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神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

ユダヤの黄金期  ソロモン王

2025-05-02 13:46:45 | 中近東
皆さん、こんにちは。
ファーティマ松本です。

前回は、イスラエルの民に遣わされた預言者ダーウードさん(平安あれ)について
書いてみました。

ダーウードさん、戦えばどんな相手にも勝ち、判断は常に公平、知力もあり、
民に愛された王であり、預言者でもありました。
また、人々に愛されただけでなく、神様にも愛された素晴らしい人でした。

では今回は、その息子のスレイマーンさんについてです。
日本では、ソロモン王として有名ですよね。
このスレイマーンさん(平安あれ)の時代こそが、ユダヤの歴史の黄金期の最たる時代です。
このスレイマーンさん(平安あれ)さんについては、書くべき事がたくさんありすぎるので、
何回かに分けてお伝えしていきます。

まず、スレイマーンさんと聞いて、すぐに思うのが、
「全てを与えられた人」
そうなんです!!
この方は、本当にありとあらゆる物に恵まれた人だったのです。

彼は、預言者であると同時に、王様でした。
それもかなり大きな王国の王様です。
故に、お金に困るような環境ではなかったわけですよね。
プラス、動物の話しが分かるというすごい能力も与えられていました。
これ、私欲しいなあって思うんですよね。
我が家にいる猫ちゃん達が、私の事をどう思っているのか気になる時があるんですよ。
これって、猫のあるあるなのかは分かりませんが、なんか猫ちゃん達に怒られることってありませんか?
引っ掻かれたり、、、。(嫌われてるのかな?)

それから、スレイマーンさんは、風を自由に動かすことも出来ました。
また、ジン達をも、コントロールする事が出来たのです。
ジンというのは、神様の創造物の一つです。
私達人間同様、自由な意思を持っていて、良いことをしようと思うこともできれば、
悪い事をしようとも思えるわけです。
悪魔というのは、このジンの中の悪い奴らです。
スレイマーンさんは、この悪魔達さえも、コントロールする事が出来ました。
そのため、ジンを使って神殿を立てたり、海深く潜らせて海中の物を取ってこさせたりする事が出来たのです。
スレイマーンさんが建てた神殿は、今は現存していませんが、
人間の力だけでは、到底に建てられないすごい建造物だったそうです。
此の様に、彼はものすごい祝福を受けながら暮らしていたわけです。

しかしながら、大抵の場合、
神様から選ばれた預言者さんというのは、あまり裕福な暮らしをしていませんでした。
それは、なぜかと考えてみると(色々と考えられると思うのですが、)

まず、預言者という人達は、周りの人達に正しい道を教え、
自らもそのお手本になるような生き方をしていかないといけないわけです。
あまりにも裕福過ぎてしまうと、人々のお手本にならないのではないのかなあ、
と思ったりするのですが、どうでしょう?

いつの時代でも、大半の人は裕福ではありませんからね。
そんな一般大衆に、
「あーしましょう、こうしましょう。あれは駄目よ、これも駄目よ。」
と言ったところで、
「あんたはいいよね、そんだけお金あるんだから。
 うちらは、あんたの言うことをやろうと思ったって出来ないんだよ。
 生きて行くだけで精一杯なんだからね!」
と言われる可能性だってあるでしょう。

また、預言者さん達が、物質面で恵まれなかった理由として
<神様からたくさんの物を頂いている、 故に神様に愛されている>
という考えを否定する、という意義もあるかもしれません。
とかく、
たくさんのお金に恵まれたり、高い地位を得ている人達を見て、
「たくさんの祝福を神様から得ているのねえ。
 恵まれているのねえ。
 愛されてるのねえ。」
なーんて、思ってしまいがちです。(日本ではあまりそういう考えはないかな?)

