お城へ行こう!

気ままなお城めぐりの旅の記録と写真を公開しています。

羽黒城

2014-11-30 06:27:16 | 愛知県
 羽黒城

2014/10/18

愛知県犬山市のお城めぐり

 小牧・長久手合戦のときに梶原氏代々の居館を修復した城砦

≪ お城の概要 ≫

城名: 羽黒城
よみ: ハグロ
別称: 梶原館
所在地: 愛知県犬山市羽黒城屋敷
現状: 竹林・興禅寺・住宅街
築城年代: 建仁年間(1201-04)
築城者: 梶原景親
形式: 平城
遺構: 土塁・堀
規模:
文化財:
訪城日: 2011/2/23・2014/10/18


≪ 訪城記 ≫

犬山城から羽黒城へ向かう。

犬山城有料駐車場を出て犬山城前を東進、郷瀬川を渡った三叉路を左折、すぐの三叉路を右折、一方通行を東進して内田交差点信号を右折、県道27号を南下、犬山市役所前を通り、国道41号高架下をくぐり、市民文化会館南側のするすみふれあい広場駐車場に車を駐車する。

するすみふれあい広場の南側の道を約100m西進して左折、約140m南下した興禅寺敷地の北東角に土塁跡が残る。この興禅寺北東角の案内板のある交差点を東進、アパートの間の道を進むと竹藪の前に説明板があり、そのまま少し東進した民家角付近に古い説明板がある。この古い説明板から北の竹藪内に入り、真ん中の土塁上を西へ入った丘上に羽黒城趾碑が建てられている。
土塁上を東に進み、竹藪の切れ間を北に出ると東西に堀跡が残る。
北側の竹藪内にも土塁跡が残る。
興禅寺は羽黒梶原氏の菩提寺で、西の墓地に梶原景時公、梶原景義公、小笠原吉次公の供養塔がある。


≪ 歴 史 ≫

建仁年間 (1201-04) 建仁元年(1201)、梶原景時、景高父子が鎌倉幕府に誅殺され、逃れた一子豊丸が景親と名を改め館を築き、代々居住する。
天正十年 (1582) 景親から十七代孫の茂助景義が織田信長に仕えたが、本能寺の変で討死、羽黒梶原氏は断絶して城は荒廃する。
天正十二年 (1584) 小牧・長久手合戦のときに秀吉が廃墟となっていた梶原館を修築、山内一豊、堀尾吉晴に守らせるが、終戦とともに廃城となる。


≪ 写 真 ≫


羽黒城趾碑


堀跡


土塁跡


北側の竹藪内の土塁跡


興禅寺北東角の土塁跡


興禅寺北東角


羽黒城入口


興禅寺


梶原景時公、梶原景義公、小笠原吉次公供養塔


現地羽黒城趾周辺案内図(リンク付サムネイル)

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
名鉄小牧線羽黒駅から徒歩約10分。
<車>
東名高速小牧ICで降りて国道41号を北上、村中交差点信号を右折、国道155号を東進、小牧原交差点信号を左折、県道102号木曽街道を北上、県道27号木曽街道を北上して犬山市に入り、羽黒交差点信号を約300m北上した道の左側のするすみふれあい広場駐車場に駐車すると良い。するすみふれあい広場の南側の道を約100m西進して左折、約140m南下した興禅寺敷地と興禅寺北東角の交差点を東進、アパートの間の道を進んだ竹藪が羽黒城跡です。


≪ 位置図 ≫

羽黒城


興禅寺


紹介したお城の数 308城



城めぐりがもっと楽しくなる!お城の地図帳 (タツミムック)
辰巳出版
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城・城下町めぐりの旅―JR全路線&主要私鉄の路線図を収録! (Gakken MOOK―おとなの鉄道地図帳)
学研
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木ノ下城

2014-11-29 05:56:51 | 愛知県
 木ノ下城

2014/10/18

愛知県犬山市のお城めぐり

 尾張国守護斯波氏の臣織田広近が築き、四代子孫信康が犬山城を築いて移るまでの居城

≪ お城の概要 ≫

城名: 木ノ下城
よみ: キノシタ
別称:
所在地: 愛知県犬山市犬山愛宕
現状: 愛宕神社
築城年代: 文明元年(1469)
築城者: 織田広近
形式: 平城
遺構: 金明水
規模: 200m×350m
文化財:
訪城日: 2011/2/23・2014/10/18


