神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

忍耐と感謝

2018-10-26 05:20:54 | イスラム教
忍耐とは、決して受身的なものではない。
何かしらの解決策があれば、解決の手立てを探す。
また
良いことを行うことも忍耐。
悪いことを避けるのも忍耐。
耐え忍ぶ者には、神様からの大きな
報酬がある。

ということを先週は書いてみました。

こんにちは ファーティマ松本です。

先週は忍耐について少し書いてみましたが、
この世界で一番忍耐強いのは
一体 どなた だか ご存知でしょうか?

それは、、、

神様

なんです。

神様というのは、
この地球上に住む全ての生き物に
必要な物をお与えになってくれています。

にもかかわらず、多くの人は
「神様なんていないんじゃない?」
とか
「神様なんて信じない。」
とか
「神様には子供がいるんだって。」
とか
「神様はこの民族だけを愛しているんだ。」
とか
まあ、いろいろなことを言うわけです。

しかし、どんなことを言われようとも
神様はいつだって
私たちに必要な物を与えてくれています。
信者、不信者関係なく、
誰にでもです。

そして、
たくさんの神様からの贈り物に対し
私たち人間は、
「ありがとう」と言ってちゃんと
感謝をすることも、、
そーんなにはありませんよね。

「本当に神様は忍耐強くあられます。」

私たちは、やはり
もっともっと
神様に感謝をしなくてはならないでしょう。

神様ご自身もクルアーンの中で
こうおっしゃっています。

『だが、我がしもべの中で感謝をする者は極わずかである。』(クルアーン 34:13)

ほーんのちょっとの人だけが
神様に感謝をするそうです。
そのほーんのちょっとの人間になりたものですね。


ということで、

今週は、

感謝についてです。


前にもお話ししましたが、

辛いことには、忍耐で対処をし、
何か良いことがあった時には、
感謝で対応するべき、

でしたよね。


忍耐と感謝
この二つは、
イスラム教の教えの中で、もっのすごく大事なものです。


預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)のお言葉に
とても意味深いものがあるのでご紹介します。

「実に驚きである。
 信者にとっては、全てが良い。
 何か良いことが起きた時には、感謝をする。
 それは、彼ら(信者)にとって良いことである。
 そして、何か辛いことが起きた時には
 耐え忍ぶ。
 そして、それは(忍耐は)彼らにとって良いことだ。
 しかし、これは信者に限っての話だが。」

アー、相変わらず訳がひどすぎてお恥ずかしい!

つまり、何が言いたいかと言えば、

『信者にとっては、ありとあらゆる出来事が”良いこと”である!』
いうわけです。

困難には忍耐で対処する、
これについては先週すでに書きましたね。
”良いことの極み”状態である、と。
どれだけ耐え忍ぶことが良いことであるのか、、、
うまく伝わっているといいのですが、、、・

さて、良いことが起きた時には
”感謝”をする。
それがまたしても、その人にとって良いことである、と
預言者さん(平安あれ)はおっしゃっています。

そして最後に、
その忍耐と感謝をできるのは、
”信者”だけである、と結ばれています。

信者というのは、単なるイスラム教徒ではありません。
その上のレベルの人達です。
イスラム教徒には、なろうと思えば
誰だって、いつだってなることはできます。
でも、、
信者には、誰でもがなれるわけではないんですねえ。
(信者の域に到達できるよう頑張らなくっちゃ!)


つまり、感謝と忍耐をできる人というのは、
かなりレベルが高い、というわけですねえ。

確かに、
忍耐やら耐え忍ぶとかって、
難しいですもんね。
誰でもができるわけではありません。

しかし、
感謝 というのは、忍耐に比べると
結構カンタンそ~うに思えませんか。

しかし、、、

実際は、

忍耐よりも難しいのでは?と思うのです。

詳しくは、
また来週。

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今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

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忍耐と困難

2018-10-19 06:00:37 | 中近東
人生のテストは困難や逆境だけではない。
>
> 良いことが起きた時にも
> どう反応するかが"テスト"されている。
>
> ということを先週は書いてみました。

