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神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

新たな預言者の誕生!ユダヤの黄金期に突入。

2025-04-18 15:32:25 | イスラム教
こんにちは、ファーティマ松本です。

ユダヤ人の歴史について。
まずは、軽くおさらいです。

ムーサさんはユダヤ人を助けました。
そして神様は、彼らの生活を律するために、ムーサさんに律法を授けました。
しかし、ムーサさんが不在の時、彼らユダヤ人は牛の偶像を作って拝みだした為
ムーサさんは激怒しました。
その後、ムーサさんは彼らと共に約束のカナンの地に戻りましたが、
ユダヤ人達が、この地には恐ろしい人達がいるということで、入国を拒否。
そのため、神様は40年もの間、彼らがカナンの地に入ることを禁止されました。
ムーサさんの死後、ユシャーという名の新たな預言者が遣わされ、
彼がユダヤ人と共に戦い、カナンの都市エリコに入ることが出来ました。
ユシャーさんが生存中は、しっかりと暮らしていたユダヤ人達でしたが、
ユシャーさんの死後は、また正しい道からどんどんと離れてしまいました。
そして、住んでいた土地を周りの異民族に取られてしまいました。
そこへ新たな預言者の登場。
彼(名前は多分サミエル)が、王様がいれば戦うぞう!というユダヤ人に対し、王を任命。
その人物の名は、タールート。
彼が身分が低くお金持ちでなかったため、人々は拒絶しましたが、その時奇跡が起きました。
なんと、タールートの前に、何年も前に失くなった箱が戻って来たのでした。
その箱の中には、ムーサさんの遺品等が入っていたとされています。
その箱が彼らの元にあった時には、その箱を持って戦いに行っていたそうです。
そして、必ず勝利をあげていたとされています。
ユダヤ人達は、その箱を前にして仕方なく、タールートを王と認め、戦いに望みました。
しかし、戦いへの道中、川の水を飲んではいけない、飲んでもほんの少しだけだ、という王様の命令に従わない者が多数いました。

<では、ここから今回のお話のスタートです。>

一説によると、8万人いた軍隊の中、この川のテストに受かったのは、ほんの4千人だったとあります。
そして、この川のテストの後にも選別があり、結局最終的に残った人の数は300人ちょっとだったそうです。
此の様に、イスラエルの民(ユダヤ人)の大半は、とかく預言者の言う事を聞かなかったり、
ひどい場合には預言者を殺してしまったりするので、彼れの上に立つ人というのは苦労が絶えなかったのです。

300人ちょっとの軍隊に対し、対する異民族は多人数であるだけでなく、
体格の良い人ばかり。
彼らのリーダーがその中でも、特に身体の大きい人物でした。
名前をジャールート、英名ではゴリアテといいました。

当時の戦いは、まずは一対一の戦いから始まったようです。
まず最初に、この図体のでかいジャールートが出てきて、
「さあ、俺様の相手をするのは誰だ?」
と言いました。
ユダヤ人サイドは、もうそれだけで怖気付いてしまいました。
何しろ、デカくて超強そうだったのですから、仕方ないですよね。
しかしそこへ「僕が相手だ!」と声をあげたのは、
まだまだ少年と言っていいほどの青年でした。
彼は、背も高くなければ、体格が良いわけでもありません。
相手側は大笑いし、ユダヤ人サイドも
「お前、やめとけ、やめとけ。」と彼を制します。
しかし、その青年は、「大丈夫、大丈夫。この間も熊をやっつけたんだから。」
と勇敢に、ジャールートの前に立ちはだかりました。
ジャールートが
「お前なんか一瞬でやっつけてやるわ。」と言っている間、
青年は、石を掴んでジャールートの額に向けて投げつけました。
すると、ジャールートは額から地を流し、その場にバタッと倒れそのまま息を引き取ったのでした。
それを目にした相手の軍隊は、「リーダーがやられたぞお!」と
全員踵を返し逃げてしまったという事です。

