神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

アルファッターハ

2020-08-28 08:50:58 | イスラム教
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預言者さん(平安あれ)のメディーナへの移住がタワックルをよく表している
ということを前回は書いてみました。


何週かに渡って、タワックルについて書いてきました。
タワックルというのは、神様を信頼し、頼り切るといった概念。
しかし、行動もちゃんと伴わないとねえ、ということでしたね。

今週は、そのタワックル精神を支える神様の御名前をご紹介したいと思います。
神様の御名前というのは、、、
”神様とは、一体どんなお方であるのか” 
というのを教えてくれるもの。
プラス、神様にお願い事をする時に使うとより一層願いが叶いやすくなるという
知っていて損はない、
いやいや知っていないともったいない!というものです。

例えば、以前にもいくつかご紹介しましたが、
アルラフマーンとは、ものすごく慈悲深いお方という意味です。
これは、神様からの慈悲を願う時に使うと願いが叶いやすくなります。
例えば
「アルラフマーンなお方、うちの子供達に良いことがたくさんありますように。」
といった具合に。
また、アルカリームとは”ものすごく寛大な方”という意味。
何かが欲しい時に使うといいですね、例えば
「アルカリームなお方、どうか彼らにたくさんの富をお与えください。」
といった具合に。
神様の特徴を理解し、それをドゥアーの時に使うと最強かつ最高の結果を得られると思いますよ。

さて、
今週の御名前は「アルファッターハ(開けるお方)」

この御名前はファタハという動詞から派生した御名前。
ファタハというのは、”開く”という意味ですが
このアルファッターハという御名前はどんな意味があるのでしょう?

大抵、開くとか開けると言えば、、、
その対象は、まあ、、”ドア”ですよね?

そう!
アルファッターハな神様は、ドアを開けてくださるんです。
どんなドアでしょうか?
もちろん、全てのドアなのですが、、、
ちょっと色々と想像してみましょう。

例えば、
志望校にどうしても入りたいとしましょう。
入りたい、でも入れないというのは、その学校の門がその人に対してガッチリ閉まっている訳です。
そんな時は、
アルファッターハである神様にその門を開けてくださるようにお願いするといいのです。
「アルファッターハなお方、どうかあの学校に入れますように。」と。

他にも、
結婚がしたいとしましょう。
お相手がいる、いないに関わらず、結婚ができないというのは
結婚というドアが閉まっているからです。
ですから、アルファッターハな神様にそのドアを開けてもらえばいいわけですね。
「アルファッターハなお方、結婚というドアを開けてください。」って感じで。

ただどんなドアを開けてもらいたくても、
自分サイドの行動というのは、必須です。
志望校に入りたければ、勉強はしなければいけませんし、
結婚をしたければ、何かしらの行動を起こさなければいけないわけです。
でき得る限りの行動を起こし、
その結果は、神様に委ねましょう。
きっとアルファッターハな神様があらゆるドアを開けてくださると思います。

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預言者さん(平安あれ)の場合

2020-08-21 08:52:09 | イスラム教
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ムーサ(平安あれ)のお母さんはタワックルのお手本である、
と前回は書いてみました。


先週はタワックルの精神をよく表す代表者として
ムーサ(平安あれ)のお母さんを紹介しました。

今週は、、、、

お待たせいたしました!
私たちのお手本中のお手本でいらっしゃる
預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)のご登場です。

彼は、たくさんいた預言者達(彼ら全員に平安あれ)の最後を締めるお方。
リレーで言ったら、超大事なアンカー的存在。
もちろん、めちゃくちゃ神様から愛され、守られていた方です。
にも関わらず、想定できる全ての事に対応すべく
あらゆる対策をとって、”行動”をしていました。


彼(平安あれ)は、預言者になるまではフツーの人でした。
普通と言っても、ものすごく誠実であったため
人望も高く、周りの人から愛される存在だったのです。
しかし、イスラム教を布教し始めると
それを嫌がる人たちから圧力がかかり始まります。
圧力が迫害へ変わり、多くの命が失われました。
そんなメッカでの辛い生活は、なんと13年も続きました。
迫害を逃れるため、人々は少しづつメディーナへ移住します。
もちろん、預言者さん(平安あれ)も教友のアブーバクルとともに
メディーナを目指しました。

