ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

久米島格子+熊帯

2011-03-02 09:17:30 | きものがたり
110227.sun.
東中野、武田修能館にて能茶会。



カーキ色に墨の格子の久米島紬に
縮緬のレモンイエローの名古屋帯。
京都の日本画家のおばあちゃまが描かれたキュートな熊!


前帯の部分は、なんと肉球!
最近は、これには陶器のシロクマの帯留を合わせることが多い。
半襟もレモンイエローで明るく。

この日の能茶会とは
観世流能楽師の武田友志氏と、裏千家茶道家の久保比登美さんによる
和文化を体験する会。
久々にお茶をたてたが、案外忘れているものですねえ(笑)
私が習っていたのは表だったので
そもそもお茶の立て方もお茶碗の回し方も若干違うのだったが・・・。
今回は野点のイメージで、和菓子は3色団子。
麻布の青野総本舗でこの日のために作ってくれたのだとか。

後半は武田氏によるお能のレクチャー。
装束の説明や大事な面(おもて)を見せてくれたり、
1曲どころか3曲も
しかもご自分で謡いながら舞ってくださったりと、
たっぷり堪能させていただきました。


まだ30代(たぶん)の若い講師おふたりが、
こうして肩のこらないかたちで、
日頃なかなか身近に接することのできない日本の文化を
広めていこうとしていることには好感が持てました。