または、反対に何か物事がうまく運ばないと
「私は、神様に嫌われている。」とか、
「神様に意地悪された。」なんてという言う人もいますよね。

しかし、実際は、神様の愛情って、そんなのでは図る事が出来ません。
つまり、
物質面で恵まれているとか、環境に恵まれているとか、
またはその反対というのも、神様の愛情を図るバロメーターにはならないのです。

物質面で恵まれていなくても、神様に好かれている人はいるし、嫌われている人もいる。
物質面で恵まれていても、嫌われている人もいるし、好かれている人のもいる。

スレイマーンさん(平安あれ)は、裕福で王と言う高い地位にいながらも
神様の愛を受けられたケースであります。

神様は、クルアーンの中で、
「われはダーウードにスライマーンを授けた。かれはなんと優れたしもべであることよ。」
とおっしゃっています。
スーラ・サード(第38章)の30節です。

この様に、優れたしもべであったと、はっきりクルアーンの中で記載されているのは、
このスレイマーンさんと、アイユーブという名の預言者のお二人だけです。
アイユーブさんは、どちらかと言うと、スレイマーンさんとは対比的で、
たくさんの物をドンドンと失っていく人生でした。
しかし、どちらの預言者さんも、<優れたしもべ>と呼ばれていたわけです。

私達も、時にスレイマーンさんの様に、たくさんの物質的な物に恵まれる時があるかもしれません。
反対に、アイユーブさんの様に、色々な物を失う時期もあるかもしれません。
しかし、どんな状況であっても、神様がいつも側にいてくれる事。
そして、私たちの願いをいつだって聞いてくださっている事などを忘れないでいきたいものです。
 
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!


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そんな彼女の前に現れたのは、サウジアラビアから来た研修生、アハメッド。

彼の話すイスラム教の教えや価値観に触れた樹里は、
「幸せ」「成功」「愛」「お金」といった、当たり前だと思っていた価値観が揺さぶられていく。

アハメッドとの交流を通じて見えてきた、新しい人生の視点とは?
暗闇から抜け出し、心に光を灯すヒントはどこにあるのか?

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預言者ダーウード(ダビデ王)の時代

2025-04-25 16:34:51 | 中近東
皆さん、こんにちは。
ファーティマ松本です。

前回は、イスラエルの民に送られた新たな預言者について、少し触れてみました。

その方のお名前は、ダーウード(平安あれ)さん。
日本では、ダビデ王として知られていると思いますが、彼は王様でありながら
なんと預言者さんだったお方です。
それもかなりレベルの高い預言者さんでありました。
彼には、「ザブール(詩篇)」という啓典が啓示されたのですが、
これはクルアーン、トーラー(モーセに与えられた書)、インジール(イエスに与えられた福音書)と並ぶ神聖な啓典の一つです。

また、声がきれいだった事が有名で、彼がザブール(詩篇)を読むと、山や鳥などが一緒に神を賛美した、と言われています。

これだけ聞くと、何だか平和な穏やか〜なイメージを持たれるでしょうけども、
彼は同時に勇敢な戦士でもあったんですよね。
前回書きましたように、相手方のリーダー(ゴリアテ)がものすごく大きな人物でありましたが、たった小石一つでやっつけてしまいました。

石で戦う、、と言えば、
パレスチナで<インティファーダ>というのがあったのを、覚えていらっしゃう方、
多いのではないかと思います。
あの時、
イスラエル側の大きな軍隊に対し、パレスチナの人々は石でもって対抗しましたよね。
もうあれから何年も経っていますが、状況は良くなるどころか、悪くなるばかりに見えます。
しかし、、前回も書きました通り、必ず、パレスチナに勝利があるのです。
それは、神様からのお約束です。

このブログでは、その<神様からのお約束>についても、後々書いていこうと思うので、
乞うご期待!

