マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

ノーザン・ケンタッキー大学芸術学部ハワード・ストーム主任教授の臨死体験談

2007年09月20日 03時44分02秒 | ★書籍で探訪|臨死体験について
立花隆 著 「臨死体験 上 」文芸春秋には、色々な方の臨死体験が載っています。

ノーザン・ケンタッキー大学芸術学部ハワード・ストーム主任教授は、臨死体験の
研究者ではなく、体験者として詳細な体験談が本書に記されていまして、「こんな
臨死体験もあるんだなぁ」と思いましたので紹介しておきます。


ハワード・ストーム氏は自ら、
「完全な物質主義者で無神論者でした。神とか魂とか、そういうものは一切信じて
いませんでした。」
「経済的にも成功し、大金持になり、社会的地位を持って大きな社会的影響力を持
ちたい。」
「その目的を達するために、他人は徹底的に利用すべきだと考えていました。」
「自分以外の人間は利用の対象でしかなかったのです。」
「『やられる前にやれ』『人生に失敗したときは、死ねばいい』といった表現があ
りますが、私はその通りの行き方をしていたわけです。」
「そしてそれなりに成功をおさめ、立派な家に住み、高級車を持ち、贅沢な暮しを
し、酒、美食、女などの快楽におぼれました。」
とインタビューで語っています。

まぁまぁ、人間は誰しも少なからずそういう気持ちのときだってありますから、
そこまで自分を悪く言わなくても・・・
とも思いました。

・・・

1985年6月1日の土曜日に、
ハワード・ストーム氏は、十二指腸に穴があいて、消化液が漏れ出して、身体を内
部から消化しはじめたのだそうです。

生涯味わったことのない激痛を味わい、救急病院に運ばれたそうですが、土曜日で
手術の出来る医者がいなくて、12時間も手当てもされず放ったらかしにされたの
だそうです。

・・・

ハワード・ストーム氏は、
「死を覚悟しました。」
「そのころの私は死はただの無だと思っていました。」
「肉体という生化学的システムがその働きをやめることが死で、それとともに、人
間の自我は消滅すると思っていました。」

「そばにつきそっていた妻に、『もう、さよならだ』といって、目をつぶると、そ
のまま気を失ってしまいました。」
と語っています。


そして。。。

「どのくらい気を失っていたのかよくわかりませんが、ふと目をさますと、私は自
分のベッドのわきに立っており、ベッドの上には私が寝ていました。」

「とても信じられないことでした。」

「私は不愉快でした。」

「死後の世界なんてあるはずがないと思っていたのに、こんなことになるなんて、
この私は何なのだと思いました。」

「見ることができ、音を聞くことができ、足が床を踏んでいる感覚もありました。」

「ベッドの上の自分に手をのばしてみると、触覚もありました。」

「病院のにおいや空気の味わいの感覚もありました。」

「感覚が全部そろっているのです。」

「わけのわからなさに怒りがこみあげてきて、そこにいた妻に向かって、『これは
何なんだ!オレは気が狂いそうだ!』とわめきました。」

「しかし妻は全く反応しませんでした。私がどんなに大きな声を出しても、返事を
しません。」

「私は妻が聞こえないふりをしているのだと思って、ますます腹を立てました。」

「今度はそのわきにいた友人に向かって怒鳴ったのですが、やはり何の反応もあり
ませんでした。」

と語っていました。

ここで1つ思ったことなのですが・・・
このハワード・ストーム氏の話では、妻や友人に触った乃至は触ろうとしたという
話はないのですが、自分自身を触ってみたという話がありますよね。

これまでの他の臨死体験の話では、誰かを触ろうとしたけど、すり抜けたという話
はたくさん出てきましたが、「自分自身(自分の肉体)を触ろうとした」というのは
初めて聞きました。

他人は触れないけど、「自分自身は触れる」
ということでしょうか。

この話を聞いて、思い出したことがあります。
それは、彼女が意識不明のときのことです。

話し掛けたとき,ちょうど質問したときに顔を左右に動かした彼女・・・
それは、スピリチュアルなものの見方を知った後、私なりに、あの時彼女は覚醒し
ていて、「いのちの緒(シルバーコード)」というものを手繰って動かし、伝えた
ものではないかと思っていました。

それは、江原啓之氏の書籍「スピリチュアル・メッセージ -死することの真理」
いう書籍を読んでいたからです。

今も、それもあると思います。

そしてさらに、このハワード・ストーム氏の話から、「まだ完全には肉体が死を迎
えていない場合、自分自身の身体を触ることができるのなら、彼女はあの時はまだ
機械で呼吸していたといっても、心臓もちゃんと脈を打っていたし、心臓を増強す
る薬を打ってはいても機械で心臓を動かしていたわけでなかったから、ハワード・
ストーム氏のような臨死体験の状態にあったのではないだろうか。」
と思った次第です。