この青年が後に、彼らユダヤ人の王となり、そして預言者になる人物です。
名前は、ダビデさん(平安あれ)!
このダビデさんと彼の息子さんのスレイマーン(ソロモン)さん(平安あれ)の時代が、
ユダヤ人の黄金期であります。

さて、この青年ダビデさん(アラビア語でダーウード)でありますが、
戦いを前にして、このような祈りを神様に捧げていました。
クルアーンを見てみましょう。

『それからかれらは進んで、ジャールートとその軍勢に見えんとする時、(祈って)言った。
「主よ、わたしたちに不屈の精神を注ぎ込んで下さい。わたしたちの足場を固めて、
 不信心の民からわたしたちを御助け下さい。」 (2-250)

この祈りには、大きなレッスンが込められています。
それは、まさしく<お助けください>という部分ですね。

<神様からの助け>と聞いて、どんな事を思いますか。

「いやあ、神様が助けに入ってんだったら、もう勝ち確実でしょ?」と
思われたそこのあなた、正解です。
神様と言ったら、な~んでもできるお方ですよ。
風だの、水だの、動物、昆虫だの、そして天使たちなど、神様がお創りになった物を使って、
誰かを助けるのなんて簡単なことです。
もちろん、何も使わなくったって同じです。
神様には、不可能ということはないのですから。

このダーウードさん(平安あれ)の戦いだけでなく、神様は何度も何度も人間を助けています。
その全てのケースで、一見すると「絶対に無理!」というような状況にも関わらず、であります。
例えば、ムーサさんがユダヤ人を連れて逃げた際の事、覚えていらっしゃいますか。
エジプト軍が追って来る中、彼らの眼の前には紅海がありました。
ユダヤ人達は、もう駄目だ、やられちゃうと完璧に諦めモードに入ってしまいましたが、
神様は海を2つに割って、ユダヤ人達を助けたのでした。

私達人間は、自分達が考えられる範囲の中でしか考えることが出来ません。
「あー、もうお終いだ。」とか。
「この状況では、絶対に無理だ。」とか。
しかし神様は、私達が考えられる範囲の中から、遥か遠くにいらっしゃるお方です。
ですから、どんなに状況が絶望的であったとしても、神様が自分の側にいてくれれば、
勝利は確実なのです。

上記の状態で、紅海を前にした預言者ムーサさん(平安あれ)は、こうおっしゃいましたよね。
「大丈夫、アッラーが一緒にいられる。」

神様が一緒にいてくださるのであれば、どんな状況であっても勝利は確実です。
(デファルトってやつですね。)
しかし大事な点として、その勝利というのが、またしても私達の考えられる範囲の中ではない、ということです。
 
例えば、現在進行中のイスラエルによるガザの侵攻。
普通に見れば、「全然イスラエルの方が勝ってるじゃん。」
「じゃあ、神様はイスラエル側なの?」
と思われることでしょう。
毎日の様に殺されている人たちは、じゃあ、負けた人達なのか?

いえ、そうではありません。
彼らは、全員殉教者になったのです。
殉教者というのが、神様視点でどれだけの地位であるのかご存知でしょうか。
もしそれが分かれば、彼らはまさしく勝者以外の何者でない事が納得できるでしょう。
預言者ムハンマド(平安あれ)は、殉教について最も尊い死の一つであると言いました。

彼(平安あれ)によると、殉教者はアッラーのもとで6つのことを授かるそうです。

1.その最初の流血で罪が全て赦される。

2.(墓場にいる期間)楽園の中での位置が見える。

3.墓の罰から守られる。

4.大いなる恐れ(審判の日)の恐怖から守られる。

5.頭に栄光の冠が与えられる―その宝石はこの世界よりも尊い。

6.72人の楽園の配偶者と結ばれ、70人の親族のために執り成しができる。

死んだ後の生活がものすごく優れている、夢の様だということです。
つまり、一見殺されて負けたかの様に見えた人達は、良い生活をてに入れられた勝者なのです。

預言者さんによれば、殉教者達はあまりにも素晴らしい生活を手に入れられたがため
もう一度現世に戻って、殉教者として殺されたいと願う位だそうです。

しかしイスラエル側は、そんな事を知りません。
自らの手で、多くのパレスチナ人達を殉教者という最高レベルの位にして、
天国に送り込んでいる事を。
毎日行っているであろう監禁、拷問、殺害、このような行いをしながら、
相手に殉教者という最高の地位を与えている事を。
そしてもちろん、その自分の手で、自らを火獄への追い込んでいる事も。

