マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

前東京大学医学部神経内科 豊倉康夫教授の臨死体験談

2007年10月04日 03時13分52秒 | ★書籍で探訪|臨死体験について
外国人の方の臨死体験談ばかり紹介してきましたが、立花隆 著 「臨死体験 上 」
文芸春秋には、多くの日本人の方の体験談も記されています。

そこで、お一人医師で大学教授であった豊倉氏の臨死体験談を紹介しておきます。

1956年、33歳の夏に、豊倉氏は扁桃腺炎の高熱の中で実験を終えた後、ペニ
シリンの注射をしてもらったら、まもなく気分が悪くなり、みるみるうちに視野が
狭くなって、同時に間断のない閃光と耳をつんざく爆発音に襲われ、突然息ができ
なくなったのだそうです。

この当時は、東大法学部の尾高朝雄教授がペニシリンでショック死するという事件
が起きたばかりで、医学関係者もその事件を通じてはじめてペニシリンでそういう
ことが起きうることを知ったばかりで、まだそれに対して臨床実験で的確な対策が
講じられていなかったのだそうです。

豊倉氏は、
「遂に刀折れ矢尽き、ああこれで我が人生は終わる。それにしても短い人生だった
なと一瞬思った」のだそうです。

そうしましたら、
「そこから先が問題である!」
「なだらかな坂を下るように(決して突然ではなかった)、そして地面に吸い込ま
れるように意識がなくなったのだが、問題はその短い間に味わった何ともいえない
恍惚感(ユーフォリア)のことだ。」

「先ず頭に浮んだのは御茶ノ水の聖橋あたりの風景、結婚後間もなかった河田町の
狭い借家の中の様子、あとはただ極楽の花園をさまよい、天上の光を浴びるといっ
たような恍惚の境地だけである。」

「もはや呼吸停止の苦しみも死の恐怖も、一切感ずることはなかった。」

「もし死んでいれば伝えることのできなかった不思議な体験である。倒れてからこ
こまでの時間がどれほどであったのか、その記憶も実感もまったくない。」
と、「医学書院『精神医学』三十三巻六号」に、その体験を記しているそうです。

・・・

立花隆氏は、
「簡潔な表現ながら『恍惚感』『人生の回顧』『花園』『天上の光』といった典型
的な臨死体験の要素が登場している」と述べています。

・・・

そして、立花隆氏は、
「頭の中で爆発音がした」というところに注目しています。

それは、ヴァージニア大学精神科医のレイモンド・ムーディ博士が、
「かいまみた死後の世界」の著書の中で、典型的な臨死体験は次のようにはじまる
といっているところなんだそうです。

ムーディー博士は、
「わたしは瀕死の状態にあった。物理的な肉体の危機が頂点に達した時、担当の
医師がわたしの死を宣告しているのが聞こえた。」
「耳障りな音が聞こえ始めた。大きく響きわたる音だ。」
「騒々しくうなるような音といったほうがいいかもしれない。」
「同時に、長くて暗いトンネルの中を、猛烈な速度で通り抜けているような感じが
した。それから突然、自分自身の物質的肉体から抜け出したのがわかった・・・」
という臨死体験を典型的な例として挙げています。

立花隆氏が言うには、
「これはムーディがさまざまな体験例から共通要素を引き出して構成した、仮想的
な典型ケースの叙述」だそうです。

このあとさらに、立花隆氏は、
「すでに亡くなった人と出会ったり、まばゆい光をみたりという臨死体験に特徴的
なさまざまの体験の叙述がつづいていく。」と述べています。

・・・

そう、ムーディー博士は、
この「『音』の研究」もされているのだそうです。
科学者や医学者から批判もあったそうですが。。。

ちなみに、
ムーディ博士が挙げる臨死体験の主たる構成要素として、

1)体験内容の表現不可能性
2)死の宣告を聞く
3)心の安らぎと静けさ
4)異様な騒音
5)暗いトンネル
6)体外離脱
7)他者との出会い
8)光との出会い
9)人生回顧
10)生と死の境界線との出会い
11)生還

の、11要素を挙げています。

・・・

「音」「騒音」ですよね。

しかも、その音を聞く(聞いたことを覚えている)タイミングって、自分が身体か
ら離れていることに気づく前ですよね。

そう言えば、江原啓之氏も音のことを言っていました。
江原啓之氏は、金縛りに合うときに、耳鳴りがすると。

耳鳴りがして → そして金縛りにあう

さらには、オーラの泉に出演していた小泉孝太郎氏が語った金縛り体験を加えて、
体外離脱までの流れを考えて見ますと・・・

耳鳴りがして → そして金縛りにあう そして、さらに・・・エイッと無理矢理
身体を動かそうとしたら → 肉体から抜けた

これは、ムーディ博士の語っている臨死体験での典型例とも一致しているのでは
ないでしょうか。

もし音が聞こえる(聞こえたことを覚えていた)のなら、それは、体外離脱前に
聞こえるってことで、臨死体験と金縛りから体外離脱までの双方の体験は、やはり
肉体と魂の分離時期に起こる共通点のようにも思いました。

・・・

などと、
考え出したら、いつまでも考えてしまいそうですので、ここまでとしておきます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2階の騒音に賠償命令=「子供... | トップ | 舛添要一厚生労働相、有言実... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

★書籍で探訪|臨死体験について」カテゴリの最新記事