マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

国立京都病院元医長 精神科医 加藤清先生の考え①

2007年05月10日 21時55分01秒 | ★書籍で探訪|他、大学教授や医師等の見解
国立京都病院に精神科を設立された精神科医の加藤清先生は、「精神世界が見えて
くる 人間とは何か 気づきとは何か」サンマーク出版で、精神世界というものを
どうとらえているかを語っています。

加藤先生は、
「人間は心と身体だけで生きているのではない、魂のようなものがある、となんと
なく思っている人も多いでしょう?火の玉を見たとか、虫の知らせを聞いたとか、
自分の実感として常識では割り切れないことがあることを知っている。」

「最近、臨死体験とかターミナルケアが問題になるのは、明らかに精神の問題があ
るからでしょう。」

「自分の最愛の人が死んだとき、決して『これで終わり』とは納得できない。それ
が霊かどうかわからないが、とにかく何か・・・身体とは別の『サムシング』があ
るわけです。」

とおっしゃっています。

そうなんですよね。これで終わりとは思えませんし、また思いたくないという気持
ちの両方が、私の心の中にはあります。

加藤先生は、精神科医はそのサムシングと深く関わっているのだとおっしゃっています。

・・・

また、加藤先生は、
「僕も子供のころ、火事にあったときに祖母が亡き祖父の声を聞いたことで助けら
れた体験や、普通見えないものが見えたりしたこともありましたが、それは僕が見
ようと思って見たんではなく、見せられたんですね。」

「だから目に見えない何かがあるというのは僕にとってはあたりまえのような実感
としてあります。」ともおっしゃっています。

普通見えないものが見えたりしたのですか・・・加藤先生も特異体質(霊媒体質)
なんでしょうかね。そのお話のほうも気になります。


加藤先生は、
「要するに『サムシング』とは、実態はわからないが、何か大きな器のようなもの
で、死後の世界とか科学的に説明のつかないことがらなどがそのなかに全部入れら
れるわけです。それを『精神世界』といってもいいかもしれない」と述べています。

そこで、加藤先生は、
「サムシング」は人生のなかで、非常にリアルで象徴的に、2つの形をとって現れ
てきますとおっしゃっています。

簡単にまとめますと・・・

1つは、
「コンプレックスの問題」
例えば、親しい人の死によるショックなど

もう1つは、
「カルマの問題」
地震などで九死に一生を得るなど

の2つの問題をあげておられ、
「コンプレックスもカルマも心の深層の問題ですから、共通の部分もありますが、
働きとしては、自由さと不自由さ、運命と宿命という違いがあります。」
とおっしゃっています。

※「例えば、親しい人の死によるショックなど」ということは「亡くなった本人
(故人)」のことではなく、「遺された遺族側の心境」を指した問題ですよね。
ですから、ここでの「運命」とは遺された者の運命ということ。



運命と宿命という言葉が、精神科医の先生から出てきましたか。。。
ちょっと驚きです。

もう少し・・・どういうことなのか。

加藤先生は、
「コンプレックスは運命論、カルマは宿命論としてとらえられるのです。」

「精神科医は患者が抱えているのは、コンプレックスからくる問題なのかカルマの
問題なのか、いつも考えさせられているわけです。」
「カルマが原因だと考えられる場合は、業の病ですからなかなか治療になりませ
ん。」

「一方、神経症などはコンプレックスが原因ですから、心理療法の対象になります。
しかし、実際はその境界を見極めるのは非常に難しいわけです。」
と言っています。

・・・

そして、加藤先生は、
「コンプレックスもカルマもともに仏教の『唯識論』でいうところの第八の意識、
阿頼耶識に当るわけですが、現象としてはコンプレックスのほうが、精神医学的な
対応がしやすい。」

「だから、僕の場合は、むずかしいカルマの問題はその専門家に扱ってもらいまし
ょう。ということで、霊能者と共同で臨床に当ったりすることもあるわけです(笑)。」
とおっしゃっています。

う~ん、お医者さんなのに、結構不思議な現象や心の中にあるものについて、柔軟
で、かつ広い視野から肯定的な見方をしている方ですね。

コンプレックスの問題に対する医師としてまた医療行為としての心の治療は、現代
でいうところの「スピリチュアル・ケア」のことでしょうね。



さらに、スピリチュアルな話は②でご紹介します。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヤマダ電機-メーカー販売員... | トップ | 精神科医 加藤清先生の考え②... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
加藤 清 (木村 智)
2013-05-21 19:30:03
京大精神科の大黒柱
返信する

コメントを投稿

★書籍で探訪|他、大学教授や医師等の見解」カテゴリの最新記事