皆さん、こんにちは。
ファーティマ松本です。
前回は、イスラエルの民に遣わされた預言者ダーウードさん(平安あれ)について
書いてみました。
ダーウードさん、戦えばどんな相手にも勝ち、判断は常に公平、知力もあり、
民に愛された王であり、預言者でもありました。
また、人々に愛されただけでなく、神様にも愛された素晴らしい人でした。
では今回は、その息子のスレイマーンさんについてです。
日本では、ソロモン王として有名ですよね。
このスレイマーンさん(平安あれ)の時代こそが、ユダヤの歴史の黄金期の最たる時代です。
このスレイマーンさん(平安あれ)さんについては、書くべき事がたくさんありすぎるので、
何回かに分けてお伝えしていきます。
まず、スレイマーンさんと聞いて、すぐに思うのが、
「全てを与えられた人」
そうなんです!!
この方は、本当にありとあらゆる物に恵まれた人だったのです。
彼は、預言者であると同時に、王様でした。
それもかなり大きな王国の王様です。
故に、お金に困るような環境ではなかったわけですよね。
プラス、動物の話しが分かるというすごい能力も与えられていました。
これ、私欲しいなあって思うんですよね。
我が家にいる猫ちゃん達が、私の事をどう思っているのか気になる時があるんですよ。
これって、猫のあるあるなのかは分かりませんが、なんか猫ちゃん達に怒られることってありませんか?
引っ掻かれたり、、、。(嫌われてるのかな?)
それから、スレイマーンさんは、風を自由に動かすことも出来ました。
また、ジン達をも、コントロールする事が出来たのです。
ジンというのは、神様の創造物の一つです。
私達人間同様、自由な意思を持っていて、良いことをしようと思うこともできれば、
悪い事をしようとも思えるわけです。
悪魔というのは、このジンの中の悪い奴らです。
スレイマーンさんは、この悪魔達さえも、コントロールする事が出来ました。
そのため、ジンを使って神殿を立てたり、海深く潜らせて海中の物を取ってこさせたりする事が出来たのです。
スレイマーンさんが建てた神殿は、今は現存していませんが、
人間の力だけでは、到底に建てられないすごい建造物だったそうです。
此の様に、彼はものすごい祝福を受けながら暮らしていたわけです。
しかしながら、大抵の場合、
神様から選ばれた預言者さんというのは、あまり裕福な暮らしをしていませんでした。
それは、なぜかと考えてみると(色々と考えられると思うのですが、)
まず、預言者という人達は、周りの人達に正しい道を教え、
自らもそのお手本になるような生き方をしていかないといけないわけです。
あまりにも裕福過ぎてしまうと、人々のお手本にならないのではないのかなあ、
と思ったりするのですが、どうでしょう?
いつの時代でも、大半の人は裕福ではありませんからね。
そんな一般大衆に、
「あーしましょう、こうしましょう。あれは駄目よ、これも駄目よ。」
と言ったところで、
「あんたはいいよね、そんだけお金あるんだから。
うちらは、あんたの言うことをやろうと思ったって出来ないんだよ。
生きて行くだけで精一杯なんだからね!」
と言われる可能性だってあるでしょう。
また、預言者さん達が、物質面で恵まれなかった理由として
<神様からたくさんの物を頂いている、 故に神様に愛されている>
という考えを否定する、という意義もあるかもしれません。
とかく、
たくさんのお金に恵まれたり、高い地位を得ている人達を見て、
「たくさんの祝福を神様から得ているのねえ。
恵まれているのねえ。
愛されてるのねえ。」
なーんて、思ってしまいがちです。(日本ではあまりそういう考えはないかな?)