>
> こんにちは ファーティマ松本です。
>
> 今週は忍耐についてです。
>
> 忍耐というのは、イスラームの教えの中で
> とっても大切な性質の一つです。
>
> クルアーンの中で神様は、およそ90箇所にもわたって
> 忍耐がどれだけ素晴らしいことであるのかを
> 教えてくれています。
>
> その中の幾つかをご紹介。
>
> 『よく耐え忍ぶ者は本当に限りない報酬を受ける。』(39:10)
>
> 『耐えなさい。アッラーは耐え忍ぶ者と共におられる。』(8:46)
>
> 『誠にアッラーは耐え忍ぶ者を愛でられる。』(3:146)
>
>
> 私たち人間は、この人生を歩いている限り
> 必ず困難や逆境に会うようになっています。
> これはもう不可避です。
> 絶対に避けて通ることはできません。
> 必ず、必ず、イヤなこと、辛いこと、痛いこと、悲しいこと
> 苦しい思いをしなければならないようになっているのです。
> 何しろ、ここはドニヤと呼ばれる現世。
> 来世で天国に入れるか、または地獄へ行ってしまうかを
> 決める大切なテスト期間。
> 楽しいことばかりではある筈がありません。
>
>
> 神様もクルアーンの中でおっしゃっています。
>
> 『人々は「私たちは信じます」と言いさえすれば
>  試みられることなく、放っておかれると考えるのか』(29:2)
> 
> 『我は恐れや飢えと共に、財産や生命、果実の損失(人々の労苦)の
>  損失で必ずあなた方を試みる』(2:155)
>
> しかしその後にこう続きます。
>
> 『だが耐え忍ぶ者に吉報を伝えなさい。』(2:155)
> 『このような者(忍耐する者)の上にこそ、主からの祝福と
>  お恵みは下り、また彼らは正しく導かれる。』(2:157)
>
>
> そう!
> 困難や逆境がやってきた時
> それに対処する一番の方法は、
> 「忍耐」
> 「耐え忍ぶこと」です。
>
> 「忍耐」と一言で言うと
> ただ何もしないで、ひたすら我慢する
> といった受身的
> 又は消極的な感じがしますが、
> 実はそうではないんです。
>
> 悲しいことが起きた時には、思いっきり泣いてもいいし。
> 辛くて、悔しくてどうしようもない時は
> カウンセリングを受けてもいいのです。
> 抗うつ剤が必要であったら、それを飲むもオーケーです。
> また、
> 家庭内暴力にあっているのなら
> 法的手段をとって、その環境から抜け出そうとするのは、
> とても良いことです。
>
> つまり、
> なにか事態が起きた時
> 自分でできること、
> なにか改善できることがあるのであれば
> ありとあらゆる手段を使って
> 解決を試みる。
> または、不正を正す。
> これらはすべて、忍耐の域に入る立派な行動です。
>
>
> また
> 神様が「これこれをしなさい」とおっしゃることをすることも
> 忍耐の域に入ります。
> だって、礼拝や断食、巡礼とか、忍耐がなきゃできないことばかりですもんね。
>
> そして、
> 神様が「これしちゃダメ」と言われたことを”しない”のも
> 忍耐です。
> 酒飲まない、ギャンブルしない、嘘つかない、悪口言わない、等々
> こういったことにも忍耐力必要です。
>
> これらは全て、消極的というよりも
> かなり積極的な行動ですよねー。
>
>
> また
> 世の中にはどうにもならないこと、というのが
> 必ずありますよね。
> その時(自分では何も打つ手がない時)には
> また違った種類の忍耐が必要になってきます。
>
> どんな忍耐でしょう?
>
> それは、
>
> すべてのことは神様がすでに決められたことが起きただけ、
> と思うこと。
>
> そして、
> 神様がお決めになったことというのは、
> 自分の目には少し悪に見えても、
> 実は、本当は善であると信じること。
>
> そして、
> 神様に今の辛い状況に対し、忍耐する力をお与えくださいと願うこと。