ダーウードさんは、 預言者でありながら王様、そして裁判官でもありました。
非常に公正な判断を下すので、国民から大変信頼され、なおかつ愛されていたとの事です。
戦えば強く、判断を任せれば非常に公正というのですから、そりゃ、信頼もされますよね。
(どっかの国の総理大臣とは、ちょっと違う)
つまり、彼は富と名声、そして権力を手に入れていたということになります。

そーんな預言者ダーウードさんを、預言者ムハンマドさん(平安あれ)は大変褒め称えていらっしゃいました。
ただ、ムハンマドさん(平安あれ)は、彼の名声、富、権力などについて称賛していたわけではありません。
預言者ムハンマドさん(平安あれ)が、ダーウードさんという方は本当に素晴らしいんだっと
言った点は、以下です。
1.断食。 ダーウードさんは、なんと一日おきに断食をされていたとのこと。
2.夜の礼拝。ダーウードさんは、夜の三分の一位の時間を礼拝に捧げていたと伝えられています。
この夜の礼拝というのは、非常に難しくなかなか出来る人はいませんが、やるととても良いんですよね。
何しろ、誰もいない静かな時間に、神様とゆっくり話しが出来るわけですから、どうしたって、神様との距離が縮まります。
そして、この時間にお願い事をすると、かなりの高確率で願いを聞いてもらえるそうです。
(なにか叶えてもらいたい事がある人、夜の礼拝、推奨します!!)

つまり、預言者ダーウードさんの素晴らしい点というのは、神様への崇拝行為にあるのです。
決して、権威や、名声、富、などといったものではありません。
まあ考えてみれば、そういった物というのは、神様がお与えになった物ですから。
それに対し、「すごい、すごい。」と言うのは、ちょっと違うかもしれません。
しかし、
断食や礼拝というのは、自分の意思で頑張って行う物ですからね。
その頑張りに対し、「すごい、すごい。」と言うのは、間違っていないでしょう。

しかし、そんな立派なダーウードさんでありますが、
イスラエルの民から見ると、ちょっと違う人物像になってしまうのです。
驚くことに、
ユダヤ人視点において、ダーウードさんというのは、
どうも、、、、

ふしだら、、、、(!?)

な人間なのだそうで、、
なんじゃ、それっ?って感じですよね?

彼らの文献によると、彼には99人もの奥さんがいたのに、自分の部下の奥さんが欲しくなってしまったそうで、、。
もうこれだけで十分、「えっ!」って感じなのですが、
なんと!!
その部下さえいなければ、彼女と良い関係が築ける(?!)と思い、部下を戦地に送ってしまったとのこと。
いや、もうここまで来ると、
「嘘、ウソ、そんなわけないじゃん。」と思うのですが、
彼らユダヤ人は、この話しを信じてるそうです。

いや~、ダーウードさんて、ユダヤの民に送られたユダヤ人の預言者なんですよ。
ましてや、ユダヤ史上、最も栄えた時期を担っているんですぜ。
自分達の預言者さんに対して、そんな話を作ってしまって、嫌な気分にならないのでしょうかねえ。
興味のある方は、ウィキペディアでダビデと検索すると、細かい話しが出てきますが、
個人的にはちょっと細かすぎなんじゃないか?て思っちゃいます。
だって、
何千年も前の話しなんだぞ!
そんなに詳しく、語り継がれているのかい!
絶対、創ってるだろう!
というのが、私の正直な感想です。

イスラム的には、どの預言者さんも<素晴らしい人物>であります。
わざわざ神様が、
私達のために、
私達を正しい道に導くために、
ふしだらな人間を送ってくる理由なんか、ありますか?
いや~、なかなか興味深い。

ここでイスラム的に、どれだけダーウードさん(平安あれ)が、素晴らしいと認識されているのかを一つご紹介。
この話は、かなり前にここ(神様の世界史)に書いたことがあるのですが、
きっと覚えていらっしゃらないだろう、ということで、もう一度!!

神様は、アダムさんを創造された後、 アダムさんの腰部分から全ての人間を出されました。
アダムさんは、その中に誰よりも光輝く人物を発見しました。
そして、
「この光輝く人物は、誰ですか?」と聞くと

神様は、
「それは、ダーウードである。」
と、お答えになったのでした。

誰よりも光輝く人物が、邪な行いなどするとは到底思えません。
預言者というのは、私達の模範になる方々ですからね。
立派な預言者さん達が、たくさんいらっしゃって、
イスラム教徒は非常に、ラッキーです。

では、次回は、ダーウードさんの息子さんの話しに移ります。
まだまだ、ユダヤの黄金期は続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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ユダヤの民 選別テスト

2025-04-11 11:51:19 | 中近東
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回、新たにイスラエルの民に遣わされたのが、預言者サムエル(アラビア語でシャムウィール)であるということをお伝えしました。
しかし、彼のお名前はクルアーンには明記されていません。
ただ、聖書には書かれてあるので、ユダヤ教徒、キリスト教徒の人にとっては珍しい名前ではないかもしれません。
イスラム社会でも、バカラ章に書かれてある「彼らの預言者」という記述は、この預言者シャムウィールさんであろうと認識されています。

さて、この預言者シャムウィールさんが任命した王様が、タールートという人物です。
ユダヤ人達は、
「こんなタールートなんて出身も良くないし金もないから駄目!」
と彼の王位性を認めませんでしたが、神様からの奇跡を前にして仕方なく認めたということでしたね。
その奇跡とは、ムーサさんの遺品等が入った箱(ターブート)が彼のもとに戻ってきた事によって示されました(クルアーン 2:248)。
この「ターブート」は、イスラエルの民にとって非常に重要な聖なる箱であり、戦いの際には彼らの士気を高める物らしいので、色々と駄々をこねていたユダヤ人達も
やっとこさ、戦いをする覚悟を得たようです。

さあ、ここからが今回のお話の始まりです。

タールートは、戦争にあたってユダヤ人を選別しました。
心の底から、神の道のために頑張るぞという人物だけを連れていきたかったからです。
そのため、これから結婚しようと思っている人や、ビジネスをする予定の者など、この現世にまだまだ未練があると言う人達は連れていきませんでした。
また、面白いことに出征の道中もテストをしながら、選別をし続けた様です。
なぜなら、やる気のない戦士を何人も連れていくより、やる気に満ちた少数を連れて戦った方が良いと判断したからでしょう。

では、タールートがとったテストとはどんなものであったのでしょうか。
クルアーンを見てみましょう。

『タールートが軍を率いて出征する時、かれは言った。
「本当にアッラーは、川であなたがたを試みられる。
 誰でも川の水を飲む者は、わが民ではない。
 だがそれを味わおうとしない者は、きっとわが民である。
 只手のひらで、一すくいするだけは別だ。」
だが少数の者の外、かれらはそれを飲んだ。
かれ(タールート)およびかれと信仰を共にする者が渡った時、
(残された)彼らは言った。
「わたしたちは、今日ジャールート(ゴリアテ)とその軍勢に敵対する力はない。」 
しかし、アッラーに会うことを自覚する者たちは言った。
「アッラーの御許しのもとに、幾度か少い兵力で大軍にうち勝ったではないか。
 アッラーは耐え忍ぶ者と共にいられる。」(2-249)

川の水を少しだけだったら飲んでもいい。
でも満足するまで飲んでいけないというのが、彼のテストでありました。
ものすごく喉が乾いていて、目の前に美味しそうなお水があったら誰だって思いっきり飲みたくなってしまいますよね。
しかし、それを我慢出来ない位では、これからの戦いに勝つことなど出来ません。
なにかを成し遂げようと思うなら、ある程度の犠牲や我慢、忍耐といった物は避けられないはずです。
これは日本人には、全く新しい発想ではないですよね。
私達もまーまーそうですが、私達の祖先、先人達がそのような精神性を持っていたのは確かです。
そうやって、日本という国を守ってきてくれたのですから、有り難い事です。

しかし、イスラム教の良い所は、さあ、頑張れ!さあ、忍耐しろ!とそれだけではない所です。
神様が、<その様に頑張る人の近くにいてくださる!>という点!
これこそが、イスラム教の何よりも素晴らしい所だと思います。

『アッラーは耐え忍ぶ者と共にいられる。』

このお言葉、クルアーンの中に随所で見ることが出来ます。
神様が一緒にいてくだされば、どんなに心強い事でしょう。
神様さえいてくだされば、他に誰もいてくれなくったって全然オーケーだと思うんです。
何しろ、これ以上の最高の助っ人は、神様以外どこを探したっていませんからね。

