神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様と天使の会話

2019-08-20 03:10:37 | イスラム教
神様は人間を
”崇拝”させるためにお創りになった。
と、前回は書きました。


こんにちは ファーティマ松本です。

”崇拝”させる、と書くと
あたかも神様は、私たち人間からの崇拝を
必要とされているか?のように思われてしまいますが、
もちろん、それは間違いです。

神様は、なんと言ったって神様ですからね。
必要とするものなんて何もないのです。
私たちのように、飲食物が必要でありませんし、
睡眠や休息もいりません。
ついでに、家族や友達だってもちろん必要ではありません。

必要なものなんて何一つないのです。
しかし、
動物や植物、そしてもちろん人間には
必要なものはすべて提供してくださる有り難いお方です。

『彼こそはあなた方の為に、地上のすべてのものを創られた方であり、
 さらに天の創造に向かい、7つの天を創造されたお方。
 またかれはすべてのことを熟知されるお方。』
(クルアーン 2:28)

さて、、、

それでは
この”崇拝”させるとは、一体どんな意味なのでしょうか。
一体どうして、神様は人間をお創りになったのでしょうか。
なんの目的があるのでしょうか。
これがわかれば自ずと、私たちがこの人生で
何をすればいいのかが分かると思います。
(なんだかとーっても大きなテーマではありませんか!)

その前に
クルアーンの中にとても興味深いお話があるのでご紹介しましょう。

クルアーンに書かれてあることは、お話しと言っても
本当に起きた”お話し”です。
現代人には、ちょっと「えーっ!!」と思われるようなお話し
かもしれませんが、とても意味深いものでありますので
しばしお付き合いくださいませ。

クルアーンにはこう書かれています。

『またあなたの主が、天使たちに向かって
 「本当にわれは地上に代理者を置くであろう。」
 と仰せられた時を思い起こせ。
 天使たちは申し上げた。「あなたは地上で悪を行い
 血を流す者を置かれるのですか。
 私たちは、あなたを讃えて唱念し、あなたの神聖を賛美していますのに。」
 われは仰せられた。
 「本当にわれはあなた方が知らないことを知っている。」』
(クルアーン 2:30)


神様は天使たちに「これから人間を創る」と仰ったわけです。
すると天使たちは「どうしてですか?人間は悪いことをするのに、
私たちはいいことしかしないのに、、」と言ったということです。

ここで興味深いのは、
天使は人間が悪いことをするというのを知っていたということ。
そして
天使は良いことしかしないということです。

天使というのは、人間同様に神様がお創りになった創造物の一つです。
しかし、人間と違って神様の命令には、100%従うように創られています。
そして、常に神様を讃え賛美している存在です。

しかし、人間は天使と違って”自由意志”というのがあります。
そのため、神様の命令に従う事もできれば、
背く事もできます。
(天使には出来ません)
賛美もできるし、しない事もできるわけです。
悪いことをしないようにすることもできるし、
もちろん、悪い事をすることもできます。

ですから、天使としては、
「なんでそんなものをお創りになるのでしょう?」と
聞きたくなるのも当然ですよね。

その問いに対する神様のお答えは 

「われはあなた方が知らないことを知っている。」

というものです。

このクルアーンの記述を前提に
”人間の創造”を考えると、、、

私たち人間の限りある能力では、
何故神様が人間を創ったのか、
というのを100%理解することは
ちょっと難しいように思えます。

神様が「”崇拝させるため”に創った」とお答えを
クルアーンの中で教えてくれていますが、
その答えを元にして、
「なぜ神様は人間を創ったか」
を完全完璧に理解できるかは
なかなか至難の技のようです。

もちろん、これから何週間にもかけて
「人間創造」をテーマに書いていく予定ですが、
100%完全完璧には理解不能!ということは
頭の隅に置いておいていただけると
助かります。

ということで、
来週から少しづつ
「人間創造」をテーマに書いていきたいと思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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