今週ご紹介するのは、彼らがメッカを逃れメディーナへ向かう時のお話です。
彼ら二人の移住劇、これがまさに”タワックル”そのものなんです。


神様からメディーナへ移住することを許された預言者さん(平安あれ)は
許可が出たその日のうちにメッカを旅立ちます。
(預言者というのは、神様の許可無くして勝手に移住できないみたいですねえ。)
同行するアブーバクルさんはこの日のために
ラクダを2頭、ちゃんと用意してありました。

ラクダを用意するのって、ものすごい時間がかかるってご存知でした?
(私は知りませんでした。)
車であったら、ガゾリンスタンドに行って満タンにすれば用意は済みますが
ラクダの場合はそうはいかないようで、、。
ラクダさんは、ご存知のように長い間水やご飯を食べなくても
砂漠の旅を続けることができます。
でも、そのためには旅に出る前に、
水をたっぷり飲ませ、餌もしこたま食べさせておかなければなりません。
なんとそれをするのに、一ヶ月以上も必要らしいですよ!!(お腹パンパン!)
教友のアブーバクルさんは、一ヶ月以上も前からその日のために、
ラクダに水を飲ませ、餌を思いっきり与えていたわけです。
ちなみに私、このアブーバクルさんが大好きでありまして、、、(o^^o)
(あっ、どうでもいいことでしたね、(^◇^))

さあて、メッカからメディーナへ向けて移住の始まり!
出発はもちろん真夜中、みんなが寝静まっている時間を狙います。
神様が守ってくれるから大丈夫と、真昼間に堂々を出て行ったりはしません。
事を成就させるために、ありとあらゆる策を練っていかないと。
(タワックル精神!)
面白いのが、メディーナはメッカから見たら北にあるのですが、
なんと!二人は北ではなく、南へ向かうんです。
(追っ手を巻く為ですね。)
南へ向けて行くこと約2時間、山の中に小さな洞穴があリます。
そこで3日間隠れることにしました。
洞穴と言っても、大人二人がかろうじて入れるような広さのものです。

さて、追っ手もアホではありませんからね。
二人が北へ行っていないようであるのが分かると、南に下りてくるんです。
そして彼らが隠れている洞穴のすぐ近くまで来てしまいます。
身を寄せて小さくなっている二人。
見つかるのも時間の問題のように見えました。
実際にアブーバクルさんは、小さな声で預言者さん(平安あれ)にこうおっしゃいました。
「預言者様、彼らが少しでも下を見たら我々のことを見つけてしまいます。」
それに対し、預言者さん(平安あれ)はこう答えられたそうです。
「アブーバクル、彼らに一体何ができると言うんだ。
 我ら二人、そして第3者にアッラーがいらっしゃるんだぞ。」

ウーッ!!
もうかっこよすぎでしょ!
ありとあらゆることを想定しながら、
自分にできる最善のことをする。
そして、あとは神様に思いっきり頼り切る。
ウーン、このお二人ホントすごいですぅ。

さあ、こんなお二人の頑張りに対し、神様は何をしてくださったでしょうか。
一説によりますと
洞穴の入り口に蜘蛛の巣を張ってくださったそうです。
蜘蛛の巣が張ってあるということはすなわち
人間の出入りはしばらくなかったよ、というサインになります。
そのおかげで、
敵陣は、どこかに行っしまったということです。
めでたし、めでたし。



預言者さん(平安あれ)の人生を勉強するのは色々な意味でとても大切です。
彼の人生からたくさんのことが学べますからね。
何が学べるって、、それは、、
やはりタワックルの精神ではないかと思うんです。
彼の人生は、
計画(あらゆることを想定する)
行動(自分ができる最善のことを真剣に行う)
そして、
結果は完璧に神頼みにする、ということの連続です。

彼(平安あれ)のように、タワックルする人を神様は愛されるんだな
というのがよく分かります。


神様からの助けを願うのであれば、
計画と行動は欠かせません。
奇跡というのは、それら無くしては起きないのです。
神様からの助けが奇跡として現れてくれるためには、
私たちサイドからの真剣な計画と行動、そして、神様に頼り切る気持ち、
そういったものが大事なのでしょう。


神様もクルアーンの中でこうおっしゃっています。

「アッラーを畏れる者には、彼は解決の出口をつくられる。
 人が考えもしない所から、お恵みを与えられる。
 アッラーを信頼する者には、アッラーは万全であられる。
 本当にアッラーは御意を完遂なされる。」
(クルアーン65:2〜3)

このタワックル精神を自分たちの人生に応用させることができたら、
随分と生きるのもラクになるのではないかな、と思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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ムーサのお母さんの話

