神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

やっぱりアッラー以外に神はなし

2018-01-19 06:47:35 | 宗教

神様が私たちに命じられたことは、私たちにとって良いこと。
そして禁じられたことは、私たちにとって悪いことである。

というところで先週は終わりました。



こんにちは ファーティマ松本です。

この世の中で、「幸せになりたくない!」と思っている人はいないと思います。
お金持ちも、そうでない人も。
有名な人も、そうでない人も。
特別な宗教を持っている人も、そうでない人も。
男も女も、子供も老人も。
みんながみんな、「幸せになりたい!」と心の中で思って生きていると思います。
それは日本国内だけでなく、全世界共通のものですね。

なんで生きているんだ?
という質問に
「幸せになるため」と答える人も多いのではないでしょうか。

しかしその「幸せになる」という共通の目標を持ちながらも
人々は全く違った方法を試しながら生きています。

お金があれば幸せになれると思う人もいます。
有名になれば、、、
好きな人と結婚できれば、、、、、
子供ができれば、、、
好きな仕事が見つかれば、、、

私たちは幸せになるために”色々な条件”をつけて、それを目標にして頑張ります。
しかし、、、
実際世の中には
お金が使えないほどあるのに、、、
世界中の誰もが知っているほど有名であるのに、、、
好きな仕事をしているはずなのに、、
子供もいて、素敵な結婚相手もいるのに、、、
世界中の誰もが憧れるような生活を送っているはずなのに、、、
自ら命を絶ってしまう人がいます。
自殺にまでいかなくても、薬無しでは眠れないという人も多そうです。

つまり上記の条件は、
「幸せ」になるためになくてはならないもの、
ではなかったということです。

預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)は仰いました。

「もしこの世を第一とするのであれば(つまりお金や知名度、権力を得ようとしたり、周りの人の評判を気にしたりすると)
 アッラーはその人の目の前に”貧困”を置くであろう。」

貧困とは、”何かがものすごく足りない”ということです。
それは、お金かもしれませんが、それだけではありません。
愛情、、 かもしれません。
人生の目的、、 かもしれません。
満足感、、 かもしれません。
なにしろ 何かが、、、、ものすごーく足りていない状態です。
それが、現世(この世)を第一として生きている人の特徴です。

預言者ムハンマドさん(平安あれ)は、またこのようにもおっしゃっています。

「来世を重視する者(つまりアッラーのもとに帰ろうとする者)には、アッラーがその者の心に満足感を授けるであろう。
 そしてこの世と来世の両方をお与えになるであろう。」

神様もクルアーンの中で、私たちにこのような約束をしてくれています。

『誰でも善い行いをし(真の)信者ならば、女でも男でも、我は必ず幸せな生活を送らせるであろう。』
(クルアーン 16:97)

違う箇所でもこのようにおっしゃっています。

『善行をする者には現世で良いことがあり、来世の住まいはさらに善い。
 本当に主を恐れる者の住まいのなんと幸せであることよ。』
(クルアーン 16:30)


神様は、良い行いをする信者を来世においては、天国へ入れてくれます。
天国では、完璧に満足のいく生活がおくれます。
100%幸せになれることが保証されています。

そして神様のすごいところは、来世だけでなく、今生きているこの世においても
幸せな生活を送らせてくれる!こと。

幸せな生活、、
それは世間の人が「アーうらやましいなあ」と憧れるようなものではないかもしれません。
はたから見たら、別に”幸せそうに”は見えないかもしれません。
平均並み以下の生活かもしれません。
でも、、
来世を重視して、神様に会える日を楽しみにする人たちには
神様は”満足感”を与えてくれるのです。

”満足感” もうこれで十分だ!という感覚ですね。


最近は常に上にいくよう努力をすることが大事である、といった風潮が強いような気がします。
100万円稼げるようになったら、次は500万円稼げるようになろう。
一千万円稼げるようになったら、次は一億だ!というように。

常に向上しようとするのはとてもいいことですが、一体いつになったら
「これで十分だ」と思うことができるのでしょう?

昔、イスラム教徒の学者さんがこのようにおっしゃったそうです。
「もし我々の心がいかに平安に満ち溢れているかを、世の支配者が知ったならば
 どんな方法を持ってしても、それを取り上げようとするだろう。」

真の信者の心は、平安と満足感で満ち溢れています。
それは神様がその人たちに贈られた贈り物。
その贈り物のおかげで”幸せを感じ
「あーもうこれで十分だあ」と思える生活を送れるようになるのです。


さあ、神様は善い行いをする者には
来世と現世の両方をお与えになってくれるとおっしゃいました。
ならば、この際思いっきりその特典を利用して
現世では、良い人生を送らせてもらって、
来世(死んでから)は、天国という素晴らしいところへ入れてもらおうではありませんか!
これこそまさしくWinWin状態。
いいことしかありません。

その状態に持っていくにはまず、
心に真の主(アッラー)を受け入れ、その主が命ずることをし、禁じることをしない、という態度が大事ですね。

つまり、真の意味で「アッラー以外に神はなし」と覚悟を決めることです。
この言葉は言うのは易しいのですが、実際にそれを信条に生きていくのはそんなに簡単なことではありません。
何しろこの言葉「アッラー以外に神はなし」の意味するところは、、、、

「アッラー以外に、自分の心を捧げるものはありません。
 アッラー以外に、私が拝めるものはありません。
 アッラー以外の他の何ものにも、私の心を占領させません。
 アッラーが私の心の中で、何よりも一番大事です。」

といった、深い意味があるからなんですね。

来週に続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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※5星レビューが5件もつきました。(o^^o)*
レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました!!

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あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?

せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
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