または、反対に何か物事がうまく運ばないと
「私は、神様に嫌われている。」とか、
「神様に意地悪された。」なんてという言う人もいますよね。
しかし、実際は、神様の愛情って、そんなのでは図る事が出来ません。
つまり、
物質面で恵まれているとか、環境に恵まれているとか、
またはその反対というのも、神様の愛情を図るバロメーターにはならないのです。
物質面で恵まれていなくても、神様に好かれている人はいるし、嫌われている人もいる。
物質面で恵まれていても、嫌われている人もいるし、好かれている人のもいる。
スレイマーンさん(平安あれ)は、裕福で王と言う高い地位にいながらも
神様の愛を受けられたケースであります。
神様は、クルアーンの中で、
「われはダーウードにスライマーンを授けた。かれはなんと優れたしもべであることよ。」
とおっしゃっています。
スーラ・サード(第38章)の30節です。
この様に、優れたしもべであったと、はっきりクルアーンの中で記載されているのは、
このスレイマーンさんと、アイユーブという名の預言者のお二人だけです。
アイユーブさんは、どちらかと言うと、スレイマーンさんとは対比的で、
たくさんの物をドンドンと失っていく人生でした。
しかし、どちらの預言者さんも、<優れたしもべ>と呼ばれていたわけです。
私達も、時にスレイマーンさんの様に、たくさんの物質的な物に恵まれる時があるかもしれません。
反対に、アイユーブさんの様に、色々な物を失う時期もあるかもしれません。
しかし、どんな状況であっても、神様がいつも側にいてくれる事。
そして、私たちの願いをいつだって聞いてくださっている事などを忘れないでいきたいものです。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
=========================
アマゾンから電子書籍発売中!
『神様に一番近い人の頭の中身』
https://amzn.to/4hwrVUp
生きる意味を見失い、暗闇の中を彷徨っていた樹里。
同棲相手との暴力的な関係、妊娠、そして心に残る深い傷…。
そんな彼女の前に現れたのは、サウジアラビアから来た研修生、アハメッド。
彼の話すイスラム教の教えや価値観に触れた樹里は、
「幸せ」「成功」「愛」「お金」といった、当たり前だと思っていた価値観が揺さぶられていく。
アハメッドとの交流を通じて見えてきた、新しい人生の視点とは?
暗闇から抜け出し、心に光を灯すヒントはどこにあるのか?
この物語は、傷ついた心を抱えるすべての人に贈る再生の物語。
「本当の幸せ」を見つけたいと思っているあなたへ。
「イスラム的現世の歩き方」
http://www.amazon.co.jp/dp/B01HQB2VPW/
イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
ファーティマ松本です。
前回は、イスラエルの民に遣わされた預言者ダーウードさん(平安あれ)について
書いてみました。
ダーウードさん、戦えばどんな相手にも勝ち、判断は常に公平、知力もあり、
民に愛された王であり、預言者でもありました。
また、人々に愛されただけでなく、神様にも愛された素晴らしい人でした。
では今回は、その息子のスレイマーンさんについてです。
日本では、ソロモン王として有名ですよね。
このスレイマーンさん(平安あれ)の時代こそが、ユダヤの歴史の黄金期の最たる時代です。
このスレイマーンさん(平安あれ)さんについては、書くべき事がたくさんありすぎるので、
何回かに分けてお伝えしていきます。
まず、スレイマーンさんと聞いて、すぐに思うのが、
「全てを与えられた人」
そうなんです!!
この方は、本当にありとあらゆる物に恵まれた人だったのです。
彼は、預言者であると同時に、王様でした。
それもかなり大きな王国の王様です。
故に、お金に困るような環境ではなかったわけですよね。
プラス、動物の話しが分かるというすごい能力も与えられていました。
これ、私欲しいなあって思うんですよね。
我が家にいる猫ちゃん達が、私の事をどう思っているのか気になる時があるんですよ。
これって、猫のあるあるなのかは分かりませんが、なんか猫ちゃん達に怒られることってありませんか?
引っ掻かれたり、、、。(嫌われてるのかな?)
