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水口岡山城

2013-10-13 15:00:34 | 滋賀県
 水口岡山城

2013/10/6

滋賀県甲賀市のお城めぐり

 中村一氏が甲賀支配のために築いた居城

≪ お城の概要 ≫

城名: 水口岡山城
よみ: ミナクチオカヤマ
別称: 水口城・岡山城
所在地: 滋賀県甲賀市水口町水口
現状: 山
築城年代: 天正十三年(1585)
築城者: 中村式部少輔一氏
形式: 山城
遺構: 本丸・二の丸・三の丸・西の丸・曲輪・天守跡・本丸櫓跡・石垣・竪堀・堀切・虎口跡
規模: 300m×200m、標高283m
文化財:
訪城日: 2010/6/5・2013/10/6


≪ 訪城記 ≫

水口城から水口岡山城へ向かう。

水口城資料館駐車場を出て東の道を北上、本綾野交差点信号を右折、県道549号を南東へ進み、約1.2kmで道の北側に古城山が見える。この山の山頂が水口岡山城です。
麓の登り口の三角地に古城山岡山城跡観光駐車場があります。ここに車を駐車する。

登り口に岡山城趾碑と説明板が建っていて、しばらく登ると分かれ道があり、案内板に沿って頂上方向の右へ登っていく。しばらく歩くと遊具のある曲輪跡に着き、ここに縄張図がある。この曲輪跡北側中央に頂上登口の案内板があり、階段を登り忠魂碑の右側を奥に入ると登山道がある。登山道を登っていくと途中に曲輪跡があり、さらの登ると西の丸へ着きます。西の丸の東上が本丸で間に竪堀跡があります。
本丸入り口手前の裾道を東へ行くと本丸北側斜面に一部石垣跡が残っています。
本丸へ入って左側に本丸櫓跡、そのまま東へ進むと神社があり、この付近が本丸跡で説明板が建っています。さらに東の出口付近が天守跡です。
本丸からさらに東へ降りていくと二の丸があり、間に空堀跡、次に三の丸があり、この間には堀切があります。さらに三の丸東側下には広い曲輪があり、その下付近の杉林には帯曲輪跡や竪堀跡が見られます。
本丸に帰り、本丸跡中央の南斜面が大手道で降りていくと虎口跡が見られ、さらに降りていくと白玉稲荷神社へ出ます。この神社付近も曲輪跡です。神社を西へ歩くと忠魂碑下の遊具のある曲輪跡へ出られます。


≪ 歴 史 ≫

天正十三年 (1585) 豊臣秀吉の命により甲賀・蒲生郡を与えられた中村一氏が岡山城を築く
天正十八年 (1590) 中村一氏が駿河国府中に転封、代わって増田右衛門尉長盛が城主となる。
文禄四年 (1595) 増田長盛が大和郡山城に転封、代わって長束大蔵大輔正家が城主となる。
慶長五年 (1600) 西軍についた長束正家が関ヶ原合戦に敗れ岡山城に籠ったが、池田備中守に攻められ降伏、増田正家は自害し岡山城は廃城となった。


≪ 写 真 ≫


水口岡山城登城口


登城口の岡山城趾碑


南面の遊具のある曲輪跡


遊具のある曲輪からの登口


西の丸跡


本丸と西の丸の間の竪堀跡


本丸北側斜面の石垣跡


本丸櫓跡


本丸跡


天守跡


本丸と二の丸の間の空堀跡


二の丸跡


二の丸と三の丸の間の堀切跡


三の丸跡


三の丸東下の曲輪跡


三の丸東下の切岸


東側杉林の中の竪堀1


東側杉林の中の竪堀2


南斜面の大手道


南斜面の虎口跡


白玉稲荷神社付近の曲輪跡


現地概要図(リンク付サムネイル)

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
近江鉄道水口駅から徒歩約20分。登り口から約25分。
<車>
新名神高速信楽ICを降りて国道307号近江グリーンロードを北上、野洲川を渡り、水口大橋北詰信号を右折、国道307号のまま野洲川沿いを東進、山川橋交差点信号を左折、約800mで道の北側に水口岡山城への登口がある。麓の三角地に古城山岡山城跡観光駐車場があります。


≪ 位置図 ≫

水口岡山城


登口の古城山岡山城跡観光駐車場


紹介したお城の数 138城



近江の山城ベスト50を歩く
中井 均
サンライズ出版


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