≪ 訪城記 ≫

犬山城を木曾川沿いに一周するときに鵜沼城に拠り、続いて木ノ下城城に拠る。

鵜沼城付近の犬山橋北詰から犬山橋を渡り、名鉄犬山遊園駅前を通って県道27号を南下、郷瀬川を渡り、犬山駅前を過ぎ犬山市役所前信号から約75mの角を右折、約30mで愛宕神社前に着く。
愛宕神社鳥居の西側に小さな木ノ下城城趾碑があり、北奥の社殿前に説明板と金明水という古い井戸が残る。


≪ 歴 史 ≫

文明元年 (1469) 尾張国守護斯波氏の臣織田広近が木ノ下城城を築き、小口城から移り初代城主となる。
天文六年 (1537) 織田広近の四代子孫織田信康(織田信長の叔父)が犬山城を築いて移り、木ノ下城城は廃城となる。


≪ 写 真 ≫


木ノ下城城説明板と金明水


木ノ下城城趾碑


愛宕神社


金明水

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
名鉄犬山駅から徒歩約10分。
<車>
東名高速小牧ICで降りて国道41号を北上、村中交差点信号を右折、国道155号を東進、小牧原交差点信号を左折、県道102号木曽街道を北上、県道27号木曽街道を北上して犬山市に入り、国道41号高架下をくぐり、犬山市役所前三叉路信号を右折、犬山市役所有料駐車場を利用すると良い。ここから徒歩約5分で木ノ下城城跡の愛宕神社に着く。


≪ 位置図 ≫

木ノ下城城(愛宕神社)


紹介したお城の数 307城



ビジュアル・ワイド 日本名城百選
村田 修三,村田 修三
小学館




新・日本名城100選 (新100選シリーズ)
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鵜沼城

2014-11-28 05:54:33 | 岐阜県
 鵜沼城

2014/10/18

岐阜県各務原市のお城めぐり

 織田信長に追われた戦国末期の土豪大沢氏の居城

≪ お城の概要 ≫

城名: 鵜沼城
よみ: ウヌマ
別称: 宇留摩城・志水山霧ヶ城
所在地: 岐阜県各務原市鵜沼南町7丁目
現状: 山
築城年代: 十六世紀中頃
築城者: 大沢氏
形式: 山城
遺構:
規模: 15m×15m、標高90m、比高50m
文化財:
訪城日: 2014/10/18


≪ 訪城記 ≫

犬山城を木曾川の対岸から一周するときに鵜沼城に拠る。

犬山橋の北詰、東側の名鉄犬山線東側の岩山が鵜沼城跡なのですが、北側と西側は人が入れそうなところが無く、断崖絶壁で、北側と東側は木曾川畔のこれまた断崖絶壁です。
周りを見て回りましたが登れそうな場所がありません。


≪ 歴 史 ≫

戦国時代に大沢和泉守正吉により築城されたようである。
永禄年間 (1558-70) 大沢和泉守正吉の孫次郎左衛門正重が木下藤吉郎の計略で織田信長に臣従するが、信長の変心を恐れ、城を捨てて行方をくらましたようです。


≪ 写 真 ≫


鵜沼城

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
名鉄犬山線新鵜沼駅から徒歩約5分。
<車>
東名高速小牧ICで降りて国道41号を北上、村中交差点信号を右折、国道155号を東進、小牧原交差点信号を左折、県道102号木曽街道を北上、県道27号木曽街道を北上して犬山市に入り、国道41号高架下をくぐり、さらに北上して木曾川に架かる犬山橋を渡った北詰東側の木曾川に突き出た岩山が鵜沼城跡で名鉄新鵜沼駅付近の有料駐車場を利用すると良い。


