遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
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竜ヶ岳に登る ~ 富士山に乾杯!

2022年02月02日 | 山旅

2月1日(火)

2月になった。

いつまでも、おうちに引きこもっているわけにはいかない。

 

▲ 本栖湖の駐車場の朝

本栖湖は富士五湖の一つ。

昨晩の5時半ごろに薄暗くなったこの駐車場に到着。

 

8時過ぎにPを出発!

▲ 今年初めての山は、あの山だ。

竜ヶ岳 標高1485m 標高差573m CT 4時間15分  登山レベル初級

初登りにはふさわしいではないか (笑)

 

 

▲ 舗装道路を20分ほど歩いて 登山道入り口(石仏コース)へ

石仏コース ⇒ 竜ヶ岳 ⇒ 湖畔コース で周回してくる。

 

▲ 雪とも霜とも判別しがたい、白いモノが登山道を覆う。

赤松やヒノキのあとは、ミズナラの明るい森が続く。

 

 

▲ 最初のポイント、無名のピークという名だ。

樹間から初めて富士山が顔を出した。9:12AM

まだ陽は低く、もろ逆光だ。

こあと、尾根沿いに左手に富士山を眺めながら登っていくことになる。

時間とともに陽は昇り、富士山の山肌が逆光から順光になるにつれて、明らかになってくる。

 

▲ 第二のポイント、東屋の展望台へ着いた。

手前に石仏が祀られた祠がある。

向こうに改築中の展望台。そして富士山。

 

 

▲ 陽は右手後方からで、まだ頂上に翳りが残る。

 

 

▲ アップすれば

 

展望台からジグザグに笹原の中をさらに登っていく。

登るにつれて差す陽も変わり、何度も撮ってしまう(笑)

 

▲ ワイドで撮ってみる

あらためて、裾野が広いねえ。

 

 

▲ またアップ

翳りはとれて、はい、きれいな美しい山肌に。

 

 

▲ 第三のポイント 下山道分岐に 11:00AM

石仏ルートを登ってきて竜ヶ岳頂上へ。

帰りは、ここで右手の湖畔登山口コースへ下っていく予定。

頂上へはあと少し。

 

▲ 一気に雪をかぶった登山道になった。

凍ってはいないが、それでも一度、前に出した右足がずるっと後ろまで滑った。

 

 

▲ 視界が開けた。頂上だ。

先に、男女一組がいた。

あの人たちは登山口付近で見かけた。湖畔コースから登ってきたのだろう。

向こうに、白い南アルプスの山並み。

 

 

▲ 竜ヶ岳頂上だ。標高1485m 11:11AM

3時間ぐらいで登ってきた。ガイドさんを入れた3人組に会ったのみ。コロナ下ではいい山だ(笑)。

おっと、富士山はもちろん正面にでーんと。

 

 

▲ 雄姿をアップで。

これ以上のものはありません。

帽子は私のモノで、富士山にお辞儀だ。

 

 

▲ 富士山に向かって右手には

左が毛無山 1964m 

右が雨ケ岳 17716m

はい、毛無山は数年前に登った。懐かしいね。

 

 

▲ 後方には、南アルプスの白い山並みが連なっている。

山名の同定ができないので、これ以上アップしない(笑)。

 

お昼をいただこう。

▲ オニギリ3個、淹れてきたコーヒーポット、白馬で先月買ったマグカップ。

 

 

▲ ただいま、2度Cぐらいかな。風は少し。

(朝出発する時は、マイナス2度。夜中はマイナス6度まで外気温は下がった)

 

 

▲ 美しいスノーピークの富士山に  snow peak で、カンパーイ!!

なんちゃって。

 

ゆっくり食べて、眺めて、十分満喫した。

ぼちぼち下りようか。

 

▲ ガイドさんが、湖畔コースの下りは雪面が続くと言ってくれたので

持参してきたチェーンスパイクを装着。

これで大丈夫。下りも怖くない。

 

もう一度、フジヤマを眺めて

標識で気づいたのだが、

▲ 富士山の右手には注意を払っていなかったが

右手下の裾野にうっすらと広がるアレは・・

 

 

▲ 駿河湾だ。

春の海・・ 琴の音が聞こえてきそうだ。

 

まあここまで初日の出登頂できたらの話しだが

あの半島の上辺りから、日の出が上がってきて、受けて左手の富士山が赤く染まるさまは・・絶景だろうな。

 

 

下りの湖畔登山口コースは、迂回の少ない急坂コース。ボクのガイドブック本がこのコースを後にしたのはその理由だろう。

▲ こちらのコースは、富士山が見えない代わりに

都度、都度、本栖湖が見える。

 

 

▲ 駐車場に戻った。13:40PM

6時間近くの山行か。ずいぶんゆっくりしたな (笑)。

いいんだよ。時間があればコースタイムなんか、爺にはもう関係ない。

 

▲ 竜の彫り物があって、下に説明プレートがあった。

それによれば、

竜ヶ岳は元々は小富士と呼ばれていた。富士山噴火の時溶岩が本栖湖に流れ込み、湖に住んでいた竜が熱さで小富士に駆け上ったとか。で、その後竜ヶ岳の名になったとさ。

 

いつものとおり、珈琲休憩を入れて、15時頃出発した。

40分ほど走って

▲ 道の駅・鳴沢の第二駐車場へ

「ゆらり」という隣接する日帰り温泉があるが、クルマがいっぱい停まっていたのでリスク回避。

 

 

▲ 赤く夕陽に染まる富士山を期待したが

雲が出てきてしまった。17:12PM

残念。

今晩はここで車中泊。

 

竜ヶ岳は: