レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

なんだろ

2012年09月18日 | ぼそぼそ
休みの日に早起きして、溜まってた諸手続きを市役所でして、
銀行で振り込みと通帳記入を済ませた。買い物もした。
気になっていた事が色々片付いたので、ちょっとデキル人になった気分で
気取ってスターバックスでコーヒー飲んだり、
メールチェックしたりしていたが
…ふと気になって会社の掲示板を覗くと
忘れっぽい私が忘れっぱなしで放置していた仕事の残骸が見つかる。
しかもひとつじゃない。

急いで会社に電話をかける私は「デキル」から程遠い所で
照れ笑いしながら続きをお願いしている。
さっきトイレで鏡を見たら、口の端に何かのソースが付いていた。


もう、なんだろ。

学生時代~

2012年09月17日 | ぼそぼそ
6月に会社の本部が、元々専門学校だった所に引っ越した。
学校である建物をそのまま買い取ったくせに、
学校らしさを何とか隠そうとする、社長の妙なコンセプト付けも虚しく
ビックリするほど学校ぽいまま使っている。
長い廊下、声の響く幅広の階段(防火扉付き!)
廊下に面した教室の窓、個室があんまり区切られてないトイレ
木工室も製図室も残っている、どうにも面白めな会社になった。
今週から木工部を立ち上げて
金曜日の夜は部活動をする予定。


楽しかった学校生活が続いているようで、なんとも言えない、ちょっと幸せだ。

見えるもの 見えないもの

2012年09月14日 | ぼそぼそ
 会社で色補正、っていうのを教えている。
画像の色を本物に近づける作業(或いは、本物以上にする作業)の事で
この仕事をするまでは 色がこんなにも不安定なものだって知らなかった。
モニターによっても、出力機によっても、確固とした色を毎回だすのは難しく
「こうだからこう」と一概に言えない原因がそこには潜んでいる。

もちろん、カラープロファイルを作るだとか、様々な手段で
ある程度安定させる事は出来るんだけど
問題は人の目だ。
私はこの年になるまで、人の目が見ている色は大体同じだと思ってきた。
テレビの売り場でいくつもテレビが並んでいて、メーカーによって
青っぽかったり黄色ぽかったり、明るかったり暗かったりってあるけど
いやいや人間の目は無いだろう、と、根拠もなく思っていた。
だけど誰も他人の目がどんな映像を結んでいるのかなんて見たことはない。
例として色盲が挙げられるけど、では色盲ではない人が
全部の色を見ることが出来ているのか、という問には未だ答えがないのだ。

全女性の12%が「スーパービジョン」という特別な色が見える目を持っている、
というニュースをネットニュースで見た時に
私は今まで自信満々に教えていた色補正が根本から揺らぐのを感じた。
ほら、ココら辺が黄色いでしょなんて言ってたけど、
私には見えないだけであの人には赤が見えていたのかもしれない。
これは完全に黄緑だよ!なんて言ってたけど……本当に黄緑だったのか?
私がショックを受けたのは女性の12%がスーパービジョンを持っている、
という事実ではなく
「スーパービジョンを持っている女性を見分ける事は出来ない」ってとこだ。
見えないものが見えているので、それが実験者側に見えない限り
「それが見えている」とは証明できないんですって…  
説明しててもややこしい。
まるで目で見せることの出来ない、多次元の世界を証明しようとしているみたい。


同じはずの「赤」が、同じでないなんて、どうしよう?


その日から私の色補正指導はやや自信がなくなり
まあこれはこれで良いんじゃないのかな…と思う事が増えた。
年を取ると許せることが増えるというけど、だとしたらそれは
背後に様々な可能性を考えられるようになったから、って事なんだろうか、と
仕事中にぼんやり考えをまとめていた。


そう考えながら「赤いよ!青いよ!」と散々言うんだけど。