神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

イスラム教徒でない親であっても

2018-03-23 06:00:58 | 宗教
親を大事にすると
神様が「よーし!えらい、えらい!」
と思ってくれる。

ということを先週は書いてみました。




こんにちは ファーティマ松本です。

どんな時にも、親は大事にしましょう!


、、、なーんて言われてしまうと 困っちゃう人、、、
いますよねえ。

例えば、
毒親と言われるような親を持っている人たちなど。


日本に帰ると、たまーに見かけるんです。
「アー、あの子供かわいそうに!」
とついつい思ってしまうような親を。
(私も周りからそう思われてるかもしれないんだけど)

特に昨今は、幼児虐待が、、もう深刻ですよね。

私は有難いことに、普通の家庭で育ったので、
毒親の元で育った人の気持ちは、分かるようでやはり、分からないですね。
どーんだけ辛い気持ちで育ったったか、、、、
こればっかりは、経験した人しか分からない事ではないでしょうか。

だから
普通の親を持てたということは、神様からの大きな大きな恩恵です。
思いっきり感謝をしたいと思います。



子供に親孝行をしてもらいたいと、少しでも思う気持ちがあるのであれば、
まずは自分が ”そこそこちゃんとした親” になる必要があります。

「自分の投げたものが、帰って来るのです。」

自分が親孝行をしていれば、子供も必ず親孝行者になります。
そして
自分が子供を大事にしていなかったら、子供も親を大事には思わなくなるでしょう。

「投げたものが帰ってくる。
 投げないものは、帰ってこない。」

私もそれを肝に銘じて お子ちゃま達と両親を大事にしていきたいと思います!!


しかし、
一緒にいるのがどうしようのなく耐え難い、という親を持っている場合は、
ある程度距離を置くのも仕方がないかもしれませんね。
しかし、それでもやはり一緒にいるときには、言葉使いや態度などを
出来るだけ良くして接するのが いいのではないか、、、と思います。



神様も、親孝行をしなきゃいけないと何度もクルアーンの中でおっしゃっていますが、
やはり ”無条件に” というわけではなさそうです。



『神様からの条件!』

もし親が「神様以外の何かを拝め」と言っても
決してそれに従ってはいけない、、、そうです。

『だがもし、あなたの知らない者を われに(同等に)拝することをかれら(両親)があなたに強いても、かれらに従ってなならない。
 だが現世では、親切にかれらに仕え、悔悟してわれの元に帰る者に従え。
 やがてあなた方はわれに帰り、われはあなた方の行った事を告げ知らせるのである。』
  (クルアーン 31:15)


神様は、人間の罪をいっくらでも許してくださるお方ですが、この一点だけはお許しにはならないそうです。
その一点とは、、、

『神様以外のものを崇拝すること」

ですから、、、
親兄弟がなんと言おうと
社会がなんと言おうと、
親戚のおじさんおばさんがなんと言おうと
”決して” アッラー以外の何者をも、拝んではいけません。





この世で(今生きている間で)何しろ一番大事なこと、
それは、
神様から「よし、いいぞ」と思ってもらう事!だと私は思っています。


周りの人に親切にする → 神様が「よし!」と思ってくれる。
動物を可愛がる    → 神様が「よし!」と思ってくれる。
両親を大事にする   → 神様が「よし!」と思ってくれる。
礼拝をする      → 神様が「よし!」と思ってくれる。
断食をする      → 神様が「よし!」と思ってくれる。
クルアーンを読む   → 神様が「よし!」と思ってくれる。

といった感じで。



もし両親が
「神様を拝まないで、代わりに”この木”を拝みなさい。」と言ったからと、
その通りに”木”を拝んでしまっては、神様は「よし!」とは思ってはくれません。
しかし、
それ以外の事であれば、両親の言うことはちゃんと聞くべきでしょう。
両親がイスラム教徒であろうと、そうでなかろうと関係ありません。
どんな宗教をもっていようと、無宗教であろうと、
両親に対しては、いつだって良い態度、優しい言葉をかけなければいけない!というのが
神様が定めた決まりです。





日本人でイスラム教徒になった人の親御さん、というのは、
ほぼ間違いなく(98%くらいの割合で)イスラム教徒ではないでしょう。
だから
自分の子供がイスラム教徒になった!! なーんてもう、かなり複雑なお気持ちではないかと察っします。

イスラム教徒(になってしまった)子供なんて、なかなか周りの人に自慢も出来ないでしょう。
変な格好をし出すし、
今まで普通に食べていた物を食べなくなるし、
究極、ラマダーン月には断食なんてしてしまうんですから。
もう、見ていてきっと嫌になってしまうと思います。
分かります、分かります。

だから、
そーんな子供をもってしまった親御さん達は、
自分の子供たちの人生がうまくいかなくなった時、(例えば、結婚や就職などにおいて)
その問題を「イスラム教なんかやっているからだ!」
と思ってしまう気持ちも、、、、
まあ良くわかります、ハイハイ。

でもイスラム教徒になろうと、ならなかろうと、
人生には困難の時というのが、必ずやってくるものです。
いつもいつも順風満帆な人生なんて、あるわけがありません。

しかし、
親御さんたちが(多分)嫌悪しているであろう そのイスラム教では、
「お母さんを大事にしましょう」
「お父さんを大事にしましょう」
と何度も何度も言っているんです。
そして実際に親を大事にした人を、神様はものすごく重要視してくれているのです。
嫌なところにばかり目を向けないで
良いところにも(少しでいいですから)目を向けていただきたい!と、
一イスラム教徒になってしまった私は、思うわけなんですねえ。



そして、イスラム教徒になった”お子様達”は、
そんな親の態度に、イライラしたりすることもあるでしょう。
しかし、
イスラム教の良さをご両親、そして周りの人に教えてあげられるのは、
あなた達しかいません。
ですから、まずは自分たちの言動をよくするよう心がけましょう!

私たちの「行動と言葉使い」
この2つが、何よりもイスラム教の良さを知ってもらうのに大切な要素だと思います。


それでは、また来週。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!


『追記』
最近読んだ本に
「僕の村は壁で囲まれた」
という本があります。
パレスチナ問題について書いてあるのですが、とってもわかりやすいのでオススメです。
パレスチナとイスラエルの問題を単なる宗教戦争を思っている人に読んでもらいたいと思います。
最近はシリアの状況が酷すぎるため、パレスチナ問題があまり取り上げられていないようです。
しかしシリアと同様、パレスチナもずーっと苦しんでいます。

パレスチナの問題をちゃんと理解して、支援の手を広げていけたら、と思います。

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