イスラエルは、いつか必ず敗れます。
そして、もちろん勝者は、パレスチナ人達です。
それがいつなのかは、分かりませんが、必ずその日はやって来ます。
なぜなら、神様が彼らの側にいるからです。

では
神様が側にいてくれる人達の特徴を、3点書いてみましょう。
まず第一は、前回の記事にも書きました。
「アッラーは耐え忍ぶ者と共にいられる。」(2-249)
我慢、忍耐、耐えて耐えて耐え忍ぶ人達です。

第二に、
「まことにアッラーは善行を行う者と共におられる。」(29:69) 
 善い行いをする人達。人を傷つけるなんてもっての外です。

第3に、
「まことに、アッラーはタクワのある者、そして善行を行う者と共におられる。」(16:128)
タクワとは、アッラーを常に意識し、畏れ、命令に従い、禁止を避ける心の状態のことです。
そういったアッラーの決まりから外れる事、アッラーに怒られる事をする事を畏れる心がある人達が、タクワのある者。

この3点を全て満たしているのは、どう見てもイスラエル側ではなく、パレスチナサイドです。

一日も早く、パレスチナが開放され、普通の平穏な日々を得られる様になりますように!!
(アーミーン)

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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イスラエルの民に課せられた戦い

2025-04-06 01:51:25 | イスラム教
こんにちは、ファーティマ松本です。
ラマダーン終わりましたね。
いつもながらではありますが、あっという間の一ヶ月でした。
特に今回は、本当にびっくりするくらいの速さで過ぎて行ってしまいました。
(皆様方の良い行いが、受け入れられますように!)

それでは、またまた神様の世界史に戻ろうと思います。
前回までのおさらいを少しだけ。

エジプトで奴隷になっていたユダヤ人を助け出したのが預言者ムーサさんでした。
しかし、ユダヤ人達は、約束の地カナンを前にして、
この地には怖い人達が住んでいるからという理由で、中に入る事を拒みました。
そのため、神様は彼らがその地に入ることを40年もの間禁止されました。
40年もあれば、世代交代が起き、純粋に唯一の神様だけを信仰する人だけになるからです。
ムーサさんは、カナンの地に入る事なく亡くなってしまいましたが、
彼の後を引き継いだユシャーという名の預言者さんが、ユダヤ人と共にカナンの地に入ることが出来ました。
ユシャーさんの指導の元、彼らはムーサさんに与えられたトーラを守りながら平和に暮らしていました。
しかし、ユシャーさんの死後、状況が変わりました。
彼らの信仰心は少しづつ崩れていき、内部分裂が始まりました。
それと共に、近隣の異民族の支配を受ける様になってしまったのです。
そのため、神様は新たに彼らに預言者を送られました。
その方のお名前は、サムエルと言いました。
ユダヤ人達は、サムエルさんに
「私達に王を与えてくれ。そうすれば彼の指導の元、我々は、異民族と戦うぞ。」と
言いました。
しかしサムエルさんがタールートという人物を王に選ぶと、彼らは猛反発したのでした。
クルアーンを見てみましょう。

『彼(預言者)が言った:「アッラーはあなたたちの王としてタールートを選ばれた。」
  彼らは言った
「どうして彼が私たちの王になれようか? 私たちは彼よりも王位にふさわしく、
 彼には十分な財産もないのに。」』(2:247)

