不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

動物と植物にも

2018-02-09 07:03:39 | 宗教

「自分と神様との関係」
その関係が何よりも大事。
その関係を良くするために、、、
その関係を強めるために、、、

周りの人に対する態度を良くする。
愛情深く接する。

ということを先週は書いてみました。


こんにちは ファーティマ松本です。

「人に対する態度を良くする」
「人に親切にする、人に優しくする」
「人を許す」
そういった態度が、イスラム的にものすごく大事。

なーんてことを言うと、
「エッ、イスラム教って”そういうこと”教えてるんだあ!?」
と驚かれる読者さんがいるかもしれませんが、、、
実にイスラム教の半分は、”そういうこと”を教えているのであります。


周りの人に対する良き態度が”どんだけ大切”であるか、
そーんなお話や預言者さん(平安あれ)のお言葉は、
もうホントににたくさんあるんです。
そのいくつかを今日は、少ーしだけご紹介したいと思います!

大事なのは
「周りの人への態度を良くする、良い関係を保つ」ことは、
「神様との関係」を何よりも大事にしているから、であります。

常に心に思うのは、(何度も言っているようですが)
「神様にもっと愛されたい、許してもらいたい、祝福してもらいたい。
 そして死後には、天国に入れてもらいたい。」という気持ち。
だから、そのためにも
周りの人または、動物、植物に対しての態度や扱いを良くする。
そういったことが大事なんですね。

そう!相手は人間だけではありません。
動物への愛情、植物への思いやり、
そーんなことも、イスラム教では重要視されています。

植物に対する態度、軽ーくみてはいけませんよお。

植物というのは、神様が私たちのために創ってくれた大事なものです。
野菜や果物がなかったら、、、、
なーんて、考えただけでもかなり辛いものがありますよね。
もちろん、野菜や果物だけではありません。

木や花だって大事な大事な、神様からの贈り物。
木なんて、人間が平和に心穏やかに暮らしていくには
必要不可欠なものだと思いませんか。
何しろ”酸素”を提供してくれるんですから
こんなに有難いことはありません。
空気をきれいにしてくれるし、
見ていると、心を和ませてくれます。
そのような大事な木を理由もなく、むやみに切ったり燃やしたりしてはいけないのです。

こんな話があります。

昔、ある人が木に石を投げていました。
それを見た預言者さん(彼の上に平安あれ)はおっしゃいました。
「どうしてそんなことをしているのです?」
その人は「お腹が空いているんです。」と答えました。
預言者さん(平安あれ)は
「だったらその木になるものを食べなさい。」と諭されたそうです。

木だって、花だって生きています。
大事にしなくては!

続いて、動物に対する扱いについて、、、
でありますが、、
これがまあ、結構たくさんあるんですね。
そのいくつかを今日は、厳選してご紹介したいと思います。


動物は人間と同じく、感情を持っています。
でもその感情を言葉で、私たちに伝えることができません。
だからといって、ひどい扱いをするのは、ダメに決まってますよね。
”大きな罪”になります。

預言者さん(平安あれ)は、
ある時とてもやせ細ったラクダを見つました。
そしてその主人にこう言ったそうです。

「言葉を喋らぬこの動物たちに対する(あなたの)扱いに対し、アッラーを畏れるべきだ。」

ちゃんとご飯を食べさせろ!というわけです。
また動物を椅子として、その上に座ってはならない、とも言われましたし、
動物の上に耐えきれないほどの荷物を置いてはいけない、とも言われました。


昔、私がエジプトに行った時のことです。
道で行商をしているおじさんを見かけました。
なんと!そのおじさん、
ロバの上に商売品を置き、自分もその背中に座っていたんですよ!!
もう!悪いこと2つもいっぺんにしちゃってて、、、ヤバすぎ!でしょ。
あれは、ホント見ていてロバが可哀想でたまりませんでした(涙)。

とにかく、
イスラム圏の多くは、動物に対する態度がひどいような気がします。
1400年以上も前に、動物愛護の精神を教えてくれた預言者さん(平安あれ)が
あのおじさん(!?)を見たら、きっとお怒りになるでしょうねえ。


動物が自分の管理下にある時、
肝に命じなければならないのは、
「しっかりと食べさせ、ちゃんと寝る場所を与え、変なストレスを与えず、愛情を持って接すること」

そして、その動物をしなければならない時には、
ナイフをしっかりと研いで、苦しませない。
切る前には、怖がらせないで落ち着かせてあげる。
そして、他の動物が見ている前で切ってはいけない、などなど。
に関する決まりはいろいろあります。
そのほとんどが、動物目線で見た決まりです。
いかに動物に苦痛を与えないで行うか、が重要ポイントなんです。

そのような決まりを作ってくださった神様というのは、
改めて、、、、
慈悲深いお方だなあ、と思います。
それと同時に、
私たちにも、
「慈悲深く、優しく、思いやりの心を持って他と接しなければいけない」
とおっしゃっているように思えます。


動物に関する決まりで、他にもこんなものがあります。

鳥などを標的として、狩りの練習をしてはいけない。
これも、こちらサウジアラビアでは結構見る光景ですねえ。
男の子が鳩を標的にして、ゴムと石を使って撃ち落とす。
「上手だなあ」「よくできるなあ」と感心しなくもないのですが、
あれはやはり、いかんでしょう。
撃ち落とした後に、食べればいいわけですが、
「ワーイ、ワーイやっつけたあ!」で、終わるのはダメです。

また、動物同士をわざと戦わせる競技や遊びはご法度。
そしてもちろん、動物を叩いたり蹴ったりなんて絶対にダメ!
耳を切ったり、尻尾を切ったり、なーんてもうダメすぎ!
巣の中にいる赤ちゃん鳥を持って行くのも厳禁です!


預言者さん(平安あれ)が不在の時に
ある人が木の上に巣があるのを見つけました。
中には、赤ちゃん鳥が2羽。
その人は、そのうちの一羽を持っていってしまいました。
預言者さん(平安あれ)が戻られると、お母さん鳥が空中を(悲しそうに)グルグルと回っているのをみました。
預言者さんは(平安あれ)
「一体誰だ?あの母鳥の子供を取り上げて、母鳥を悲しませたのは?早く子供を返してあげなさい。」
と言われたそうです。


それでは、反対に愛情を持って動物を扱うと、、
どうなるのでしょうか?

預言者さん(平安あれ)は

「雀にさえにも慈悲深い者には、
 アッラーが(其の者に対し)最後の審判の日に慈悲深くあられる。」

また

「アッラーの創造物(動物、植物、人間)に対し優しくしなさい。そうすれば最も慈悲深いお方があなた方に慈悲深くあられる。」

ともおっしゃいました。


自分の周りにある物、全てに対する態度。
いつだって神様が見ている、いつだって見られているといった思い。

相手が良い人間であろうと、悪い人間であろうと、
動物であろうと、植物であろうと、
常に良い態度で接する。
これが神様のことを中心にして生活をしている人、
そして神様との関係を一番大事にしている人の
証拠です。

来週に続きます。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
=======================================

※レビューが5件もつきました。(o^^o)*
レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました!

アマゾンから電子書籍発売中!

「イスラム的現世の歩き方」
http://www.amazon.co.jp/dp/B01HQB2VPW/
イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?

せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
========================================

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« きれいな心とその行い | トップ | 周りの人に良くしよう! »

コメントを投稿

宗教」カテゴリの最新記事