米騒動
最初に社会を混乱させるためにこの記事を書いているのではないことをお断りしておきます。
先の震災時、経済も一時大混乱し、お米の買い占め、買いだめも起こりました。
お米を使っている飲食店さん、とりわけお弁当や、おにぎりを作って売っている方々の商いに
大影響が出ました。
また、お米を主食としている多くの家庭も、お米が手に入らなくなるのではないだろうかという不安に
かられ、見苦しい姿に豹変してしまったのはついこの間のことでした。
何でこんなことを書いているのかというとコメ市場で変化が起こっているからです。
自由経済の原理といってしまえばそれまでですが、いつの時も欲得、利ざやを求めて悪徳商人、
悪徳経済人がお米にたかって来ているからです。
ご存じのとおり、今年のお米(新米)に対して消費者は不安を覚えています。
それに引き換え、昨年度米は放射能の心配もなく、情報が(風評)錯綜する中で最も安全な
お米だからです。
ここに目をつけたのがコメの取引、お米で生業を立てている企業、業者です。
最近お米の流通に変化が起きています。
このままだと大手消費者、スーパー、コンビニなどにほとんどが流れていくのではないでしょうか。
お弁当、おにぎりのお米を大量に確保しなければ経営が圧迫されるからです。
しかも、安全が担保されたお米が売りの戦術に使われるはずです。
このままでいくと前回以上の社会不安、米騒動を起こしかねない状況が予想されるのでは
ないでしょうか。
政府や米商社、企業はことし獲れる新米や、昨年度米を含む備蓄米などの安全性や量的な
情報開示を継続的に行い、米商社、企業も国民生活の安定を最優先にして、経営していくことが
望まれていくと思います。
経済も(経営)国民の幸福に奉仕するということを忘れないでいただきたいものです。