>
> これだけできたら、
> もう十分ではないでしょうか。
>
> 神様は、私たちの辛さ悲しさを無駄にはされない、
> ということを
> 困難の利点のところで
> しつこく書いたと思います。
>
> 死んだ後に
> (最後の審判の日に)
> 思っていた以上に悪行が少なかったとしたら
> それは生きている間に辛い思いをたくさんしたからです。
>
> プラス、
> 忍耐をする者に対する報酬は、
> 無限のようですよ。
>
> 『よく耐え忍ぶ者は、本当に限りない報酬を受ける。』(39-10)
>
> つまり左側の天使が記した悪行が減るだけでなく、
> 右側の天使も、ちゃんと記載してくれるわけですよ。
> 「善行をした!」と。
>
> 右肩の天使が記載した善行を
> 神様が何倍にも何倍にも何倍にも何倍にも
> (つまり無限に)増やししてくれるそうです。
> 悪行は減るは、善行はメチャクチャ増えるわで
> ”いいとこ取り”の 極み ですね。
>
>
> 忍耐と同時に大切なことが一つ。
> それは、
> どんな逆境にあっても、決して神様に失望しないこと、
> 必ず神様がこの逆境に出口をつくって下さると信じること、
> です。
>
> 神様のお助けやお恵みに失望をすることは
> 大きな大きな過ち(罪)になってしまいます。
>
> せっかく神様が困難を与えてくださったのですから、
> この状況を大事に使いましょう。
>
> やることは、忍耐です。
> 泣きながらで構いません。
> 何かしらの解決法がないかを
> 探しましょう。
> もし解決法が見当たらなければ、
> これは神様がお決めになったもの、
> 必ずいつか良いことがある、
> 必ずいつか出口がある、
> 必ずこの忍耐が報われる日が来る(最後の審判の日)
> と、信じましょう。
> それだけできっと
> 困難に対するテストで、かなり良い点がもらえると思います。
>
>
>
> 今辛い人
> ずーっと何年も辛い人
> いろいろな方がいると思います。
>
> そのような方々に対して、
> 私たちの預言者さん(平安あれ)からアドバイスがあります。
>
> 「ドニヤにおいては、自分よりももっと恵まれない人を見ること。」
>
> これは本当に効くアドバイスだと思いますよ。
> 例えば
> 冷蔵庫が空っぽで「今日の夕飯どうしよう!」
> なんて思った時
> 世の中には、二日も三日も食べられない人がいることを思うのです。
> そうすれば、 
> 夕飯一度抜くのなんて
> どうってことがないように思えてきます。
>
> 自分の旦那さんが「イヤな奴だな」って思って
> 「いなくなってくれないかなあ(!?)」と思った時
> 世の中には暴力を使って、奥さんを半殺しにしてしまう
> 悪いヤツもいるんだと分かれば
> あの人もまだまだいい方だと思えるものです。
>
> ただ、この預言者さん(平安あれ)のアドバイスには
> 続きがあるんですねえ。
>
> それは
> 「宗教に関しては上を見よ」ということです。
>
> 宗教的なことにおいては、
> 自分より上の人を見て
> 自分も頑張ろう!って努力する必要があるそう。
>
> 例えば、
> あの人はすんごくクルアーンを読んでいる、とか
> すんげえ礼拝している、とか。
> じゃあ私もやるか、
> みたいな感じですね。
>
>
>
> 忍耐については、
> また来週も続きます。
> (感謝についても書けるかな?)
>
>
> 今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
> みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
>
> :追記:
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人生のテスト 良いこと編

