遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

別所温泉から 独鈷山 に登る

2022年04月11日 | 山旅

4月7日(木)

別所温泉の駐車場から10分ほど走ってここへ来た。

 

▲ 塩田の郷マレットゴルフ場の無料駐車場

マレットゴルフは9時から5時まで。この駐車場へは6時半頃に入った。管理人の方に挨拶して登山のため停めていいか尋ねた。「全くかまいませんが、5時には閉めますので」

曇り空なので登山するかどうか迷った。明日は快晴になる。朝ドラを見て8時ごろでも曇っていたら止めることにしたら、ちょうど8時頃から晴れ始めた。

では出発。8:46AM

おっと、どこへ行くか? 後ろに見える山だ。目指す頂上が後ろのとんがりなのか、左後背のとんがりなのか、今もって分からないが。

 

▲ 独鈷山(とっこさん)登山入り口

 

地図看板があったのでそれでルートチェック。

 

▲ マレットゴルフ場から5分歩いて現在地だ。

ここからほぼ真っ直ぐルートで独鈷山を目指す。約2時間で山頂へ。下りは時計回りに沢山湖登山道を周回して戻ってくる。3時間15分の下り。合計5時間15分のCT。単純標高差623m 累積標高差826m。

 

 

▲ 動物侵入防止フェンスの有るところまで来た。

ここから山道が始まる。

ボクのガイドブックではこの左肩の空きスペースで5台程度駐車可とあったが。キャンピングカーでは無理だ。誰も停めていないが誰もまだ入山していない?

 

▲ 小さな沢横をずっと登っていく感じで。

不動滝を通過。

なおも登っていくと

 

▲ 黄色い花が群生している箇所に

 

 

▲ 一部は山道上にも花を咲かしていて

 

 

▲ はい、福寿草がここでは今が見ごろのようだ。

マレットゴルフ場の桜並木はまだ全く開花していなかったし、ここら辺は花期が遅い。

 

▲ ヒノキの植林帯が続く

日陰には雪渓が少し残っていた。

 

 

▲ 急坂が始まる

ロープに掴まって

 

▲ 登る

 

 

▲ 大きな岩を巻くようにして登る

上下する岩場が続く。

 

▲ 後で調べると「展望台」と称する大きな岩の上を通過。

ふもとから見れば、ゴツゴツした岩峰の一つだったのだろうが、ボクにはその上に立って展望する余裕なぞ無くて、這いつくばって通過 (笑)。

この後も尾根を上下して

 

▲ 独鈷山頂上に到着! 1266m 11:18AM 

2時間半ほど要したな。

信州百名山。以前別所温泉に来たとき、ゴツゴツした独鈷山系が目に入って、あれは何という山だろう?登ってみたいなと思っていた。登山予定リストには長らく載せていてようやく実現。

 

 

▲ うしろには、祠も祀られている

 

展望はパノラマ。春霞みなのが残念。

▲ 上田の町並み

 

 

▲ 白い浅間山も霞んで見える

 

反対方向には

▲ 南アルプス?方面になるのかな、山の連なり

手前はきっちりと三角オムスビを並べたような山が。

やはり山名同定ソフトが要るなあ (笑)。

 

▲ 昼食とするか

別所温泉にはコンビニが無くて、ツルヤで数日前に調達した菓子パン、調理パンの残りを全部持ってきた。コーヒーが旨い。

1時間ほど頂上にいて、下山開始。12:16PM

しかし、誰もこないなあ・・

 

▲ 沢山湖登山道を下りていく。

しかし、すぐ分かったのはこのルートは登山道が判別しにくいことだ。

 

▲ とにかく落ち葉がそのままで登山道が隠れている。

しかもその登山道も幅が40cmほどで傾斜地では要注意。

頼りになるのは、赤・オレンジリボンのみ。一つを見つけたらそこへアプローチしつつ、同時に次のリボンを見つけていないとだめだ。迷ってから元に戻るのは難儀する。初めての山で、他の登山者とも出会いそうにない山道を辿ていくのは、自分でも怖いと思った。

体力的にはどってことはないが、ただただ迷わないようにとだけ努めて、2時間下りてきた。

 

▲ 林道に出た。14:28PM

もうあとはテクテクと歩くだけ。

30分ほど林道を歩いて、

 

▲ 朝のマレットゴルフ場Pに戻ってきた。14:54PM

下りには登りと同じく2時間半ほど要した。1時間の山頂休憩と合わせて6時間の山行に。結局、始めから終わりまで誰にも出会わずの6時間。こんなのは初めて。

同じアウトドアでもリスクも伴うこんな山歩きよりも、マレットゴルフとかゲートボールやっていたほうがえんとちゃうか・・ いや、いやボクはダメだ。みんなと一緒の行動はもうしたくない (笑)。

 

▲ バイバイ、独鈷山よ。

別所温泉街へいったん戻る。

 

▲ あいそめの湯

「あいそめ」とはモチロン「愛染」ね。日帰り温泉500円。ここはちゃんとシャンプー等も完備。露天風呂もあった。やはり混んではいない。

 

入浴後、そのまま上田市外を突っ切って上田菅平ICから上信越道に乗った。

 

▲ 佐久平のPAで。

八ヶ岳を眺めながら今晩はここで。あしたの昼には自宅へ帰れるだろう。

5泊6日の小旅、お疲れさまでした。