遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

福寿草園と四阿屋山へ~秩父の山

2023年03月10日 | 山旅

3月8日(水)

 

今年は、福寿草の変異種の秩父紅を見れるかな  2019.3.1

 

~・~・~・~

 

道の駅・両神温泉薬師の湯での朝。

▲ My Breakfast     8:50 AM

市販のサンドイッチをトーストしただけだが。

 

朝ドラ・モーニングショーをチェックしたあと、

道の駅の裏手方向にある四阿屋山(あずまやさん)へ向けて移動。

 

▲ 疎林広場駐車場に到着。10:50AM

 

 

 

▲ ここから、四阿屋山の下にある山居広場へ歩いて行く。

15分ほど。

 

掲示板の地図でみれば

▲ 右上の駐車場から遊歩道を歩いて10分ほどで、福寿草園、ロウバイ園に到着する。

そこから、四阿屋山にも登ろうかと思っている。

 

 

 

▲ 遊歩道の右上には、白・紅の梅林がある。

 

 

 

▲ 紅梅が上に。

 

 

 

▲ 福寿草園に到着。

 

遊歩道をはさんで右手上の斜面が、

▲ ロウバイ中心のロウバイ園。

もう既に、ロウバイの甘い匂いが立ち込めている。

 

左手下の斜面が、

▲ 地表に福寿草が植栽されている福寿草園。

鹿の食害に合うので、電気フェンスで囲われている。

 

福寿草あるかな?

▲ うん、もちろん有る。

ボクの町の都市緑化植物園のそれよりは、数も密度も違う。

 

 

▲ 時間は12時前で、これからもっと開くのかな。

 

 

▲ ブーケみたいに密度の高い福寿草も。

しかし、アレが見当たらないなあ・・

 

▲ 上段にあるロウバイ園に移動。

ここからは何の山か同定できないが、秩父の山が見える。

 

 

▲ ここのロウバイは日当たりがいいし、切らないからか、好き放題に伸びて(笑)、大きい樹になっている。

所沢航空記念公園のとか宝登山のそれと違う。最近、宝登山に行ってないから今は成長したかもしれないが。(そういう問題ではないだろう)

 

アレも見れないし、ちょっと物足りないので、ここまで来たのだからついでに四阿屋山に上ってみようか。

ずいぶん昔に、上ったような気がするが、ま2度目でもいいだろう。(調べたら2006年6月10日に登っていた)

 

 

▲ 行ってみよう。

 

 

▲ うむっ、杉林!!

花粉をぶちまけ飛ばすので、今多数の日本人に嫌われているスギ だ。

可哀想にのう、杉だって、戦後の材木需要を満たすために国策で植林されたのになあ。秩父の山は全部、杉山だよ。どうしても杉がイヤな方は八ヶ岳へ行けばよろし。あそこは植林で唐松が選択されたから。「杉山」姓の方が煙たがられるという話も聞いた。(デマを流布してはいかんよ)

ボク? ほとんど何も感じない。ただコップ理論てのがあって、花粉許容量があってそれを越えて花粉を吸いこみ貯めると、花粉症を発生するというやつ。ボクもこんな杉山に浸っているとコップが溢れて花粉症になる恐れはないのか? ⇒ きょうび、幼児でも花粉症になることからコップ理論は疑わしくなっている。「それなら、老い先も限られているボクのようなジジが、花粉症になるのを恐れてアウトドアを控えるというのはナンセンス」というのが目下の結論。

 

 

▲ 両神神社奥社に到着。

うん、ここは覚えている。

 

奥社を過ぎると、

▲ この正面の尾根が直登で四阿屋山に着くのだが。このルートは禁止されている。

左横から、巻いていくのが登山道。これも覚えている。

 

直ぐに、

▲ 鎖伝いの山道になった。

こんなの覚えていない。

 

 

▲ 結構急な斜面で、鎖を握って上って行かなきゃだめだった。

これ、降りるときが怖いよ。

だって、ぼかあノーストックでスニーカーだよ。

 

▲ あの分岐点を越えて、右手に上がっていけばいいのだな。

 