2020-08-15 06:57:09 | イスラム教
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タワックルとは、
神様に頼りきりながらも、自分ができる最善のことをすること。
神様はタワックルをする人を愛され、
最後の審判の日には、何も聞かれることなく天国に直行できる。
と前回は書いてみました。


今週はタワックルの精神をよく表わしているお話をクルアーンの中から
紹介してみたいと思います。


お話の主人公はムーサ(英名:モーゼス)のお母さんです。
預言者ムーサさん(平安あれ)は、クルアーンの中で一番登場回数が多い預言者さんです。
そして彼のお話は、なにしろ面白い!
子供達に話して聞かせると結構ウケます。
ウケるといっても、別に笑いを取るようなものではもちろんなく、
興味深い、ためになる、そーんなお話の連続です。

今回のお話は、まだ彼が赤ちゃんの頃のお話。
(お話といっても実話なんですけど、、、)

舞台は古代エジプト、ファラオ王の時代。
このファラオはかなりの悪者で、ユダヤ人達を奴隷として
こき使っていました。
彼は、奴隷の数が増えて王様に歯向かってこないように、男の子が産まれたら
全員殺していたそうです。
ただ、全ての男の子を殺してしまうと、それはそれで働ける奴隷がいなくなって
しまうので、一年おきに赤ちゃんを殺していたらしいですね。
さて、
ムーサ(平安あれ)は、そんな”赤ちゃんを殺す年”に産まれてしまいました。
ムーサのお母さんは焦ります。
せっかくちゃんと産まれてくれたのに、もうじき殺されてしまう、どうしようと。

これが今回のお話のスタートです。
続きはクルアーンから抜粋してみましょう。


そこで我(アッラー)は、ムーサの母に啓示して言った。
「彼に乳を飲ませなさい。彼の身の上に危険を感じた時は、
 彼を川に投げ込み、恐れたり悲しんだりしてはいけない。
 我は必ず彼をあなたに返し、使徒の一人にするであろう。」

ファラオの家族は(後日)彼らの敵となり、悲しみの種となる
彼(ムーサ)を拾い上げた。
本当に彼らファラオとハーマーンそしてその軍勢は罪深い者達であった。
ファラオの妻は言った。
「これは私とあなたの目の喜びです。彼を殺してはいけません。
 私たちの役に立つこともありましょう。また養子にしてもいい。」
彼らは、その行っていることの意味に気づかなかった。

ムーサの母の心は空になった。もし我がその心を強くしなかったならば
彼女は危うくそのことを打ち明けてしまうところであった。
やっと彼女は信者の一人としてとどまった。

そして彼女は(ムーサの)姉に「彼の後をつけなさい」と言った。
そこでかの女は遠くから見守っていたので、彼らは何も気づかなかった。

我は前もって、ムーサに乳母の乳を禁じておいた。
それで彼女(ムーサの姉)は言った。
「あなたがたに彼を育てる人をお知らせしましょうか。彼に
懇ろに付き添う者達であります。」

こうして我は、彼をその母に返してやった。
彼女の目は正気を取り戻し悲しみも消え失せた。
彼女はアッラーの約束が真実であることを納得した。
だが、彼らの多くはこのことが分からなかった。
(クルアーン 28:7〜13)

ムーサのお母さんは二つのことをアッラーから命じられます。
オッパイを飲ませてから、川に流す。
そして恐れたり悲しんだりしてはいけない、ということ。
それから、神様は二つの約束をされました。
ムーサはすぐに返す。そして彼を使徒の一人にする、と。

ムーサのお母さんは、神様を信頼して
自分の赤ちゃんを籠に入れて、川に流します。

フツーしませんよね、そんなこと。
尋常な行動ではありません。
しかし、もう仕方がない。
神様を信じ頼り切るしか方法がないのですから。
そして、
お母さんはとうとう『行動』に出ます。
このお母さんのすごいところは、ただ単に赤ちゃんを川に流すだけではないんです。
自分の娘に後をつけさせるという点が、すごいと思うんですねえ。

神様を信頼し、頼りきりながらも
自分ができ得ることを全ての事をやる、という姿勢。
タワックルのお手本中のお手本ですね。

そんな彼女の頑張りに対し、神様はちゃんといろいろなことをしてくれました。
まずは、赤ちゃんが川に落ちないようにしてくれました。
それから
ファラオの奥さんが拾ってくれるようにしてくれました。