そんなこんなで、タールート達の軍隊は、大人数の敵を相手に少人数で戦うのですが、
ここに新たな預言者が登場し、ユダヤ人(イスラエルの民)を大きく発展させていきます。
いわゆるユダヤ人の黄金期に入ります。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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ラマダーンだから、これやって。

2025-03-21 11:40:16 | 中近東
皆さん、こんにちは、ファーティマ松本です。

なんだかんだと、ラマダーンも最終段階に入って来ました。
ということで、ラマダーン月、これだけはやっておいて!
というのを書いていこうと思います。

何をやるかと申しますと、ズバリ

<お祈り>です。

イスラム教徒が行う一日5回の礼拝、それもお祈りと呼べるのですが、
今回私が声を大にして言いたいのは、そっちの礼拝のお祈りではなく、
マジで、神様にお願いをする方の<お祈り>です。

お願い事、誰でもありますよね。
何々になりたい、とか。
何々が欲しいとか。
何処其処へ行きたいとか、
この世に生きていて、そういったお願い事がない人っているのでしょうか?
誰にでも、ちょっとした、または、大きな願いってあると思います。

特に最近は、生活費がものすごくかかる様になってきましたし、
政治もひどいし、治安も悪くなってきたし、
毎日の生活にもっと明るさが欲しいって思う人、結構多いのではないかなあと思います。

ということで、<お祈り>しましょう!
この断食期間中って、お祈り(願い事)がとても叶い易い期間なんです。
ですから、この期間をお願いを叶えてもらえる期間と考えるといいかと思います。
もちろん、神様はいつだって私達の願いをきいてくれます。
ですのでラマダン限定というわけではないのですが、
やはり願いが叶いやすい時間とか、条件ってあるんですよね。

では、実際どんな時間や、どんな条件が願いが叶いやすいのかをご紹介していきましょう。
まず、断食と関連して、、、

1.断食をしている間中、ずーっと!
 現在サウジでの断食時間は、約13時間です。
 (結構楽ですね~)
 その間、ずーっとお願いをきいてもらいやすい状態にいます。
 (ずっとですよ、13時間ずっと!)

2.日が暮れて、さあこれから食べるぞー!という時間。
大抵の場合、食べる事に集中してしまったり、または周りの人と話してしまったりして、
この大切な時間を有効に使っていない人が多いと思います。
でも、この瞬間にするお願いは、絶対に叶うので必ずお願いをするようにしましょう。

3.夜の礼拝時。
これは、ラマダン月に限ったことではありませんが、
夜遅く(大体日が昇る3時間くらい前)がお願い事をするのに、ベストな時間であります。
というのも、この時間は7つの天の上にいらっしゃる神様が、わざわざ私達のいる地球近くまで降りて来てくださる時間帯なのです。
そうして、こうおっしゃるそうです。

『誰か、わたしに祈る者はいないか? わたしがその祈りに応えよう。
 誰か、わたしに願い求める者はいないか? わたしがそれを与えよう。
 誰か、わたしに赦しを乞う者はいないか? わたしがその罪を赦そう。』」
(サヒーフ・アル=ブハーリー 1145、サヒーフ・ムスリム 758)

ありがたいですよね。
ラマダン中は、なんだかんだとこの時間に起きている人も多いかもしれませんので、
忘れずにお願い事をしてみましょう。

では、お願いがより一層叶えやすくなるポイントをいくつかご紹介。

それは、心の底から(神様なら絶対に私の願いを叶えてくれる)と信じることです。
神様にとっては、どんなことも簡単な事です。
土からアダムさんをお創りになったことも、
結婚されていないマリア様にイエス・キリストをお与えになったことも、
天と地を6日で創造されたことも、
全てが<簡単>なことだったのです。
ですから、
私達全員の願いをすべてそうなるようにするなんて、びっくりするぐらい簡単な事なのです。
願えば必ず叶います!!
ただ、いつ、それが叶うかは分かりません。
諦めず、ずっとずっと願い続けましょう!