2018-10-12 05:42:56 | イスラム教

どこに目を向けるかが大事である。
無いものに目を向ければ、それが必要以上に大きく見えて
心が縛られる。

あるものに目を向ければ、自然と感謝の念を持つようになる。
ということを先週は書いてみました。



こんにちは ファーティマ松本です。

何年か前に どこかの番組で見た話です。
アメリカ(確かユタ州)に住む御夫婦のお話しでした。

大変なお金持ちらしく、5歳(もしかしたら7歳)の娘の誕生日会
を盛大にやろうと
特に奥様の方がノリノリでありました。
たくさんの人を呼んで盛大なパーティーを開いたのはいいのですが、
頼んでおいたバースデーケーキの色が、
ピンクではなく、ヌワント!紫で登場してしまったのです!
(もしかしたら青だったかなあ?)
まあピンクでも、紫でも(ついでに青でも)
あんまりケーキに使うような色に思えないのは、
私が日本人だからでしょうかねえ。

そのケーキを見た娘さんは、
「色がチガウー」といって大泣きしてしまいました。
お父さん、お母さんは慌ててなだめるわけですが、、、
まあ、それを見ていた 一視聴者の私は
アホな親もいるもんだと思いましたねえ。
(あっ、こんなことを書いてしまっていいのかしら?)


その色違いのケーキの一片を
貧しい子にあげたら、どんなに喜んで食べることでしょう。

大きなケーキを前にして泣いている子と
一片のケーキをもらって喜ぶ子。
どちらが幸せなんでしょうね?

無いもの、または気に要らないものに目を向けて
悲観的になるか。
有るものに目を向けて、それに感謝をするか、
それを決めるのは、”自分自身”です。

しかし、
「感謝」をすることを選んだ人に対して、
神様はこうおっしゃっています。

『もしあなた方が感謝をすれば、彼(神様)は喜ばれる。』
(クルアーン 39:7)

神様が喜んでくれるんですよ!
驚きですよね。
この世にあるすべての物を創って、なーんでも出来るお方が
私たちがちょっと”感謝”をしただけで
”喜んで”くれるなんて!

神様に喜ばれる生き方をしたい人は
もうガンガン ”感謝” ”感謝” して生きていくしかありませんね!


さて、
生きている間には、
何かしらの良いことって有ると思います。
例えば、、、
お金が入った。
子供が産まれた。
家が建った。
理想の人と結婚できた。
就職できた。
等々。

そのような良いことが起きた時に
どんな反応をするかが、
実は、
テストされているのです。
つまり神様は、見ていらっしゃるわけです。

困難や逆境にあった時に、どんな対応をするかが試されているのと同様に
良いことが起きた時にもどんな対応をするかが、試されています。

そういえば、
困難や逆境にあった時にどんな反応をすればいいのか
まだ書いていませんでしたねえ。
(それは、じゃあ来週ということで)

今週は、良いことが起きた時
どう反応すればいいか、について。

答えは、
まあ ご察しの通り
「感謝」をする、であります。

ただ一言で「感謝をする」っと言ってもかなり
奥が深いので
今日はここまでにさせていただきます。
続きは再来週ということで。

来週は
「困難」にあった時にどう反応するべきか、
について書いてみたいと思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

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そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。

どこに目を向けるか

2018-10-05 05:08:53 | イスラム教
地球上にいるすべての生き物は
神様なしでは生きていけない。
人間は、自分で何でもできると
思っていても
神様によって生かしてもらっている存在である。

ということを先週は書いてみました。



こんにちは ファーティマ松本です。

人生のテストについて
今までは”困難”について書いてきました。

困難 つまりイヤ~なことですね。
でもその困難があるおかげで

1、私たちの悪行が減って
2、天国での階位が上がって
3、いろいろな事に気づかせてくれる。
ということでした。

いろいろなことに気づく事
を邪魔するのは傲慢な心。
傲慢な心というのは、
真実を受け入れず、人を見下す心。
その傲慢な心の治療法は
「感謝」をすること。

というのが、一応今までの復習です。


さて今週は、
物事にはすべて
”良いことと悪い事が一緒になっている”というお話です。

『本当に困難と共に安楽はあり、
 本当に困難と共に安楽はある。』
(クルアーン94:5ー6)

神様は同じ章で、同じことを2回も繰り返しています。
つまり、相当強調されたい事なのでしょうね。
それから、日本語ではわかりませんが、
アラビア語では、困難は単数形で
それに続く安楽は複数形になっています。
つまり、
困難一つに対して、安楽はいっぱい、いっぱいということです。