 

▲ 尾根に出て、もう少しだろう。

 

 

 

▲ 頂上到達! 標高772m。11:56AM

標高は低いが、頂上への取り付きは初級の山ではない。

頂上のスペースは狭い。二組ほどの方がお弁当を食べていた。

左手のみ視界がはっきり開けていて、

 

▲ 両神山が目に入る。

 

 

 

▲ ゴツゴツの両神山。

 

 

▲ 今日のボクのスタイル

毎日ウォーキングに出るスタイルで登ってしまった。スニーカーの裏面はすり減っていて、ギザギザが全く無い。ショルダーバッグは財布が入っているので掛けてきた。水も食料も持たず。アホだね。

 

居てもしょうがないので、下りよう(笑)。

 

▲ 降りも長く続く鎖を伝って、注意深く。

一回軽くスリップしたが、大事には至らず。

 

帰路はコースを少し変えて、

▲ 山居休憩舎 てのが有った。

 

 

▲ その内部

何も口に入れて休憩するモノが無いので、ちょっと覗いて立ち去る。

 

 

▲ 山居広場に戻ってきた。13:00PM

 

 

▲ ロウバイ

これが、今年のロウバイの見納めだろう。

 

福寿草園をもう一度一回り、

▲ やはり、赤いアレが無い。

思いあまって、樹木の手入れをしていた方に尋ねた。

「秩父紅はもう無いのですか」

数週間前までは、咲いていたが、そのあと雪が降って溶けて、今は青い葉だけだよ。と言うことだった。やはり遅かったのか。冒頭のここで撮った秩父紅は、2019年3月1日のもの、数輪しか無かった。今日は3月8日。しょうがないね。

昨年行った稲穂山(秩父)の秩父紅(3月4日)は? と思ったが行く気が失せていた。今回はPCを忘れたし、稲穂山へ寄ればさらに節分草園の記事が遅れるから。

 

では、予定を終結。帰ろう。

▲ 帰りの遊歩道の壁。

緑色の苔(こけ)がむしていて、みなさん何か書き残していたので、ボクも。

 

 

▲ 「旅人」と記した。苔の上だから器物損壊罪には問われないだろう(笑)。

そんなことより、恥ずかしいことに漢字「旅」の右部分「つくり」の書き方を忘れて書けなかった。スマホで漢字を見て書いたが2度書きになってグチャグチャの「旅」に。大丈夫かな?旅人クン。

 

 

▲ 道の駅・ちちぶ に寄る。 14:20PM

お昼をまだ食べていないからね。

武甲山はもう霞んでいる。

これからは、春霞が続くのだろう。

 

 

▲ 今日は、道の駅人気第1とか書いてある「わらじカツ丼・ざるそばセット」を。

前回は第2位の味噌豚丼セットだったな。

2時間余の帰り道走行は、歩いて疲れたからか眠たかった。来るときも確定申告作業の後で、眠たかったが。

5時半に無事帰宅。

総走行距離:140km

 

 


セツブンソウが 踊る・語る 自生地

2023年03月09日 | 山旅

3月7日(火)

 

旅人さん、私たちをやっと見に来るそうよ

~・~・~・~

 

 

▲ ここは大学受験会場ではない。

税務署だ。昨晩の11時半にやっと確定申告書の作成が終わって、今朝提出に来た。10時。

いつもの如く、税務相談を受ける人が列をつくっている。ボクは提出するだけなのですぐ終わった。帰りに郵便局へ寄って幾ばくかの税金を納めて終わり。やっと、面倒な庶務事項が終わった。くびきが取れた。自由になった。自宅で焼きそばをつくって食べて。GO!