一番最初に願うべきことは、自分の過去の罪を許してもらうことです。
なぜなら、自分の罪というのが、私達の願いと神様との間を遮る天井のような役割をしてしまうからです。
前回も書きました様に、ラマダーン中というのは、神様に全ての罪を許してもらえるすごい月であります。
許しを請いながら、たくさんのお願い事を叶えてもらう様にしましょう。

神様に不可能はありません。
自分の頭の中で、不可能と思える事でも、全く問題ありません。
そういった不可能をお願いするといいと思いますよ。
 
それでは、皆様方の願いが全て叶いますように! 
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

来週は、ちょっとお休みをいただきます。
4月4日にまたお会いしましょう。
 
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ラマダーンだから、また、ちょっとだけ、、

2025-03-14 12:08:40 | 中近東
皆さん こんにちは、ファーティマ松本です。
今日はラマダーンに入って、二度目の金曜日ですね。

ということで、ラマダーンについてちょっとだけ!(またしても!)
ラマダーンと言うと、大抵の人は断食!と思うかもしれません。
その為、
前回の記事では、飲食を断つ断食以外にも、もっと気をつけないといけないのが、
<口>での断食であるということを書いてみました。
口を使って、、、
嘘や、悪口、噂話などは、しない!
これが、口の断食である、ということを書きました。
飲食を断つ断食よりも、もしかしたらこちらの方が難しいかもしれません。

今回は飲食を断つ断食や
悪いことを言わないという<口の断食>についてではなく
ラマダーン中に於いてもう一点、めちゃくちゃ、大事な事を書いてみたいと思います。

大事な事、、、それはなにかと言うと

ラマダーンの一ヶ月って、今まで溜め込んでしまった悪い行い(罪)をきれいさっぱり
無くす事ができる月、ということです。
無くす、と言うか、無くしていただくと言った方が正しいでしょう。
つまり、
神様が私達の罪を全部許してくれる、ということです。
 
凄くないですか?
この一ヶ月の行いのために、今まで貯めに溜め込んだ悪い行いが、一つもなくなって
産まれてきたときと同じ位ピュアーになれるんですよ。
本当に、ラマダーン月っていうのは、神様からのプレゼントって感じですよね。
いや、感じ、、などではなく、実際に大きな大きなプレゼント、慈悲であります。
そーんな大きなプレゼントをもらっているにも関わらず、
この一ヶ月の間に、
今までの悪事を許してもらえなかった人って、かなり、かなり、ヤバイというか、、、
関西風に言うと
「なんでやねん?」といった人なんです。

預言者ムハンマドさん(平安あれ)が大変興味深いお言葉を残されています。
ある日、彼がミンバル(説教壇)に登るときに、「アーミーン」と三回言われたそうです。
アーミーンとは、そうなりますように、という意味なのですが、
周りでその言葉を聞いていた人達は、ちょっとびっくりしました。
何に対し、アーミーンって言っているんだろうって。
そこで、預言者さん(平安あれ)に聞きました。
「一体何について、アーミーンって言っていたんですか?」
すると、預言者さん(平安あれ)は、こうおっしゃったそうです。
「天使ジブリールが来て、私に3つのことについてアーミーンと言う様に言ったんだよ。」

アーミーンって、何度も言ってしまいますが、
「そうなりますように!」という一種のお祈りです。
では、天使ジブリールと預言者さん(平安あれ)は、一体何について
そうなるように祈ったのでしょうか。
まずは、1つ目
「ラマダンの月に入りながらも、罪を赦されずにそのまま過ぎてしまった者は
 滅びるべきである。」
2つ目
「両親のどちらか、または両方が生きているのに、彼らに親孝行せず、その結果
 楽園に入れなかった者は滅びるべき 」
 3つ目
「あなた(ムハンマドさん平安あれ ) の名前を聞いた時に、
 あなたに対してサラワート(祝福の祈り)を送らなかった者は滅びるべき。」

1つ目、ラマダーン月に許されなかった人は、滅びるべきである!
なんて、ちょっとキツイお言葉ですが、それほど
此の月に許されなかったなんて、マジだめって事ですねえ。