彼らは、タールートの家柄が低く、そして裕福でないからという理由で彼が王になる事を拒んだそうです。
どうも昔から人間というのは、家柄とかお金があるかないかで、人を判断しがちのようですねえ。
神様は、しかし、そんな家柄だの何だのといった物よりも優れたものを、彼(タールート)にお与えになっていました。
タールートは非常に賢明であり、戦争の指揮に必要な知識を持っていたそうです。
また、身体的にも強く、戦士としても優れていたとの事でした。
しかし、そのような戦いに必要な要素を持っていたとしても、ユダヤ人達は、
「いやー、だめだ、だめだ。あんな奴が俺等の王様なんてありえない。」と
断固拒否をしたのでした。
そのため、神様が彼らに一つの奇跡をお見せになり、彼らを黙らせました。
その奇跡とは、
ムーサー さんとハールーンさんの家族が残した聖なる箱(ターブート)というのを
彼(タールート)のもとに戻ってこさせました。
このターブートには、ムーサさん達の遺物が納められていた とされています。
また、この箱は彼らに「サキーナ(安らぎ)」をもたらすものとされています。
クルアーンを見てみましょう。

「彼らの預言者は言った:
『タールートの王位の証拠は、あなたたちのもとにターブート(聖なる箱)が
 戻ってくることです。
その中には、あなたたちの主からのサキーナ(安らぎ)と、ムーサーとハールーンの家族が残した遺物が入っている。
それを天使たちが運んできます。
本当に、これにはあなたたちへのしるしがあります。
もしあなたたちが信仰しているなら。』」(クルアーン 2:248)

この奇跡を見て、イスラエルの民(ユダヤ人達)もようやく納得し、異民族と戦う事になったのでした。

本当に、人間の歴史というのは、戦いの歴史ですね。
続きはまた次回です。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
 
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ラマダーンについて、ちょっと、、だけ。

2025-03-07 12:13:49 | イスラム教
こんにちは、ファーティマ松本です。
ラマダーンになりましたねえ。
断食をされている方々、皆様方の良き行いが受け入れられますように!

天国というのは、生きている間に、頑張ったり忍耐した人達の為にあります。

イスラム教徒であろうと、そうでなかろうと、
誰でも生きている限りは、どうしたって頑張らなければいけないことはありますし、
忍耐を迫られることもたくさんあると思います。
断食もその一つで、かなり忍耐と頑張りを強要される物ですよね。
でも、その断食を行うおかげで、天国のドアが大きく開くとなればどうでしょう?
ちょっと何時間かだけ、飲んだり食べたりというのをしないだけで、
天国が待ってくれる様になるとしたら、どうでしょう?
天国がコレでもかっというほどきれいに素敵になって
私達が来るのを待ってくれる様になったとしたら、どうでしょう?
(ワクワクしませんか?)
たった何時間の断食の成果が、<天国>というのは、信じがたい交換条件だと思います。
または、たった80年位の現世の生活での頑張りが、<天国>というのも、これまたすごい報酬です。

ついつい、毎日の生活に翻弄されて、私達は人生の本来の目的を見失いがちです。
でもこのラマダーンのおかげで、少し気持ちをリフレッシュできる様になるのが不思議ですね。
本来であれば、ラマダーン中であろうとそうでなかろうと、頭の中にいつも入れて置きたいことというのは、決まっているはずなのです。
それは、、

全ての物は、神様からのテストとして与えられた物、であるということ。
富や、健康、子供、平和な生活など。
ついつい、私達はその量が多ければ多いほどいいと信じ、それらを手に入れようと必死になります。
(子供は、そんなに数はいらない?)
しかし、量を得るよりも、それらをどう扱うかをもっと気にしないといけませんよね。
何しろ、神様はそういうことを見ていらっしゃるのですから。
しかし、全ての事がテストであると同時に
全てのものは、また、神様からの慈悲でもあります。
つまり、プレゼントなのです。
富、健康、子供、平和な生活、全て神様からのプレゼントです。