 

▲ 秩父・男鹿野町の節分草園に、一気にワープ。午後2時47分。

 

 

▲ 入園料300円を払って入園。

 

 

▲ ここは秩父・小鹿野町の堂上というところにあるセツブンソウの自生地だ。

「小鹿野町両神小森堂上の節分草自生地は日本有数の規模と言われています。節分草は、キンポウゲ科の球根植物で本州、四国などの落葉樹林下に自生し、地面から10cmほど伸びた茎の先に白色五弁のがくを付けます。」 

パンフレットより

 

 

▲ 雪が降りたみたいに、一面に白いセツブンソウが広がる。

 

 

▲ 「私たち、セツブンソウでーす。」

基本的には、太陽光線が来る方向に向かって花弁を開くのだが・・

皆さん、個性が強いようで、それでもかなりてんでバラバラに咲いている。

 

 

▲ 枯れ葉に埋もれないように、首を伸ばして咲く。

 

 

▲ 「ほら、ほら、いいでしょ、わたしたち。」

 

 

▲ 「見て、見て、わたしたちを」

うmmm、精巧な作りだね。自然の力は偉大。

神は細部に宿る。(好きだねえ、そのセリフ)

 

 

▲ 樹の根元にも。

 

 

▲ 踊るようにセツブンソウが。

 

 

▲ 斜面にも。

 

 

▲ びっしりと

寄り添って

 

 

▲ よく見ると、

踊りながら、互いに語らっているように見える。

 

 

▲ 横一線に、咲いているところも。

 

 

▲ ここでも、

みんなそれぞれが、ペチャクチャと話している。

 

 

▲ そんなセツブンソウを、熱心に撮る。

 

 

▲ ほんと、飽きずに撮る。

ボクも2周して、膝間づいて、寝転ばって(そんなことはしない)、撮っていたが。

 

 

▲ 「どう? 旅人さん、わたしたち、キレイでしょ。」

う、うん。

 

 

▲ 「色々なとこから見てね、わたしたちを。」

 

 

▲ 「わたしを見て!」

 

 

▲ 「わたしもよ!」

 

 

▲ 「あらいやだ。シワっぽく撮らないでえ。」

いや、あるがままの皆さんで、そのままで、綺麗だよ。

 

 

▲ 「わたしたちのこと、絶対に忘れないでね。」

ウン、忘れないよ。

 

 

▲ 「ほんと? 絶対によ。」

うん、絶対。

 

 

▲ ぼちぼち、行かなきゃ。

日が暮れるから。

 

 

▲ セツブンソウの自生地でした。

じっと見ていると、セツブンソウは必ずあなたに話しかけてきます。ほんと。

 

 

▲ 売店もあって。

なにか買うモノはあるかな。

 

 

▲ バイバイ。

また来年ね。

 

~・~・~・~

 

10分ほどで

▲ 道の駅・両神温泉薬師の湯 に着く。

 

来るときのチェックで分かっていたが

▲ 残念ながら火曜日は、併設する薬師の湯は休み

こんなのが多いな。

出かけるのは週末を避けるからな。すると週央に出動することに。まだコロナで週央に休んでしまうところが多いのだ。

 

 

▲ 夕食

あはは、簡単にスーパーご用達でござい。

フリーズドドライの味噌汁もつけて。

申告も終わって、かんぱーいだ。

 

【続く】

 


パノラマ台で 白い富士山を大展望

2023年03月01日 | 日々の思い

2月27日(月)

 

パノラマ台から見る富士山

 

~・~・~・~

 

 

今日はもちろん快晴。

 

▲ 朝7時の精進湖(しょうじこ)と富士山

陽が昇ってきた。

 

 

▲ 精進湖の岸辺は、夜のうちに薄っすらと凍っている。

 

 

▲ 若い人たちも、この風景を見に来ている

 

 

▲ もう湖に出て、釣りをしている人も

 

 

ボクは朝食だ。

▲ 山に登る朝は気忙しいので、簡単に

昨日買ったサンドイッチをトーストして。

野菜コップスープとコーヒーで。

 

 

▲ では、Harmonyちゃん、留守を頼むよ。

 

 

▲ 行くぞ。9:12

 

 

 

▲ 浜の道を上に横切って

バス停横の パノラマ台への登山口。916m。

 

 

 

 

▲ パノラマ台への往復コース(茶色)タイムは休憩抜きで2時間46分。

登山というよりは、ハイキングだな。

 

