の計算が簡単なのですが
実際作業してみると主剤40g、硬化剤22.4gが
一回の作業として一番丁度いい量でした。
カップケーキにすると四個分に相当します。
これより多いと作業が発泡に間に合わず、
反対にこれより少ないと 
容器に残ってしまう樹脂が多くて勿体無いです。



主剤・硬化剤はそれぞれ別の容器ではかります。(紙コップでOK)
一緒の容器で量ってしまうと、間違いなく作業が間に合いません。
重さは電子秤を使って正確に量ります。
ただ硬化剤に関しては、主剤の容器に移すときに
カップの内側に少し残ってしまうので
2gくらい多目の方が良いようです。



主剤の容器に硬化剤を移しますが
この時 硬化剤をカップからよーくこそいで下さい。
100:56の割合が示している通り
結構シビアな数値を要求されます。
きっちりこそいで大体2gが容器に残るのです。
なるべく急いで硬化剤を入れたら
あとは親の敵のように!割り箸などでかき混ぜます。
そこに一般ケーキ作りのような穏やかさはありません。
息を止め、歯を食いしばり、目を吊り上げて混ぜましょう。
手の残像が残る速さが理想です。


かき混ぜるカップを上から見たところです。
まず①で、容器の壁面に付いている主剤をこそぐように取り、
②で底面の主剤をさらうイメージで
内側に向かって高速で切り込みます。
これを15~20回ほど繰り返すと
全体が白く濁ってきますので、あらかじめ並べておいたケーキ用カップ
4つに等分に入れていきます。


※言い忘れましたが、化学製品です。それなりに有害です。
 換気の良い場所で、手袋をはめて作業を行ってくださいね!

(続)

フェイクケーキの作り方 1

2008年02月20日 | なんでもレシピ
 仕事で使うために随分前から
「フェイクケーキ」を探していたんだけど
色々な所を回っても値段の高い、
ごく限られた種類のものしかなかった。
欲しいのはプラスティッキーなおもちゃっぽいケーキでもなく
食品サンプル的なリアルさのケーキでもなく
ケーキの形をした蝋燭でもない。タオルでもない。
アメリカの漫画に出てくるような
派手で美味しそうなカップケーキ(しかしフェイク)が欲しかった。
でも本当に、どこにも売っていないのだ。
こんなに需要があるというのに。局地的だけど。


職場のSちゃんと雑貨屋をめぐり、それらしい物を見つけては
触ったり匂いをかいだり材質を探ったりしているうちに
何となく作れるんじゃないかなあと思った。
作ることが出来たら、それこそ思い通りのケーキが手に入る。
作ってみないと分からないけど
材料費だけだったら安くもなるんじゃないだろうか。
ウハウハだ。


結果的には大変お手軽で経済的
しかもすてき(手前味噌)なケーキが出来た。
次回材料等をご紹介しますので
皆さんも是非ご家庭で作ってみてください。
かわいいよ!

覚書としての

2008年02月14日 | ぼそぼそ
登山列車を降りて
こんな所を通って修道院へ行くのです。
わくわくします。



腹のたったこととかはブログに書かないようにしている。
(思い出し切れをするから)
だけど昨晩部屋の蛍光灯が切れかけて
チッカチカ点滅するシーリングライトの
カバーを外そうと40分間格闘したことは
書いておこうと思う。
本当にいらいらしたんだけど
40分目に「ガコッ」と音がして
カバーが外れた時も、どうして外れたのか分からず
いらいらも何だか不完全燃焼で立ち消えた感があった。
で、今日新しい蛍光灯を買ってきて
カバーを取り付ける段になっても
次一体どうやったらカバーが取れるのか
カバー内側の形状からも取り付け面からも
さっぱり分からなかった。
ばねの部分があるから、そこを押さえながら取り付けて
外すときはやっぱりそこを押さえるんだなと思って
カバーを取り付けてみたら
もうばねの部分にはさわれなかった。
ふたたび当分取れなくなってしまったカバーを
呆然と見つめながら
数年後に蛍光灯が切れて
このカバーを外そうと思った私に
せめて奮闘した事だけでも伝えたいという


覚書としての 本日の日記です。



※追記
右にも左にも 死ぬほど回した。
取れた時は左に回していたと思う。
でも回す方向は関係ないような
取り付け形状だった。
いつ下に引っ張るか、が問題だ。