それから、スレイマーンさんは、風を自由に動かすことも出来ました。
また、ジン達をも、コントロールする事が出来たのです。
ジンというのは、神様の創造物の一つです。
私達人間同様、自由な意思を持っていて、良いことをしようと思うこともできれば、
悪い事をしようとも思えるわけです。
悪魔というのは、このジンの中の悪い奴らです。
スレイマーンさんは、この悪魔達さえも、コントロールする事が出来ました。
そのため、ジンを使って神殿を立てたり、海深く潜らせて海中の物を取ってこさせたりする事が出来たのです。
スレイマーンさんが建てた神殿は、今は現存していませんが、
人間の力だけでは、到底に建てられないすごい建造物だったそうです。
此の様に、彼はものすごい祝福を受けながら暮らしていたわけです。
しかしながら、大抵の場合、
神様から選ばれた預言者さんというのは、あまり裕福な暮らしをしていませんでした。
それは、なぜかと考えてみると(色々と考えられると思うのですが、)
まず、預言者という人達は、周りの人達に正しい道を教え、
自らもそのお手本になるような生き方をしていかないといけないわけです。
あまりにも裕福過ぎてしまうと、人々のお手本にならないのではないのかなあ、
と思ったりするのですが、どうでしょう?
いつの時代でも、大半の人は裕福ではありませんからね。
そんな一般大衆に、
「あーしましょう、こうしましょう。あれは駄目よ、これも駄目よ。」
と言ったところで、
「あんたはいいよね、そんだけお金あるんだから。
うちらは、あんたの言うことをやろうと思ったって出来ないんだよ。
生きて行くだけで精一杯なんだからね!」
と言われる可能性だってあるでしょう。
また、預言者さん達が、物質面で恵まれなかった理由として
<神様からたくさんの物を頂いている、 故に神様に愛されている>
という考えを否定する、という意義もあるかもしれません。
とかく、
たくさんのお金に恵まれたり、高い地位を得ている人達を見て、
「たくさんの祝福を神様から得ているのねえ。
恵まれているのねえ。
愛されてるのねえ。」
なーんて、思ってしまいがちです。(日本ではあまりそういう考えはないかな?)
または、反対に何か物事がうまく運ばないと
「私は、神様に嫌われている。」とか、
「神様に意地悪された。」なんてという言う人もいますよね。
しかし、実際は、神様の愛情って、そんなのでは図る事が出来ません。
つまり、
物質面で恵まれているとか、環境に恵まれているとか、
またはその反対というのも、神様の愛情を図るバロメーターにはならないのです。
物質面で恵まれていなくても、神様に好かれている人はいるし、嫌われている人もいる。
物質面で恵まれていても、嫌われている人もいるし、好かれている人のもいる。
スレイマーンさん(平安あれ)は、裕福で王と言う高い地位にいながらも
神様の愛を受けられたケースであります。
神様は、クルアーンの中で、
「われはダーウードにスライマーンを授けた。かれはなんと優れたしもべであることよ。」
とおっしゃっています。
スーラ・サード(第38章)の30節です。
この様に、優れたしもべであったと、はっきりクルアーンの中で記載されているのは、
このスレイマーンさんと、アイユーブという名の預言者のお二人だけです。
アイユーブさんは、どちらかと言うと、スレイマーンさんとは対比的で、
たくさんの物をドンドンと失っていく人生でした。
しかし、どちらの預言者さんも、<優れたしもべ>と呼ばれていたわけです。
私達も、時にスレイマーンさんの様に、たくさんの物質的な物に恵まれる時があるかもしれません。
反対に、アイユーブさんの様に、色々な物を失う時期もあるかもしれません。
しかし、どんな状況であっても、神様がいつも側にいてくれる事。
そして、私たちの願いをいつだって聞いてくださっている事などを忘れないでいきたいものです。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
=========================
アマゾンから電子書籍発売中!
『神様に一番近い人の頭の中身』
https://amzn.to/4hwrVUp
生きる意味を見失い、暗闇の中を彷徨っていた樹里。
同棲相手との暴力的な関係、妊娠、そして心に残る深い傷…。
そんな彼女の前に現れたのは、サウジアラビアから来た研修生、アハメッド。
彼の話すイスラム教の教えや価値観に触れた樹里は、
「幸せ」「成功」「愛」「お金」といった、当たり前だと思っていた価値観が揺さぶられていく。
アハメッドとの交流を通じて見えてきた、新しい人生の視点とは?
暗闇から抜け出し、心に光を灯すヒントはどこにあるのか?
この物語は、傷ついた心を抱えるすべての人に贈る再生の物語。
「本当の幸せ」を見つけたいと思っているあなたへ。
「イスラム的現世の歩き方」
http://www.amazon.co.jp/dp/B01HQB2VPW/
イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。