≪ 位置図 ≫

鵜沼城


紹介したお城の数 306城



現存12天守閣 (幻冬舎新書)
山下 景子
幻冬舎




美城 ~現存12天守編~ (美城)
Asukanet Publishing

犬山城

2014-11-27 06:01:27 | 愛知県
 犬山城

2014/10/18

愛知県犬山市のお城めぐり

 織田信長の叔父織田信康によって築かれた尾張徳川家付家老成瀬氏代々の居城

 国宝  現存12天守   日本100名城

≪ お城の概要 ≫

城名: 犬山城
よみ: イヌヤマ
別称: 白帝城
所在地: 愛知県犬山市犬山北古券
現状: 国宝犬山城・針綱神社・三光稲荷神社・猿田彦神社・犬山神社
築城年代: 天文六年(1537)
築城者: 織田信康
形式: 平山城
遺構: 現存天守閣・本丸・杉ノ丸・桐ノ丸・樅ノ丸・松ノ丸・小銃櫓・本丸門・岩坂門跡・黒門跡・松ノ丸門跡・矢来門跡・中御門跡・空堀・石垣・大手道
規模: 標高85m
文化財: 国宝天守閣
訪城日: 2011/2/23・2011/11/30・2014/10/18


≪ 訪城記 ≫

自宅から犬山城に向かう。

東名高速小牧ICで降りて国道41号を北上、村中交差点信号を右折、国道155号を東進、小牧原交差点信号を左折、県道102号木曽街道を北上、県道27号木曽街道を北上して犬山市に入り、国道41号高架下をくぐり、犬山駅西交差点信号を左折、県道183号西進、本町交差点信号を右折、北上して犬山市文化資料館前を通って針綱神社前の交差点を左折、犬山体育館南側の有料駐車場に車を駐車する。一方通行の規制があるので注意。

犬山神社前を通って犬山体育館東の広場から大手道を登る。体育館南東隅に観光案内所がある。
大手道入口右側には大きな国宝犬山城址碑の石がある。
大手道に入ってすぐの左側に中御門跡、右にクランクするところの左側に空堀跡、三光稲荷神社を過ぎてすぐの右側に矢来門跡、松ノ丸門跡、黒門跡礎石、左にクランクする右側に針綱神社のある桐ノ丸、さらに登ると右側に発券所、左側に小銃櫓の石垣、入場料は500円、入口の本丸門をくぐり本丸に入ると目の前に国宝犬山城天守閣がある。
本丸右側奥に七曲門跡、中央に記念碑があり、前には少ないが可憐な桜の花が咲いてました。
天守閣から木曾川を沿いに見ると右側に鵜沼城跡の断崖、左側には伊木城の伊木山が見える。
犬山城を出て木曾川に架かるライン橋を通り、対岸を一周する。対岸から見る犬山城は、木曾川に突き出た断崖の上に建てられていて別名白帝城と呼ばれるほどのすばらしい景観を成していてとても満足です。


犬山城の詳細は ……… ここをクリック

≪ 歴 史 ≫

天文六年 (1537) 織田信長の叔父織田信康が木之下城から移築して犬山城を築く。
永禄八年 (1565) 織田信長の美濃攻略時に織田信康の子信清が美濃斎藤氏と通じたため、信長に城を追われる。
元亀元年 (1570) 池田恒興が城主となる。その後、城主は織田信房、中川定成と続く。
天正十二年 (1584) 小牧・長久手の合戦で池田恒興の急襲に遭い落城、秀吉方の本陣となる。以後、城主は加藤氏、武田氏、土方氏、三輪氏と交替する。
文禄四年 (1595) 石川貞清が城主となる。
慶長五年 (1600) 関ヶ原合戦で犬山城主石川貞清が西軍に与して所領を失う。戦後、小笠原吉次が入る。
慶長十二年 (1607) 尾張徳川家初代の徳川家康九男義直が尾張を領し、補佐役の平岩親吉が犬山城に入るが慶長十六年(1611)、親吉が没し、無嗣除封となる。
元和二年 (1616) 尾張徳川家付家老成瀬正成が犬山城主となり、以後、九代世襲して明治維新となる。
明治五年 (1872) 廃城となる。