プレゼントであるのですから、たくさん感謝をしていきたいですよね。
そして、それらのプレゼントを正しく使っていくようにしないといけません。
決して、当たり前と思わず、周りの人達のためになるような使い方をしていくのがベストでしょう。
面白いことに、その様に使うことにより、神様はもっとたくさんのプレゼントを与えてくれると
約束されています。
神様は、約束を破ることはありません。

または、困難や逆境というのも、テストであると同時に、大きなプレゼントであります。
誰でも嫌な経験なんかしたくはないと思います。
でも、辛い出来事も神様からのプレゼントです。
何しろ、この世で忍耐と頑張りをしたした人達に、天国は大きく開くのですから。

この世はあくまでも仮のお宿生活です。
2泊3日の旅行中のような物です。
本当の自分の家には、この旅行が終わった時に帰る事が出来ます。
自分の為だけに作られた家が、天国で私達の帰りを待っています。
個々の好みにあった家が待っています。

この世においても
旅行から帰ってきたら、やっぱり我が家が一番いいなんて思ったりしませんか。
それ以上に、天国の我が家は、もっともっと落ち着いて幸せいっぱいになる事が出来るはず。 
だから、
日が沈み、さあこれから食べられるぞという時間になった時、
思い出してください。
自分の天国の家が、この瞬間(自分の頑張りと忍耐のために)もっともっと素敵になって私達が帰って来るのを待ってくれていることを。

このような事を、以前出版した電子書籍に書きましたので、
よかったら読んで見てください。(宣伝です!)
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天国の自分の家にちゃんと帰れる様、この世を上手に使っていきたいですね。
やはり、たまにはラマダーンのような時期があることって大切です。
神様との距離が縮まる感覚がありますから。
(私の場合は、通常、距離が離れすぎ!)

最後に、自分でもかなり気をつけないといけないなあと思っている事を、共有したいと思います。
イスラム的な断食って、飲み食いだけしなきゃいいと思われがちですが、
それは実は、断食のホーンの一部分です。
それよりも大事な断食部分は、自分の口を使って悪い事を言わないようにすることなんです。
悪口はもちろん、嘘、噂話、人を傷つけるような発言等々、
普段でも、もちろんそんなことはダメに決まっていますが、
ラマダーン中は、もう、特に、特に、気をつけていきたいと思います。
 
預言者ムハンマドさん(平安あれ)の言葉(ハディース)に
「断食をしながらも、嘘をついたり、不正を働くことをやめない者は、アッラーはその人の食事や飲み物を断つことになんの価値も認めない。」(ブハーリー 1903)
と、あります。
言ってしまった言葉は、くるっと回って帰ってきてはくれませんからね。
本当に、気をつけて生活をしていきましょう。

もう一つ最後に!
「この世はたった一度きり。だから好きな事をして生きていきましょう」
といった言葉に負けないようにしましょう。
最近は前にも増して、此のような言葉を聞くことが多くなったような気がします。
もしかしたら、これはSNSの影響のせいかもしれません。
こういった言葉って、たくさんのいいねに繋がりそうですからね。
確かに、人生は一度きりです。
でも、、、だからと言って、好きなことばかりをしていいかと言うと、そうでもないと思います。
はっきり言ってしまえば、『好きなことばかりに』使ってはいけません。
やるべきことに使うべきです。
やるべきこととは、
『神様が定めた規律の中で、少しでも、世のため人の為になるように生きていくこと』
ではないかと個人的には思っています。
(これでは、絶対にいいねは取れない!)
 
今回は、ちょっと神様の世界史から離れてしまいました。
次回は、ユダヤの民の歴史に戻りたいと思いますが、
でも、まだまだラマダーンについて書き足りない事がありますので、、、
次回も書いちゃうかも。

それでは、今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
皆様に神様からの祝福がたくさんありますように!

断食されている方は、体調を崩さないよう、しっかり食べられる時は食べ、水分補給も忘れないように!!

