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神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

イスラエルの民に課せられた戦い

2025-04-06 01:51:25 | イスラム教
こんにちは、ファーティマ松本です。
ラマダーン終わりましたね。
いつもながらではありますが、あっという間の一ヶ月でした。
特に今回は、本当にびっくりするくらいの速さで過ぎて行ってしまいました。
(皆様方の良い行いが、受け入れられますように!)

それでは、またまた神様の世界史に戻ろうと思います。
前回までのおさらいを少しだけ。

エジプトで奴隷になっていたユダヤ人を助け出したのが預言者ムーサさんでした。
しかし、ユダヤ人達は、約束の地カナンを前にして、
この地には怖い人達が住んでいるからという理由で、中に入る事を拒みました。
そのため、神様は彼らがその地に入ることを40年もの間禁止されました。
40年もあれば、世代交代が起き、純粋に唯一の神様だけを信仰する人だけになるからです。
ムーサさんは、カナンの地に入る事なく亡くなってしまいましたが、
彼の後を引き継いだユシャーという名の預言者さんが、ユダヤ人と共にカナンの地に入ることが出来ました。
ユシャーさんの指導の元、彼らはムーサさんに与えられたトーラを守りながら平和に暮らしていました。
しかし、ユシャーさんの死後、状況が変わりました。
彼らの信仰心は少しづつ崩れていき、内部分裂が始まりました。
それと共に、近隣の異民族の支配を受ける様になってしまったのです。
そのため、神様は新たに彼らに預言者を送られました。
その方のお名前は、サムエルと言いました。
ユダヤ人達は、サムエルさんに
「私達に王を与えてくれ。そうすれば彼の指導の元、我々は、異民族と戦うぞ。」と
言いました。
しかしサムエルさんがタールートという人物を王に選ぶと、彼らは猛反発したのでした。
クルアーンを見てみましょう。

『彼(預言者)が言った:「アッラーはあなたたちの王としてタールートを選ばれた。」
  彼らは言った
「どうして彼が私たちの王になれようか? 私たちは彼よりも王位にふさわしく、
 彼には十分な財産もないのに。」』(2:247)

彼らは、タールートの家柄が低く、そして裕福でないからという理由で彼が王になる事を拒んだそうです。
どうも昔から人間というのは、家柄とかお金があるかないかで、人を判断しがちのようですねえ。
神様は、しかし、そんな家柄だの何だのといった物よりも優れたものを、彼(タールート)にお与えになっていました。
タールートは非常に賢明であり、戦争の指揮に必要な知識を持っていたそうです。
また、身体的にも強く、戦士としても優れていたとの事でした。
しかし、そのような戦いに必要な要素を持っていたとしても、ユダヤ人達は、
「いやー、だめだ、だめだ。あんな奴が俺等の王様なんてありえない。」と
断固拒否をしたのでした。
そのため、神様が彼らに一つの奇跡をお見せになり、彼らを黙らせました。
その奇跡とは、
ムーサー さんとハールーンさんの家族が残した聖なる箱(ターブート)というのを
彼(タールート)のもとに戻ってこさせました。
このターブートには、ムーサさん達の遺物が納められていた とされています。
また、この箱は彼らに「サキーナ(安らぎ)」をもたらすものとされています。
クルアーンを見てみましょう。

「彼らの預言者は言った:
『タールートの王位の証拠は、あなたたちのもとにターブート(聖なる箱)が
 戻ってくることです。
その中には、あなたたちの主からのサキーナ(安らぎ)と、ムーサーとハールーンの家族が残した遺物が入っている。
それを天使たちが運んできます。
本当に、これにはあなたたちへのしるしがあります。
もしあなたたちが信仰しているなら。』」(クルアーン 2:248)

この奇跡を見て、イスラエルの民(ユダヤ人達)もようやく納得し、異民族と戦う事になったのでした。

本当に、人間の歴史というのは、戦いの歴史ですね。
続きはまた次回です。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
 
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