「NHKの番組の中でもちょっとだけ顔を出して体験を語ってもらっている」と立花
隆氏がおっしゃっています、フィンランドのラウニ・リーナ・ルーカン・キルデ
医学博士という人物(女性)も臨死体験を経験している一人です。
1969年にキルデ医師が医学校を卒業して医者になったばかりの年、急性腹膜炎
で、救急病院に担ぎ込まれ、緊急手術を受けたときのことだそうです。
キルデ医師は、
「そのとき私は、全身麻酔をかけられて意識喪失状態にあったわけです。」
「しかし、突然気がついてみると、私は天井のあたりに浮んでいて、自分が手術さ
れるところを見ました。」
とインタビューの中でそうおっしゃっています。
まさしく体外離脱ですよね。
医者が、こういう体験をして公に語ってくれると、なるほど!そういう世界が本当
にありそう!と思いますよね。
キルデ医師は、
「そうして、不思議なことには、手術をしている医者の考えが読めたのです。」
「これからメスを取って、切ろうとしているなというのがわかりました。」
「彼が切ろうとしているところに小さな動脈がかくれているということも私にはわ
かりました。」
「しかし彼はそれに気づいていない。」
「だからその動脈が切られてしまうというのがわかったのです。」
と語っています。
何だかドキドキするドラマのシーンのようですね。
そして・・・
「私がそれを止めようとしてあわてて叫びました。」
「『そこを切っちゃダメ!そこには動脈があるのよ!』。」と。
しかし・・・
「彼には私の声が聞こえません。私が予知した通り、彼は動脈を切ってしまいました。」
「血がパァーっと噴き上がり、天井近くまで達するのを見ました。」
「その途端、私はトンネルの中に吸い込まれていきました。」
と、キルデ医師は、そのときの体験を語っています。
これは、なかなかリアルな臨死体験ですね。
私も、読んでいてドキドキしました。
さて、トンネルの中に吸い込まれて・・・
「トンネルの中は真っ暗で何もありません。」
「その向こうに輝く光があり、そこに私は入っていきました。」
「それは自由の女神像くらい巨大で強く光り輝いていました。」
「光は暖かく、愛に満ちていました。」
「輝き方があまりに強かったので、私は光を直接みることが出来ませんでした。私
は思わずその前にひざまずいてしまいました。」
とキルデ医師は語り、
「その大きな白い光は、愛に満ちた光でした。そして、その巨大な全体像はキリス
トの姿をしていました。」とおっしゃっています。
なお、立花隆氏は「キルデさんは、私と話するときには、キリストという固有名詞
を持ち出すのをわざと避けていた。こういう表現をさけたのは、東洋人の私に、あ
まりに宗教色の濃いイメージを与えるのはよくないと思ったからかもしれない。」
とおっしゃっています。
そして、キルデ医師は、その後色々と光(巨大な像)と対話をしています。
詳しくは、立花隆 著「臨死体験 上 」文芸春秋をご一読ください。
キルデ医師は、まだこの世で果たすべき使命があるというようなことを告げられて、
次の瞬間に自分の体に戻り、意識を取り戻したのだそうです。
そして、この体験したことをすぐに手術をした医師に話したそうですが、脳の低酸
素状態がもたらす幻覚を見たんだというような説明をして、キルデ医師を納得させ
ようとしたのだそうです。
キルデ医師は、
「しかし私は医師ですから、どうすればカルテが見られるかを知っていました。」
「そして、自由に歩けるようになってから自分のカルテを見ると、私が臨死体験中
に見た通りのことが手術中に起きていたことが記されていたのです。」
と語っています。
このような経験から、キルデ氏は医学や科学を学んだ医師であるにも関わらず、臨
死体験というものを肯定的に見ているのですね。
・・・
色々な方の臨死体験も本書には出てきますが、この話はなかなか真実味があって、
「なるほど」と思えました。
隆氏がおっしゃっています、フィンランドのラウニ・リーナ・ルーカン・キルデ
医学博士という人物(女性)も臨死体験を経験している一人です。
1969年にキルデ医師が医学校を卒業して医者になったばかりの年、急性腹膜炎
で、救急病院に担ぎ込まれ、緊急手術を受けたときのことだそうです。
キルデ医師は、
「そのとき私は、全身麻酔をかけられて意識喪失状態にあったわけです。」
「しかし、突然気がついてみると、私は天井のあたりに浮んでいて、自分が手術さ
