遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

ミツマタと花見弁当を食べよう

2023年03月21日 | 山旅

3月20日(月)

 

ミニメロンパンが、いっぱいなっている

 

~・~・~・~

 

▲ 広沢寺前駐車場(神奈川県厚木市)

前日からここに前泊。8時半に出発。

 

 

どこへ行くか?って

▲ 不動尻のミツマタを見にさ。

 

 

 

▲ 現在地のPから紫色のコースを歩いて、左端の不動尻ミツマタ大群生地へ行く。

約1時間。

 

 

▲ よしっ、行くぞ。

 

 

 

▲ 地図にも載っていた「山神隧道」のトンネルまで来た。これで行程の半分ほど。

 

このトンネルは長いうえに全くの無灯。足元は見えない。

 

▲ ボクは何度も書いている通り閉所恐怖症。

しかし、ずっと先にであっても、明かりが少しでも見えれば怖くない。そこへ向かっていることが安心を呼び起こす。人生も同様だろうな。

 

 

▲ 道路わきには谷太郎(やたろう)川が流れ、ダム状の堰所が点在する。

 

 

先の方で

▲ おじさんが撮っているのは・・

 

 

 

▲ おおっ、ミツマタが現れた。

 

 

▲ 大群生地の先触れみたいに、チラホラとミツマタが。

 

 

 

▲ ミツマタの説明看板

この樹皮が、古来から和紙の原料に使われた。

すれや折り曲げに強く、日本紙幣に使われているとな。

 

 

▲ 枝は先が三つに分岐し、又その先も三つに分かれていくことから、三又(ミツマタ)と名付けられた。

ボンボリの花みたいなのは、何の役にも立たないからか(笑)、何の説明もない。

 

 

▲ 不動尻広場に着いた。9:50AM

1時間20分も要したぞ。傾斜は緩やかな舗装道だから、たいていの方は歩いてこれるだろう。

広場で休憩している人はまだいない。

 

▲ 広場の側の斜面に沿って、ミツマタがずっと上まで群生している。

 

 

 

▲ では、とくとご鑑賞あれ。

 

 

 

 

 

 

▲ これは見事に、密生している。

 

 

 

▲ ミツマタが繚乱。

空にむかって咲き誇る。

 

 

 

▲ みんな陽を受けようして、広がっていく。

 

 

 

▲ 何本も白いラッパ状の花茎が出て、その先が絵も言えない黄色い花弁になっている。

花は白っぽいものから、薄黄色、黄色のまで変化がある。

 

 

▲ 中にはオレンジ色のミツマタも。

おおお、メロンパン。(表現が偏っていることのお赦しを、好きなもので)

 

メロンパンを、もといミツマタをひとわたり鑑賞したあと、すぐ近くのスポットへ。

 

▲ この先の右に滝がある。

 

 

 

▲ 不動の滝

高さ数メートルほどだが、幅の広い大きな一枚岩を勢いよく水が流れ落ちる。

 

滝はそこそこにして、カメラ愛好家の皆さんが熱心に撮っていたのは、

▲ この花だ。

ハナネコノメ(花猫の目)。こういう沢に咲くようだ。ボクは去年ホームマウンテンの棒ノ嶺の沢で初めて見た(3月21日)。ここでも見れるとは。予定外。

 

 

▲ 棒ノ嶺ではチョロチョロだったが

ここでは、淵に、岩の上に群生している。

 

 

 

▲ 不動の滝とハナネコノメ

 

 

 

▲ 可愛いいのう。

 

 

思いがけずハナネコノメを見れて、ラッキー!

気分を良くして不動尻広場に戻る。

 

▲ おおっ、みなさん集まったのう。お昼にしている。

 

では、ちと早い(11時)がお腹もすいている。昼を食べようぜ。

 

▲ 弁当とコーヒーポットを取り出して。

 

 

 

▲ 俵おにぎりセット

きょう出てくる前に、水を少し入れてチンしてきたからご飯も柔らかい。

 

 

 

▲ ミツマタを眺めながら、花見弁当だ!

 

 

この不動尻のミツマタを見た後、どうするかは2案あった。①ここから大山1252mにピストンする。②鐘ヶ嶽561mに寄って帰る。大山コースを入れるCTは7時間以上でちょっとしんどいな。じゃあ鐘ヶ嶽によるかな、1時間半ほどプラスになるが・・

 

▲ しかし、案内看板をよく見ると

ここから「ハイキングコース約1時間」があるではないか。これは左側の斜面の「ミツマタ大群生地」をジグザグに登っていくコース(茶色)で、周回してこの広場にまた戻ってくる。当然これを逃す手はない。

 

 

▲ 出発!!

このジグザグの登山道は、道の両側にミツマタが並ぶミツマタロードだった。

 

 

▲ ミツマタロード

箇所によっては、ミツマタのボンボリが顔を撫でてくる。

 

 

 

▲ そうして、「旅人さん、どうぞ」とミニメロンパンがボクに語りかける。

鼻を近づけて、匂いを嗅いでみた。

メロンの匂いはしなかった。違う香りだ。

「イカン、食べてはいけない」

いつもの白日夢から覚めた。

 

大山への分岐に出た後は、右に折れて何の変哲もない登山道を下って、不動尻広場へ戻った。

駐車場への帰路で見た花。

左:フサザクラ

右:ハルユキノシタ

 

これからは、花ももっと増えるだろうな。

 

▲ 広沢寺前駐車場に戻った。13:50 PM

 

このあと、少し休憩して立ち寄り湯、道の駅清川、もう1泊の予定だったが、立ち寄り湯がまたしても休業中。もう怒って、自宅に帰ることにした(笑)。家は当然近いのだ。

午後5時帰宅。

 

1泊2日花旅 152km

 

 

 

 

不動尻の位置