というのも、
ラマダーンには、全部の罪を全くなかったことにするメカニズムが3つもあるのです。
にも関わらず、許されなかった?マジ?となっちゃうんですね。

その3つのメカニズムとは、
まず一点目、
信仰と報奨を期待しながら、断食をする
2点目
タラウィーフ(夜に行われる)の礼拝を行う
3点目
ライラトル・カドル(ラマダーン月の最後の方に来る夜)を逃さずに礼拝する

これだけのチャンスをくれているのです。
何かしらの事はできるでしょ?ってなりますよね。

ちなみに、私達の悪行というのは、
例えてみれば、洋服についてしまった汚れのような物です。
どんなに高くて素敵な洋服でも、汚れがベターっと着いていたら
「あらー、素敵なお洋服ですね。」とは言い難いはずです。
それプラス、匂いがプンプンとあっては、ちょっと側にもいたくなくなってしまいますよね。
好きな人タイプのランキングには、いつだって清潔感がある人というのが
上位に来るではないですか。
ですから、まずは綺麗にしないと。
洋服の汚れや匂いを取るのが、何よりも大事な様に、
私達の罪を無くしてもらうことって、何よりも大切な事なのです。

では、神様が誰かの罪を許すとどうなると思いますか。
ノアの方舟で有名な預言者ノアさん(平安あれ)は、人々に対し
「罪を許してもらいなさい。そうすれば、良い事がたくさんある。」
と諭されました。
クルアーンによると、こうです。

『それで私は言った。
「あなたがたの主に赦しを請いなさい。本当にかれは、最も赦し深い方である。
 そうすれば、かれはあなたがたに向かって、雨を豊かに降らせ、
 また財産と子供を増やし、あなたがたのために庭園を作り、川を流される。』
(71:10-12)
 
当時の人々にとって 雨は生命線です。(得に砂漠地方では)
雨が降ることで農作物が育ち、飢えから救われるのですから。
しかし、雨の多い日本に住む人達には、ちょっと響かないかもしれませんので、
現代的な解釈をしましょう。
「雨を豊かに降らせ、、、」とは、
生活の豊かさ、心の安定、問題の解決 などと解釈することもできます。

次に、財産と子供を増やし、とありますが、
財産(お金)が増える、これに解釈はいらないですよね。
お金が増えるなんて、正直とーっても嬉しい!
子供を増やし、、というのは、実際の数が増えるというのではなく、(それもありますが)
家族の平和とか繁栄などと解釈が出来そうです。
そして、最後に
庭園を作り、川を流されるという記述。
これは来世で、天国に入れてあげるという理解でいいかと思います。
つまり、
許して貰えれば、現世においても、来世においても、良い事ばかり、ということです。

其の為、昔の偉い人が、人々にアドバイスをする際、
常に、「アッラーに罪を許してもらいなさい。」と言ったそうです。
健康に問題がある人にも、
夫婦中が良くない人にも
金銭に問題がある人にも、
そのすべての問題に対し、罪を許してもらえと言ったそうです。
罪を許して貰えれば、神様は上記の事を約束してくださっているのですから、
まあ、納得ですよね。

さあ、只今ラマダーン期間は、この許しのドアが
いまだかつてないほど、大きく、大きく開いています。

「いやー、そんな事言っても、もう悪いことしすぎちゃって無理よ!」
とおっしゃる(私のような)そこのあなた!
神様はクルアーンの中で、こうおっしゃっていますよ。

『言え、
「わたしのしもべたちよ、自らに過ちを犯した者たちよ!
 アッラーの慈悲に絶望してはならない。実にアッラーはすべての罪を赦される。
 本当にかれは最も赦し深く、慈悲深い方である。」』( 39:53)

<絶望は、悪魔の罠>です。
しかし、ラマダーン中に悪魔は、そこら辺をウロウロしていません。
ですから、なおさら絶望などしないで、
絶対に許されるんだという希望だけを持って、生きていきましょう!
常に、アスタグフィルアッラー(どうかお許しください)と言っていればバッチグーです!

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

 
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