≪ 写 真 ≫


犬山城天守


犬山城天守正面から


犬山城天守左下から


犬山城天守付櫓


本丸


伊木城方面


鵜沼城方面


木曾川からの犬山城


木曾川からの犬山城天守


空堀


記念碑


大杉様


記念碑前の桜


七曲門跡


小銃櫓


本丸門


小銃櫓石垣


大手道


黒門礎石


国宝犬山城趾碑


大手道入口

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
名鉄犬山線犬山遊園駅から徒歩約15分。
<車>
東名高速小牧ICで降りて国道41号を北上、村中交差点信号を右折、国道155号を東進、小牧原交差点信号を左折、県道102号木曽街道を北上、県道27号木曽街道を北上して犬山市に入り、国道41号高架下をくぐり、犬山駅西交差点信号を左折、県道183号西進、本町交差点信号を右折、北上して犬山市文化資料館前を通って針綱神社前の交差点を左折、犬山体育館南側の有料駐車場を利用すると良い。一方通行の規制があるので注意。


≪ 位置図 ≫

犬山城


紹介したお城の数 305城



日本100名城めぐりの旅―7つの「城の楽しみ方」でお城がもっと好きになる!
萩原 さちこ
学研パブリッシング




坂東三津五郎 粋な城めぐり 角川SSC新書 (角川SSC新書)
坂東 三津五郎
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)

堂木山砦

2014-11-26 06:02:03 | 滋賀県
 堂木山砦

2014/10/8

滋賀県長浜市のお城めぐり

 賤ヶ岳合戦のとき築かれ山路正国、大金藤八郎、のちに木下半右衛門が守った陣城

≪ お城の概要 ≫

城名: 堂木山砦
よみ: ドウギヤマ
別称:
所在地: 滋賀県長浜市余呉町東野・中之郷
現状: 山
築城年代: 天正十一年(1583)
築城者: 羽柴秀吉
形式: 砦
遺構: 主郭・出郭・虎口・土塁・横堀・堀切
規模: 標高283m
文化財:
訪城日: 2014/10/8


≪ 訪城記 ≫

神明山砦から堂木山砦に向かう。

神明山砦と堂木山砦の分かれ道ある堀切に戻り、右側に登ったってすぐに小さな出郭があり、尾根伝いに進むと虎口らしき土塁跡のあるところから登った先が主郭前の郭で南側に土塁跡、左に曲がった先に土塁と前に空堀跡があり、土塁内が主郭で周囲を土塁に囲まれている。東側に平虎口、北側に食違い虎口、虎口を抜けた北側にも郭があり東側と西側に平虎口、北側と東側の土塁外側に横堀跡が見られ、非常に良い状態で遺構が残っている。


≪ 歴 史 ≫

天正十一年 (1583) 賤ヶ岳合戦のとき築かれ山路正国、大金藤八郎が守っていたが、山路正国が寝返ったのち木下半右衛門が守った陣城

≪ 写 真 ≫


堂木山砦主郭


主郭東側平虎口


主郭南側土塁


主郭南側土塁前の空堀


主郭北側食違い虎口


主郭北側の郭


主郭北側郭東側の土塁


主郭北側郭東側土塁下の横堀


主郭北側郭北側土塁と横堀


主郭北側郭西側の平虎口


主郭西側土塁


主郭前郭入口


出郭


神明山砦と堂木山砦の分かれ道の堀切


現地堂木山砦縄張図(リンク付サムネイル)

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR北陸本線余呉駅から徒歩約1.1㎞、約20分で登城口、主郭まで約10分。
<車>
北陸道木之本ICを降りて木之本IC口交差点信号を直進、国道365号を北上、余呉湖口交差点信号を約800m北上して斜め左側道を降りてすぐの交差点を左折、川を二つ越えて約500m西進した交差点を右折、農道を約300m北上した突き当りの旧余呉町の火葬場跡地に駐車すると良い。ここから登城口まで約5分、主郭まで約10分。


≪ 位置図 ≫

堂木山砦


神明山砦・堂木山砦登城口


紹介したお城の数 304城



近江城郭探訪―合戦の舞台を歩く
滋賀県教育委員会
滋賀県文化財保護協会




日本の城 (山川Mook 1)
中井 均
山川出版社