れるところを見ました。」
とインタビューの中でそうおっしゃっています。
まさしく体外離脱ですよね。
医者が、こういう体験をして公に語ってくれると、なるほど!そういう世界が本当
にありそう!と思いますよね。
キルデ医師は、
「そうして、不思議なことには、手術をしている医者の考えが読めたのです。」
「これからメスを取って、切ろうとしているなというのがわかりました。」
「彼が切ろうとしているところに小さな動脈がかくれているということも私にはわ
かりました。」
「しかし彼はそれに気づいていない。」
「だからその動脈が切られてしまうというのがわかったのです。」
と語っています。
何だかドキドキするドラマのシーンのようですね。
そして・・・
「私がそれを止めようとしてあわてて叫びました。」
「『そこを切っちゃダメ!そこには動脈があるのよ!』。」と。
しかし・・・
「彼には私の声が聞こえません。私が予知した通り、彼は動脈を切ってしまいました。」
「血がパァーっと噴き上がり、天井近くまで達するのを見ました。」
「その途端、私はトンネルの中に吸い込まれていきました。」
と、キルデ医師は、そのときの体験を語っています。
これは、なかなかリアルな臨死体験ですね。
私も、読んでいてドキドキしました。
さて、トンネルの中に吸い込まれて・・・
「トンネルの中は真っ暗で何もありません。」
「その向こうに輝く光があり、そこに私は入っていきました。」
「それは自由の女神像くらい巨大で強く光り輝いていました。」
「光は暖かく、愛に満ちていました。」
「輝き方があまりに強かったので、私は光を直接みることが出来ませんでした。私
は思わずその前にひざまずいてしまいました。」
とキルデ医師は語り、
「その大きな白い光は、愛に満ちた光でした。そして、その巨大な全体像はキリス
トの姿をしていました。」とおっしゃっています。
なお、立花隆氏は「キルデさんは、私と話するときには、キリストという固有名詞
を持ち出すのをわざと避けていた。こういう表現をさけたのは、東洋人の私に、あ
まりに宗教色の濃いイメージを与えるのはよくないと思ったからかもしれない。」
とおっしゃっています。
そして、キルデ医師は、その後色々と光(巨大な像)と対話をしています。
詳しくは、立花隆 著「臨死体験 上 」文芸春秋をご一読ください。
キルデ医師は、まだこの世で果たすべき使命があるというようなことを告げられて、
次の瞬間に自分の体に戻り、意識を取り戻したのだそうです。
そして、この体験したことをすぐに手術をした医師に話したそうですが、脳の低酸
素状態がもたらす幻覚を見たんだというような説明をして、キルデ医師を納得させ
ようとしたのだそうです。
キルデ医師は、
「しかし私は医師ですから、どうすればカルテが見られるかを知っていました。」
「そして、自由に歩けるようになってから自分のカルテを見ると、私が臨死体験中
に見た通りのことが手術中に起きていたことが記されていたのです。」
と語っています。
このような経験から、キルデ氏は医学や科学を学んだ医師であるにも関わらず、臨
死体験というものを肯定的に見ているのですね。
・・・
色々な方の臨死体験も本書には出てきますが、この話はなかなか真実味があって、
「なるほど」と思えました。
はじめまして。
私は今まさに、立花隆氏の『臨死体験』(上)を読んでおります。”キルデ”で検索して、ここに参りました。
立花隆氏の臨死体験の書籍は、人は死後に意識体(所謂、魂)として生きているものなのか、それとも、死の直前や死にかけたときに見る光景は、脳(側頭葉など)の錯覚なのかを、色々な方から聞き取り、また手術等の際に実際に医師が科学的には説明がつかない事象を取り上げて、中立的な立場から、「我々の目では、見えない世界」について探っていますので、とても勉強になります。
霊媒師やスピリチュアルな能力を持つ人は、「あの世はある」「死後、意識体として、我々は存在する」等と言われますが、では、特殊な能力を持たない私たちは、何をもって、精神世界の存在を確認できるのだろうかと思い、色々な書籍を読んできました。
科学では証明できないと言われていますが、多くの医師による実例や体験を纏め上げると、科学的にも、また学問的にも証明できる余地があると、立花先生の書籍を読んでそう思いました。
私にとってもお薦めの一冊です。
コメントありがとうございました。