それなら、もしかして横で私が話をしていることを聞きながら、自分で自分の顔を
左右に動かして答えたのかもしれないと・・・ハワード・ストーム氏の話を読んで
そう思いました。

真実は・・・いつか、あの世で彼女に逢ったとき聞いてみます。

・・・

話を戻しまして、

ここから先の話が、ハワード・ストーム氏の経験の中で「恐いなぁ」「辛いなぁ」
と思ったところです。

ハワード・ストーム氏は、
「部屋の外から私の名前を呼ぶ声が聞こえてきました。それは英語でした。ここ
はフランスなのに変だなと思いながらドアのところまでいくと、見知らぬ人が何人
もいて、『ついてこい』と言われました。外は一面の霧で、どんどん濃くなって、
ほとんど見えなくなりました。」

そして、「そのうち、霧がどんどん深くなってきて、ついには真っ暗になってしま
いました。」
と語っています。

ハワード・ストーム氏は、立ち止まったら、「暗闇の中で、その見知らぬ人々が私
をつかまえ、こづき、殴りかかってくるのです。」と。

ちょっと恐いですよね。
ハワード・ストーム氏は、
「私もやり返したので、大ゲンカになりました。」と語っていました。
そんな状況の中で、なかなかやりますね。

でも・・・
「せいぜい十人かそこらだろうと思っていたのですが、とんでもありません。」

「何百人、何千人いたか暗闇でわかりません。」
「次から次へ出てきて、私をいためつけるのです。」と。

ハワード・ストーム氏が語るには、一人が足に噛みつくと、もう一人は耳に噛みつ
き、皮膚を切り裂いたり、噛みちぎったりするので、叩いても、けどばしても、追
い払っても次々に新しいやつがかかってきたそうです。

その後、

精も根も尽きて、組み伏せられた。
   ↓
そのとき、自分の胸のあたりから、「お祈りしろ、神に祈れ」
と聞こえた。
   ↓
十代のときにキリスト教を捨て、それ以来ずっと無神論者だったハワード・
ストーム氏だったが、もう一度、そしてもう一度「神に祈れ」という声に
根負けして祈ろうとしたが、祈りの言葉が全然でなかった。
   ↓
そこで、アメリカの国家と、国旗への忠誠の誓いの中から、お祈りの部分
を取り出して、それを唱えてみた。
   ↓
いつの間にか、いやな連中はいなくなって、暗闇の中に一人取り残されて
いた。
   ↓
心細くなり、あのいやな連中でも戻ってきてほしいと思うようになるくら
いだった。気持ちがどんどん落ち込んでいくなか、ふと日曜学校で習った
「イエス様は私を愛し給う」という賛美歌のメロディーが頭の中に浮び、
思わず、「イエスさま、助けて下さい」と言った。
   ↓
すると、闇の中、ずっと遠くの方に、小さな光の点が見え、それがどんどん
明るくなってきた。
   ↓
やがて闇は消え、その光に包まれて、浮き上がり、どんどん上昇していき、
暗闇で傷ついた身体が癒されていった。
   ↓
上昇スピードがどんどん上っていき、ほとんど光速になっていた。
   ↓
たくさんの星がみえたが、さらに上っていくとそれは星ではなく、それは光
輝く命の存在だと感じた。
   ↓
心はパワーに満たされ、愛に満たされ、それまでの利己的な自分に対して恥
ずかしさを感じた。
自分が属するのは暗闇の中だと思った。だが、上昇を支えていた何者かが
間違いではないといい、はかりしれないほど大きな愛情をもっていることがわかり、
泣いて泣いて泣き続けた。
   ↓
星のような存在に近づいたところで、私と私を支えていた何者かは止まった。

そして・・・
人生の回顧がはじまったのだそうです。

それは、生まれたときから今日までの全人生が順番にたどられていったのだ
そうです。

その中には、悪いことだけでなく、それにたまにした親切な行為もなんだそ
うです。
ハワード・ストームがおっしゃるには、彼らが何よりも大切にすること、それは、
「他人に対して、尊敬心と愛情と共感をもった関係を作ることが大切なんです。」
と、その時感じたことを、そう語っています。

その後、彼らに「何か質問はないか」と聞かれ、色々と自分の今までの行いなど
について聞いたそうです。
詳しくは、立花隆 著 「臨死体験 上 」をお読みください。

そして、お前は地上に戻らなければならないと言われ、いやだと言ったそうです
が、納得させられて、目を開けると土曜日の夜の十時半、手術をする医者が見つ
かったということだったそうです。

それからのハワード・ストーム氏は、人生観、世界観がまったく変わったのだそう
です。

・・・

このハワード・ストーム氏の話を読んでいましたら、放蕩暮らしをして亡くなった
貴族のあの世での話を書いた「死後世界地図」に出てきた、霊人:フランチェッツォ
氏を思い出しました。

素行不良にも気をつけないと、後(あの世という世界があったなら)で大変な目に
遭いそう・・・と思うような臨死体験談ですね。

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