 

▲ 登り始める。

 

 

 

▲ 精進湖の浜が見える。

 

 

 

▲ 登山道は歩きやすいように、しっかり整備されている。

 

と思ったら

▲ 手すりが、グチャグチャになっている箇所が

 

 

▲ あらら、大分崩れているな。

ご愛嬌、ご愛嬌。

 

 

▲ ありゃ、ここは山道が崩れているよ。

ちょっと、気を付けて歩かないとね。

ご愛嬌だ。

 

 

▲ パノラマ台と三方分山への分岐点に。根子峠だ。1230m。

 

ボクはパノラマ台へなので左へ進む。

 

しばらく登っていくと

▲ 少し雪を被った山道に。

砂利、根が見えるところを歩けば、スリップしない。100mほど続く。

下山時が要注意だな。

 

 

▲ 雪が消えて、陽が降り注ぐ山道に。

頂上が近いのだろう。

 

 

▲ オオッ、見えてきた。あそこだな。

手前には、東屋。

 

 

▲ その先に、展望盤。そして富士山。

 

 

▲ 「パノラマ台」の標識。1328m 10:42

来たところの背後以外の前方は、展望が開けているから「パノラマ台」なのだ。

 

富士山は裾野が広い。ワイド撮影で。

▲ 左側から

ゴツゴツの山は十二ヶ岳か。そのさらに右側に小さく湖が2段で見える。

 

ズームすれば

▲ 手前が西湖、上が河口湖。

 

 

 

正面からさらに右側に駿河湾(霞んでいた)。更に右に回れば

▲ 本栖湖。 

本栖湖は大きく、景観だった。

 

さらに、右手後方になると

▲ 白く雪を抱いた南アルプスの山並みが続いていた。

 

ひと通り見たので、

正面に戻って、

 

▲ 朝淹れてきた珈琲で、富士山にカンパーイ。

 

 

 

▲ ありがとうよ、よく来たな と富士山

 

 

 

▲ おむすび🍙セットでして

🍙を三個並べてから食べる。

 

風は無風、気温は10度C弱。

気持ち良くて、パノラマ台には1時間ほどいた。

 

▲ パノラマ台には始め誰もいなかったが、ランチが終わったころ、ボクと同じ年ごろ(笑)の、男女が別々に来た。同じ年ごろなので、山談義を。

 

さあ、下りよう。

 

▲ 先の薄雪道をストックで確かめながら、決して馬鹿にしないように下りる。

 

 

 

▲ 浜が見えてきた。

Harmonyもちゃんと待っている。

 

 

▲ 戻った。12:47

 

 

▲ 歩行時間は2時間46分、5kmなので、たいして疲れてないのだけど(笑)。

「すれ違ったユーザー1人」とはパノラマ台のあのおばちゃんだ。YAMAPで富岳36景を歩くんだと張り切っていたな。

 

 

 

▲ 3時間45分の山行中、パノラマ台で休憩しているのがほとんどだな(笑)。

いいよ、いいよ。

こういう山歩きは気楽で、ストレスフリーで、大きな気晴らしになるよ。

 

クルマを横向きにして

 

 

 

窓を開けて

▲ 富士山を眺めながら・・

 

 

 

▲ 中村屋のあんまん を食べた。

あんまんすら富士山に見えてきた。

至福の時というものだ。

 

~・~・~・~

 

西湖のそばにある「いずみの湯」寄ってみたら、「臨時休業」の張り紙が。「諸般の事情により」。多分コロナで経営が難しくなったのだろう。

じゃあ、このまま帰るか。家の「旅人の湯」に入ればいいのだ。

 

▲ 富士吉田市の町中に入って

いつも思うのだが、こんなに富士山がで~んと市中にあったら市民は富士山をどう感じるのだろう?

 

また来るからね。

午後5時過ぎに帰宅。

一泊二日の富士山旅。総走行距離 220km

 

~・~・~・~

 

ご参考:2022年の富士山紀行

 

 

石割山、平尾山、大平山登山で~富士山尽くし - 遥か彼方へ

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