この奥さんが実はスゴイ人なんです。
名前をアーシアさんとおっしゃるのですが、歴史上の女性の中で4本の指に入る人なんですよ。
何の分野で”4本指か”と言いますと
「信仰を極めた人」だそうで、、、。(すごい!)
そんな女性が、ものすごい悪人とよく結婚していたものですよね。
(結局最後はファラオに殺されちゃうんですけど、、泣。)

続いて神様は、
ムーサが誰のオッパイも飲まないようにしてくれました。
そのおかげで、ムーサのお母さんが乳母として雇われることになったわけです。

神様は約束通り、
すぐにムーサを返してくれました。

それだけでなく、
乳母として雇われたおかげで
安心して住む所と食、ついでにお給料までもらえるようになったわけです。
自分の子供を育てながら、ですよ。
こうして約束以上の結果を、お母さんは手に入れられました!
めでたし、めでたし。

神様には、常にプランというものがあります。
そのプラン(計画)というのは私たちにはさっぱり分かりませんが、
一つ言えることは
”全ての事はアッラーのコントロール下にある”
ということでしょう。
私たちがそれを認めようと認めなからろうと、そういうものなんです!

私たちができることは
神様が必ずなんとかしてくれるだろうと信じながら
神様の助けを切に願いながら、
ありとあらゆる行動をし続けるのみ。

”タワックル精神”で、全ての事にぶつかっていきましょう!

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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神様に頼りきる 其の3

2020-08-08 07:36:17 | イスラム教
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自分にできる事は
エイっと一歩を踏み出し、行動し続けること。
そして、結果は神様次第である、
と前回は書いてみました。



私たちにできることは行動することのみ。
結果は全て神様の手中にある、ということですが
これをうまく説明してくれるお話しが幾つかあるので
今回はそれを紹介しましょう。


預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)はこのようにおっしゃいました。
「もしあなた方がアッラーを信用し頼り切るのであれば、
 彼(アッラー)は鳥達に必要な物をお与えになるように、
 あなた方にもお与えになるだろう。
 鳥は朝お腹を空かせて巣を飛び出し、夕方になればお腹いっぱいで戻ってくる。」

鳥達は朝、お腹がペコペコな状態で巣を飛び出し、
夕方にはお腹いっぱいになって巣に戻ってくるわけですが、、、
夕方お腹いっぱいになるには、
朝早くに巣を飛び出さなければならないわけです。
巣の中でグダグダして1日を過ごしていては、決して食にありつけることはできません。
最初の一歩と行動の継続。
鳥達もちゃんとタワックルをしているということですね。(エライなあ!)


続いて

ある人が預言者さん(彼の上に平安あれ)に聞きました。
「神様を信用し、頼り切るということですが、
 それでは私はラクダを繋ぐべきでしょうか。
 それとも野放しにしておくべきでしょうか。」
それに対し、預言者さん(平安あれ)は
「らくだを繋いで、神様に頼りなさい。」とおっしゃいました。

そうです。
ここでも、綱でつなぐという行動をし
それから、神様を信用する。
やはり自分ができる最善の努力はしないとダメですよね。


何かしよう!、何かしてみたい!と思ったら
神様を信用して、最初の一歩を踏み出す。
そして、自分ができる限りの行動をしていく。
ありとあらゆることを想定し、努力を怠らなければ道はきっと開かれると思います。
もちろん、結果が自分の望むような結果にならないかもしれません。
それでも、神様を信じて一歩を踏み出した人、行動をし続ける人を
神様はとても好いてくださっています。

『いったん決めたならば、アッラーを信頼しなさい。
 本当にアッラーは信頼する者を愛でられる。』
 (クルアーン3:159)

そしてどんな結果が出たとしても、それが実は自分にとってベストな結果だということも
特筆しておきたいと思います。


最後の審判の日に、天国に行くのか地獄に行くのかが(嫌でも)決められます。
一人一人、裁判にかけられて
「あの時、あれをやったでしょう?これもやったでしょう?」と
全部聞かれるわけです。
どんな些細なことも、自分たちがすっかり忘れちゃったことも全部です。
しかし、
この日なーんの裁きもなく(つまり神様に何も問われることもなく)
「はい、あなたは天国行きですよ。」と言われる人がなんと!7万人もいるのだそうです。
羨ましいですよね。
なーんにも聞かれないんですよ。
「あれやっただろう?これやっただろう?」って。
できるなら、そんな人になりたいと思いませんか。

なりたい、なりたい!!
一体どうすればいいの?

大丈夫!
預言者さん(平安あれ)はちゃーんとその7万人の人たちの特徴というのを
教えてくれています。
その人たちの特徴の一つが、これです。
そう”タワックル”!

