レンキン

外国の写真と
それとは関係ないぼそぼそ

無題

2018年10月20日 | 難病の話
今日は主人にプロポーズをした時の事を書こうと思っていたけど、調子が悪くて書けないみたい。
なんだか涙が出て仕方ない。
これ以上目の周りが湿りっぱなしだと
乾いた時にはそりゃあひどいんだけどなあ。

昨日や今日

2018年10月16日 | 難病の話
診断を受けて最初に思った事は
「兄じゃなくてよかった」だった。


兄は優しいから
病気で辛くても私のように
ビイビイ泣いたり訴えたり
しないと思うんだ。
すると鈍い妹は何も気付かず
この病気がどんな病気かっていうことも
考えずに日々無駄に過ごしていたと思う。


身体が動く昨日や今日は宝物のようで
これからその思いはどんどん深まっていくはずだ。
毎日怠惰に過ごしがちな私が発病して
きちんとしている兄が元気で本当によかったと
真っ先にそう思えた時
何故だか少し救われた気がした。


父のこと 14

2018年10月02日 | 父の話
 父は小さい頃、貧しさが理由でいじめられたと言っていたけど
理由は多分それだけじゃない。
父と話していて思うことや、自分の事と重ねて考えると分かる。
それがなんという病気、あるいは障害かは分からないけど
何らかの発達障害があったことは確かだ。

父は頭が良く、独特の記憶法を持っていて
私にもそれを実践しろと言っていたけど
私には父が何を言っているのかちょっと分からなかった。
私は父と違い勉強の神に見放されていて、
本当に本当に頭の悪い子供だった。
でも父にはそれが理解できず
勉強の面では随分酷いことを言われた覚えがある。

そういう事を、同年代の友達にも言ったらどうなるだろう。



父はずっと、父自身のことを嫌っていたはずだ。
友達の気持ちを考えられず、場を白けさせるような事を
言ってしまう自分。
身勝手な考え方をしてしまう自分。
ネガティブな思考に陥ると抜け出せない自分。
常に自分の事を一番に考えてしまって
「つい」他の人のことが二の次になってしまう自分。


でもそれらは多分、父の心の持ちようではなくて
氏育ちの問題でもなくて
頑張れば何とかなる問題でもなかった。
次に父に会ったら言ってあげたい事がある。

お父さんは頑張ったよ。
一所懸命生きてたよ。
悪くなんか思っていないよ。


父は善人たろうと必死で生きていたけど
父の中のちょっとした脳の回路が
その思いと反対に動くことがあった。
父があんなにもがき苦しみ、
弱さに泣いたのも

父が善人だったからに他ならない。