 
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神様の世界史 みんなモスリム?

2024-10-04 04:35:07 | イスラム教
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回は、ユダヤ系預言者の始まりとして、
ヤーコーブさん、ユーセフさんのお話をしました。
おさらいになりますが、

イブラヒームさん(平安あれ)の二人の息子さんが、
それぞれアラブの始祖、ユダヤの始祖であられます。
アラブの始祖であるのが、イスマイールさん(平安あれ)で、
ユダヤの始祖がイスハークさん(平安あれ)でございます。

イスハークさんの子供がヤーコーブさん(平安あれ)別名イスラエル。
そして、ヤーコーブさんの子供がユーセフさん(平安あれ)ということでした。

じゃあ、イブラヒームさんは何なのか?
覚えていらっしゃいますか?
イブラヒームさんは、神様のお友達と呼ばれるほどレベルの高い預言者でしたよね。
ユダヤ教でも、キリスト教にも高く認識されていらっしゃるお方です。

では、そのイブラヒームさん、、、、、
彼は、ユダヤ人なのか、キリスト教徒なのか?
こういった質問を昔っからする人がいたようで、
神様はクルアーンを通して教えてくださっています。

クルアーン3−67
「アブラハム(イブラヒーム)はユダヤ人でもキリスト教徒でもなかった。
 彼は純粋なムスリムであり、偶像崇拝者の一人ではなかった。」

モスリムであった、とあります。
モスリムというと、イスラム教徒とすぐに訳されますが、実際のところ
どういう意味かご存知でしょうか。
これは、
イスラムする人とか物、を指す言葉です。
イスラムするって、どういうことって思いますよね。
それは、一言で言うと

慈悲深い神様の意志、または決まりを、自分の良しとするものよりも上に置く。
つまり、神様の意志に、絶対服従するという意味です。
ですから、預言者イブラヒームさんはまさしくモスリムの中のモスリム。
どんな命令にも、ひたすら服従をした人でしたからね、素晴らしい!
神様も十分にそれを褒め称えてくれたのが、上記のクルアーンの一節で良く分かりますね。
*彼は純粋なモスリムであった*

人間以外にも、神に絶対服従するものってあるのですが、何だと思いますか。
それは、太陽とか、月とか、星とかです。
何しろ、全部が全部、神様の命令にしたがって動いていますからね。
ですから、あの太陽系にあるものって全部モスリムなんです。
動物だって、そうです。

クルアーンの中には、こんな風に書いてあります。
「あなたは見ないのか、天と地のすべてのものがアッラーを讃えているのを。
 大空を列をなして飛ぶ鳥達もである。
 それぞれは自分の祈りと賛美の言葉を心得ている。
 アッラーは彼らの行いを熟知なされる。」(24:41)

鳥だけでなく、すべての生き物(人間以外)は、それぞれの方法で、神様を讃えている様です。
我が家にも猫ちゃんが二匹いるのですが、
子供たちに「あの子達も、ちゃんと礼拝しているんだよ。」
と言うと、なぜか喜ばれます。
「かわいい! 見てみたい。」と。
ただ、猫ちゃん達は私達のように時間が来たらモスクに行って、、、ということはしませんからね。
猫ちゃん達の礼拝方法ってどんなものなんでしょう?

イブラヒームさんは、絶対服従の方でありましたから、モスリムの鏡の様な存在であります。
そしてもちろん、その後を次ぐ子孫達だって、負けないくらいの素晴らしい
絶対服従の人生を歩まれました。
つまり、預言者と呼ばれる様な人達は、
全員が全員、神様に絶対服従、つまり、全員がモスリムであったという事です。
ヤーコーブさんも、ユーセフさんも、そしてそのあとに次ぐたくさんの
ユダヤ系の預言者さん達全員が、<モスリム>であったわけです。