神様を信頼し、頼り切って行動をした人達というのは、
現世では神様に愛され、来世では簡単に天国へ入れてしまう。
なんだかいいことばっかりではありませんか。
 
タワックル精神を極めたいものです。
それでは、また来週!

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神様に頼り切る 其の2

2020-08-02 06:17:22 | イスラム教
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神様にお任せする(又は頼り切る)ことをタワックルという、
と前回は書いてみました。


前々回
何かに迷った時にはサラータルイスティハーラをして
神様の意見を聞いてみましょう
と書きました。
なぜなら私たちは
「自分にとって何が本当に良くて、何が悪いのか」
が分からなかったりしますからね。

今週は、その”サラータルイスティハーラ”をしたその後に
大事になってくることについて書いてみたいと思います。


実際問題、神様にお聞きしたからと言って
「ヨッシャーッ!これでいったるで〜ッ!」(なぜか関西弁)
とガンガンに行ける人であれば、まあいいのでありますが、、
全員が全員、そうだというわけではないと思います。

私なんかだと、
「本当にこれでいいのかなあ、大丈夫なのかなあ?」と正直思っちゃいます。
しかし、
そう、しかし!なんです。

不安だから止めておくか、と何もしないと、、、
何も変わらないし、何もできない、、、。
もちろん、神様からのお答えが「今は何もしないほうがいいよ」というのであれば
そうしたほうがいいでしょう。

例えば、
投資をしようと思ったけれど、証券会社に口座を開くだけでメチャ大変とか、
送金しようとしたけれど、なんだかえらく面倒くさいことになった。
なーーんていう時には、何もしないほうがいいのかも?しれませんね。

でも、何か始めたいんけど最初の一歩が怖くて始められないという人には
「神様にお任せする、または神様に頼り切る」という
今回のテーマ”タワックル精神”が助けになるかと思います。

新しい土地に移ったり、新しい仕事に就いたり、新しい事を始めたり、
どんな事でも何か今までと違うことをするというのは、なかなか勇気のいるものです。
しかし、
行動なくしては、何も変わりません。
「本当にこれでいいのだろうか」と思いながらも
とにかく行動に移さなくてはいけないんですね。(大変だあ)

不安な気持ちを抱えながらも、エイヤッと動くこと、行動すること、
それが大事。
しかし、タワックルの精神で、神様に全てをお任せしてしまうことができれば、
心理的には随分と楽になるのではないかなあ、と思うんです。
だって、結果は神様の手中にあるのが分かっているんですから。
そう『結果は神様の手の中』にある。
自分ができるのは、最初の一歩を踏み出すこと。
そして、ベストの結果を期待しながら行動することのみ。

『結果は神様次第!』

ついつい、私たちは自分の力、自分の努力、自分の才能
そういったものに頼ってしまう傾向があります。
だから、もし失敗した時には
「あの時、ああやっておけば良かった」とか。
「なんで何をやってもダメなんだ」と自分を責めてしまうことになるのです。

いやいや、思うような結果にならなくても決して自分を責めないで!
もし本当に一生懸命やったのであったら、もうそれでいいんです。

自分の手中にあるのは(何度も言いますが)
一歩踏み出すことと、
ベストな結果を期待しながら行動し続けること、のみ。
結果は、、、
残念ながら自分ではコントロールできるものではありません。
結果は(何度も言ってしまいますが)神様次第なんです。

例えば、
結婚した、、でもうまくいかなかった、、離婚した。
いいんです、それで。
いいんです、いいんです。
もしちゃんと頑張ったのであればね。

自分が望んでいたような結果を手に入れられなかったとしても、
いつの日か
「あの時、あの結果になったから今の何々がある」と
思える日がきっとくるのではないでしょうか。
または、
自分の思っていたような結果にならなかったお陰で
来世において地獄に入らないで済んだということも多いにあり得るでしょう。


ただ、面白いことに
自分が期待していたような結果を得られようと、そうでなかろうと
一つ、確実に言える事は、
神様に頼り切ってやったことの結果が
「悪いわけがない」ということ。
これは、もう断言できます。

『アッラーによる以外に、私の成功はないのである。私は彼(アッラー)に信頼し、
 彼に悔悟して返るのである。』
 (クルアーン11:88)

クルアーンの中には
神様に頼りきった先人たちの行いに対し、
奇跡が起こった例がたくさんあります。

来週からは、それらを少しづつ紹介できたらと思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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