不思議なこと２【久し振りに会った学友との会話から】

私は、ある人（仮称：田中さん）と４年数ヶ月ぶり会いました。
彼女が亡くなる１ヶ月前位のことです。

田中さんは、大学院で知り合った年上の女性です。もちろん、会う前に彼女に
そういうことで田中さんと会うということは話してました。
会うきっかけは、６０歳まじかの私の職場の人（仮称：上原さん）に、
誰か感性の良い？人を紹介して欲しいと言われ、いつもなら面倒がり屋の
私なんですが、その時は連絡を取り休日に会うようにセッティングをしました。
なぜ田中さんにしたかは、分かりません。ただ、ふとあの人なら年配の上原さん
の話でもきちんと聞いてくれる人だと浮かんだように思います。
４年以上も会っていないのに。
久しぶりに連絡を取り、田中さんも快く会ってくれることになりました。
お会いした時、上原さんが私の携帯を取り、田中さんに私の彼女の写真を
見せました。
その時は、勝手なことをするなぁと思ったように思います。

そして・・・その後・・・彼女が事故を起こし、病院に運ばれ昏睡状態の中、
２日目に、彼女のお父さんに付き添いをお願いし、彼女の着替えや保険証等を
取りに帰りました。
そうしたら、いくつかある手提げカバンの中に○○神社のお守りを見つけ
ましたので、病室へ持って行き、彼女の胸の上に置いて付き添いを続けました。
その時、ふと「そういえば、田中さん一族は、家族みんなが○○神社で名前を
つけてもらっていると４年前に聞いた」と思い出し、私の彼女の無事を
祈ってくれるようにお願いしました。
※神社名は、映画にもなった有名なところなので伏せさせていただきます。

田中さんは、気をつかってくれて宅急便でお札やお供えを送ってくれました。
しかし・・・そのお札が予定の日にちに届かず、「届きましたか？」と電話があった
際に「いえ、まだですが」と私が答えると大変驚き、なぜ？なぜ？と動揺され
ていました。
私は、遠方からでも拝んでくれるだけでよかったので、「いいですよ。いい
ですよ。ありがとう。」と伝えましたが、なぜかすごく動揺されていました。

その理由は、彼女の葬儀が終わった後、お礼をした以降で分かりました。

私は、彼女が昏睡状態の中、何度か住まいに戻りました。
その際に、事故現場を通るので「ここにいたらダメだよ。病院へ行こう」
と血のついた現場を彼女の好きだったウーロン茶で洗い流しました。
そうしたことを、田中さんに告げると「病院に運ばれたときは意識がありま
したか」「彼女は、絶対に病院にいますから」と真剣に言われました。

私は、彼女の手を握りながら祈り続けました。

しかし、最愛の彼女はこの世を去ってしまいました。

葬儀が終わり、彼女の実家から帰って来たのち、田中さんに執拗になぜ
あんなにも真剣に色々言っていただいたのか、また親切にしてくれたのか
聞きました。
田中さんは、私の彼女が私（田中さん）を頼っている？呼んでいる？吸い寄せ
られるようなことを言われ、私は？？？と思いました。
田中さん自身もなぜそこまで思い、行動したのか分からないと言いました。
しかし、私はハッとしたことがありました。
私の彼女は生前、「私が死んだら田中さんに色々話を・・・」のようなことを
言って、私は「死ぬなんてことを言うな」と話したことを思い出しました。
それを感じてか・・・田中さんは、彼氏と共に私の彼女の事故現場もお参りに
行ったと、後々話をする中で聞きました。

その後、田中さんに何度も質問の電話をするうちに、真実を教えてくれました。

はじめに聞いたのは、幼い頃より幽体離脱をするということでした。
何百回も経験しているそうです。
頭がおかしいと思われるのが嫌で、親しい人にしか話していないそうです。

そして、その後に何度か話を聞くなかで、驚いたのは、いわゆる「オーラ」
が見えるということです。
人の回りから赤や黄色、黄緑、緑、青、黒などの色が見えるそうです。
まさに、江原氏と同じく「霊媒体質」というものです。
実際に、黒に見えた人は亡くなっているそうです。
具体的な話を聞かせてもらい、ちょっとリアルでビックリしました。

私の彼女のことは言ってくれません。
私は、会ったとき明るい黄緑色で、上原さんは明るい緑色だったそうです。

元旧家の出で、そのような体質の先祖はいたそうです。
この方、まったく人を疑うようなことをしないんです。
私は、隙があるように思えるから気をつけてくださいねと話をしています。

私は、失礼な質問をしました。それは、
私に変な霊をつけたりしてませんか？と。
と言うのも、田中さんに悪霊がついていて、それが私⇒彼女に付いたのでは
ないかと考えてしまったからです。

結論は、自分についたらすぐ分かるので、その時はお払いにいくそうです。
私たちと会った時は、大丈夫でしたからと聞き、安堵しました。

子供の幽霊、兵隊さん、足だけ立って見えている地縛霊など、ふと見ることが
あるそうで、特に生霊などは、例えば別れた友達の彼氏がその友達の寝ている
ところに来ている姿を見たりと色々あるみたいです。

彼女が入院中、田中さんは彼氏と共に病院へ向かいたいと電話がありましたが、
何か不安のようなものを感じ断った経緯があります。
田中さんが、なぜか私の彼女の病室に来るのを私が拒んだかも分かりました。
足や手だけでも見れば「この人は亡くなる」というのが分かるそうなんです。

田中さんは、いわゆる高級霊に守られているので、大丈夫のようですが、
どうしてもと親しい友人等から頼まれ、知らない人と真剣に向かい合い
また、1日１０件も相談されたりして入院してしまったこともあり、大変な
体力を要するみたいです。（もちろん、何も頂いてません）

あくまで本人は自分の体質から避けたがっていますので、そっとしておいて
あげようと思います。

こんな、不思議な話が実際にあり、身近な友人であるとは、私もびっくりして
います。

ただ、このような体質の田中さんが、毎日私の彼女のことを祈ってくれている
ので安心しています。