そんなことを言ったら、ユダヤ人達はきっと嫌がるでしょうねえ。
でも、それが事実なのだから、しょうがない。

また次回に続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。

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神様の世界史 ユダヤ系預言者の始まり

2024-09-27 03:17:17 | イスラム教
こんにちは、ファーティマ松本です。

前回の要約です。

イブラーヒームさん(平安あれ)の 次男が、イスハークさん(平安あれ)でした。
そしてその息子が、ヤーコーブさん(平安あれ)。
ヤーコーブさんのもう一つのお名前がイスラエルであり、
彼には、12人の子供がいた。
ということを書いてみました。

ヤーコーブさんは、ユダヤ人の始祖であるイスハークさんの息子でありますから、
まさしく『ユダヤ系預言者』の始まりです。

ユダヤ人預言者というのは、自身がユダヤ人で、ユダヤの民に送られた人であります。
しばらくは、このユダヤ系の預言者さん達に焦点を当てて行きますが、
最終的には、現代のイスラエル、パレスチナ問題にまでたどり着ければ、と思っております。

では、
ヤーコーブさんでありますが、彼にはたくさんの子供がいましたが、
その中に、ユーセフ(英名:ジョセフ)という息子がいました。
彼も大きくなってから、預言者に選ばれる方であります。
このユーセフさん(平安あれ)は、なんと、なんと、全人類に与えられる美の半分を
与えられたと言われていまして、、、
つまり
めっちゃくっちゃ、ハンサムだったのです。
今現在、イケメンと呼ばれている俳優さんやら歌手達が何千、何万という単位で
かかって来ようとも、びくともしません。
反対に、やられちゃいます。

ただ、ユーセフさんは預言者に選ばれたくらいの方ですから、
見かけだけでなく、行いも、心の中も、立派な立派な人でありました。
そのせいでしょう、今でもアラブ社会にはこのユーセフという名前をつける人は
たくさんいます。
うちの息子のお友達にもいますし、主人の甥っ子にも一人います。
かなりよくあるお名前の一つです。

何度も言うようですが、
このユーセフさん、バリバリのユダヤ人です。
ユダヤの民に送られた、ユダヤ人預言者です。
それでも、
イスラム社会では、ものすごく尊敬されています。
クルアーンの中には、ユーセフ章という章もあるぐらいです。
そのユーセフ章のおかげで、私達はユーセフさんだけでなく、
お父さんのヤーコーブさんの人生もよーくわかるようになっているんです。

さあ、このユーセフさん(平安あれ)は、小さい頃から
超可愛いし、とっても良い子だった為、お父さんのヤーコーブさんは、
とてもかわいがっていた様です。
もちろん、ユーセフだけをかわいがって、他の子どもたちは無視、育児放棄とか
ソーンなことはなかったはずです。
なぜなら、そういうのって、イスラム的に良くないことですからね。
でも、
子供っていうのは、なんか感じてしまうのでしょう。
他の兄弟達は、ユーセフがお父さんのお気に入りであることに腹を立ててしまうんです。
ちなみに、ユーセフともう一人の息子さんだけは、お母さんが違います。
異母兄弟ですね。
もう一人の息子さんの名前は、英名ベンジャミンというようです。


で、結局ユーセフを他の兄弟は、殺そうと企むのです。

いや、、、

ちょっと、誰かがお父さんのお気に入りだからって、

殺そうと思うって、、、

どういうこと?

この12人の子供たちって、お父さんは預言者だし、
おじいちゃんも預言者だし、ひいおじいちゃんも預言者だし、
すっごい系統のご家庭に生まれたのに

えっ、、、、殺しちゃうの?

ユダヤ系の人々には、どうも、すぐに殺すという感覚があるのかなと思ってしまうのですが

この続きはまた次回ということで。

ユーセフさんの話をするのは、お父さんのヤーコーブさんの凄さを
ご紹介したいがためです。

ユーセフさんも、とてもすごい人なのですが、お父さんのヤーコーブさんも
びっくりするくらいすごい人です。
このユダヤ系列の預言者さん達の、凄さというのを
どうしてもお伝えしたいと思っています。

それでは。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

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