例えば、病気になった。
でも、お金はあるし、子供たちは元気だ。
住む家もあるし、食べる物もある、等々。

または、
お金がない。
でも目は見えるし、耳も聞こえる。
子供も自分も五体満足で健康だ。
それに子供達はなかなか良い子に育っている、等々。

悪いことが起きると、ついつい
その悪い事に目がいってしまいがちですが、
実は、
今いるその困った状況の中にも必ず
良いこと、というのはあるんです。

だからどっちに目を向けるか、というのが大事になってきますよね。

自分が目を向ける方、自分の意識を集中させる方が
だんだんと大きくなっていきます。

自分が持っていないもの、自分が困っていることに
目を向けてそれに気持ちを集中させてしまうと
それが必要以上に大きくなって
心を縛ってしまいます。

反対にどんな状況においても、
必ず良いことはあるんだと
良いことを探して、それに気持ちを集中させれば
そちらの方が大きく見えてくるようになります。

失くしたものを悲しむよりも、まだあるものに目を向け
それに感謝をする。
嫌な人のことばかりを考えないで、他の良い人のことを考える。

まあ、少し難しいことではありますが、
この辛い人生を生きていくには、大切なことだと思います。

良いことに目を向けて
それについて感謝、です。
神様に感謝!
感謝をしていれば、
必ず、神様は今いる苦しい状況から救い出してくれるでしょう。
そしてそれ以上の良いことをもっともっと与えてくれるはずです。


では、来週は
(本当は今週にこれを書きたかったのだけど)
人生のテストの”困難じゃないバージョン”です。
人生には、つら~くないテストというのも
あるんだ、という話です。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

#追加#

今日は大変興味深いものを見つけましたので、
それをシェアーしたいと思います。

斎藤一人さんのご著書からです。
(以下 引用)

ともかく、逆境をうらんだりしちゃいけない。

そして、逆境というのは、上にいる、絶対なる人が自分を試そうとしているんだ、と。

そしたら、オレなんかの場合、「神さま、あなたは、オレが泣き言をいうと思ってるかもしれないけど、その手は食いませんよ」って、それで、「こういう答えを出しますけど、神さま、どうでしょう」って、対話するんだよ。


なんか、あやしい話になってきたんだけど(笑)

でも、代々続いているような家ってね、家訓のなかに必ず「神仏を敬え」っていうのが入っているんだよね。

神仏を敬うって、神にすがって生きろ、ということじゃないんだよ。


どんなに成功しても、この世の中には、絶対、おまえなんかに勝てないものがあるんだ、といってるんだよ。

そうやっていわないと、人間って傲慢になってダメなんだよ。

傲慢にならないために、「絶対なる神」というものがいて、それを「敬え」っていう、ね。

その絶対なる神に「一人ちゃん、今の答えよかったよ」って、いってもらえるような生き方を見せたいと思って、やってるんだよね、オレは。

だから、神さまにお願いするんじゃなくて、神さまが「一人ちゃん、よくやったね」って喜んでくれるような生き方、だな。


そうすると、よく「客観的に自分を見る」っていうよな。

「外から自分を見る」っていういい方があるけど、それって人間目線なんだよ。

だけど、天の神様が喜ぶことって何だろう、っていったとき、人は天の目線でものを見て考えるんだよ。


これが、実にいいんだよ。

いろんな“気づき”をもらえて、おもしろいぐらいに、商売でも何でも、うまくいくの。

不況がこようが、どんな問題が出てこようが、飛行機が空気抵抗で上に上がっていくように、逆境を利用して伸びていけるんだよ。

これが、災い転じて福となす、なんだよ。


いいかい、もう一度いうよ。

天がくれた試練に対して、嘆いたりしちゃダメ。

天をうらまなくても、自分の運命をうらんだりしてもダメ。

天をうらんでるのと同じことだよ。


だから、天をうらむ人は逆境から抜け出せないんだよ。

逆境でつぶれる人の特徴なんだよ。

つぶれない人は、逆境のときに天をうらまない、時をうらまない。

逆境を利用して上に伸びるんだよ。

『斎藤一人 商人道』より


「天の神様が喜ぶことって何だろう」という言葉
すごくいいですねえ。

神様に喜ばれることをして生きていきたいものです。

それでは!!