4月7日(木)
別所温泉の駐車場から10分ほど走ってここへ来た。
▲ 塩田の郷マレットゴルフ場の無料駐車場
マレットゴルフは9時から5時まで。この駐車場へは6時半頃に入った。管理人の方に挨拶して登山のため停めていいか尋ねた。「全くかまいませんが、5時には閉めますので」
曇り空なので登山するかどうか迷った。明日は快晴になる。朝ドラを見て8時ごろでも曇っていたら止めることにしたら、ちょうど8時頃から晴れ始めた。
では出発。8:46AM
おっと、どこへ行くか? 後ろに見える山だ。目指す頂上が後ろのとんがりなのか、左後背のとんがりなのか、今もって分からないが。
▲ 独鈷山(とっこさん)登山入り口
地図看板があったのでそれでルートチェック。
▲ マレットゴルフ場から5分歩いて現在地だ。
ここからほぼ真っ直ぐルートで独鈷山を目指す。約2時間で山頂へ。下りは時計回りに沢山湖登山道を周回して戻ってくる。3時間15分の下り。合計5時間15分のCT。単純標高差623m 累積標高差826m。
▲ 動物侵入防止フェンスの有るところまで来た。
ここから山道が始まる。
ボクのガイドブックではこの左肩の空きスペースで5台程度駐車可とあったが。キャンピングカーでは無理だ。誰も停めていないが誰もまだ入山していない?
▲ 小さな沢横をずっと登っていく感じで。
不動滝を通過。
なおも登っていくと
▲ 黄色い花が群生している箇所に
▲ 一部は山道上にも花を咲かしていて
▲ はい、福寿草がここでは今が見ごろのようだ。
マレットゴルフ場の桜並木はまだ全く開花していなかったし、ここら辺は花期が遅い。
▲ ヒノキの植林帯が続く
日陰には雪渓が少し残っていた。
▲ 急坂が始まる
ロープに掴まって
▲ 登る
▲ 大きな岩を巻くようにして登る
上下する岩場が続く。
▲ 後で調べると「展望台」と称する大きな岩の上を通過。
ふもとから見れば、ゴツゴツした岩峰の一つだったのだろうが、ボクにはその上に立って展望する余裕なぞ無くて、這いつくばって通過 (笑)。
この後も尾根を上下して
▲ 独鈷山頂上に到着! 1266m 11:18AM
2時間半ほど要したな。
信州百名山。以前別所温泉に来たとき、ゴツゴツした独鈷山系が目に入って、あれは何という山だろう?登ってみたいなと思っていた。登山予定リストには長らく載せていてようやく実現。
▲ うしろには、祠も祀られている
展望はパノラマ。春霞みなのが残念。
▲ 上田の町並み
▲ 白い浅間山も霞んで見える
反対方向には
▲ 南アルプス?方面になるのかな、山の連なり
手前はきっちりと三角オムスビを並べたような山が。
やはり山名同定ソフトが要るなあ (笑)。
▲ 昼食とするか
別所温泉にはコンビニが無くて、ツルヤで数日前に調達した菓子パン、調理パンの残りを全部持ってきた。コーヒーが旨い。
1時間ほど頂上にいて、下山開始。12:16PM
しかし、誰もこないなあ・・
▲ 沢山湖登山道を下りていく。
しかし、すぐ分かったのはこのルートは登山道が判別しにくいことだ。
▲ とにかく落ち葉がそのままで登山道が隠れている。
しかもその登山道も幅が40cmほどで傾斜地では要注意。
頼りになるのは、赤・オレンジリボンのみ。一つを見つけたらそこへアプローチしつつ、同時に次のリボンを見つけていないとだめだ。迷ってから元に戻るのは難儀する。初めての山で、他の登山者とも出会いそうにない山道を辿ていくのは、自分でも怖いと思った。
体力的にはどってことはないが、ただただ迷わないようにとだけ努めて、2時間下りてきた。
▲ 林道に出た。14:28PM
もうあとはテクテクと歩くだけ。
30分ほど林道を歩いて、
▲ 朝のマレットゴルフ場Pに戻ってきた。14:54PM
下りには登りと同じく2時間半ほど要した。1時間の山頂休憩と合わせて6時間の山行に。結局、始めから終わりまで誰にも出会わずの6時間。こんなのは初めて。
同じアウトドアでもリスクも伴うこんな山歩きよりも、マレットゴルフとかゲートボールやっていたほうがえんとちゃうか・・ いや、いやボクはダメだ。みんなと一緒の行動はもうしたくない (笑)。
▲ バイバイ、独鈷山よ。
別所温泉街へいったん戻る。
▲ あいそめの湯
「あいそめ」とはモチロン「愛染」ね。日帰り温泉500円。ここはちゃんとシャンプー等も完備。露天風呂もあった。やはり混んではいない。
入浴後、そのまま上田市外を突っ切って上田菅平ICから上信越道に乗った。
▲ 佐久平のPAで。
八ヶ岳を眺めながら今晩はここで。あしたの昼には自宅へ帰れるだろう。
5泊6日の小旅、お疲れさまでした。
了
別所温泉の独鈷山、懐かしいですね。
長野在任中に顧客の山の先生と、仲間たちで登りました。
もう殆ど記憶は残っていません。
あまり天気も良くなかったような・・
私もそのうちに再挑戦したいと思います。
お疲れ様でした。
実は数年前に別所温泉へ行った記事を書いたとき、「その山は独鈷山というんですよ」と、信さんから教示を得たんですよ。その時から、いつかと思っていました。
上田の盆地平野に、この山だけがポツと有るのが目を惹きますよね。標高差からたいしたことないと思ってましたが、ノコギリ状の頂上近辺の取り付き、誰もいない寂しさ(笑)は、ちょっとタフでしたよ。ここへのアクセスは比較的容易ですから、また登ってみられたらどうですか。