ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

吉澤与市紬+一村袋帯

2012-11-20 13:04:51 | きものがたり
121118.sun.

明治座で通し狂言「天竺徳兵衛新噺」鑑賞。



新潟は十日町にある織の老舗、七代目吉澤与市の紬。
蘇芳~浅蘇芳のくすんだ赤のグラデーションの縞に
ターコイズブルーが織りこまれたもの。
帯は、田中一村の絵のモチーフとしては有名すぎるアダンを友禅で描き、
両脇は奄美大島の伝統的な龍郷柄を織り込んだ切り場目の袋帯。

  

半襟は浅梔子地に刺繍。
帯揚は海老色~蘇芳~浅葱のグラデーション。
帯締は浅葱~薄桃のグラデーション。
実はこれ、25年ほど前に着付け教室に通っている頃、自分で組んだもの。

先日、パーソナルカラー診断なるものを友人にしてもらったところ、
私のパーソナルカラーは「オータム(秋)」なんだとか。
春夏秋冬と4種類の色分けがあるのだが
日本人の6~7割は「夏」。
次に多いのが「冬」と「春」。
一番少ないのが「秋」だそうで。
形もアシンメトリーとか、素材もかわったものが好きとか、
まあ、予想通り・・・(笑)
色だけでなく、持って生まれた肌質や色素、
メンタルな部分にまで関わってくることに驚いた。
これについては書けば長くなるのでまたに回すが、
帰宅してクローゼットを眺めれば、まさに「秋」の色ばかり。
バッグ、財布、名刺入れ等々も同様。
結局、好きな色をちゃんと選んで生活していたということですね。

着物もそう。
例えば、この着物の八卦(裾回し)のターコイズなんて、ドンピシャ!
ターコイズ系の八卦をつけた着物、何枚あるかしら~(笑)
初めて組んだ帯締がこの色だったってことも驚き。 



<おまけ>

羽織は、義母から譲られた銘仙(義母が着ていたのは60年以上も前!)を
洗い張りして長羽織に仕立てたもの。
ここ15年ほどにもなるだろうか。とっても重宝しています。
ありがとう! お母さん。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
くらくらです。 (しづく)
2012-11-20 21:41:32
田中一村モチーフですと!
銘仙長羽織ですと!
紬もつややかなこと!
なにもかもが素晴らしすぎて、もうめまいがします~(@@)
良さげな着物ですなあ~ (アルキメデス)
2012-11-20 22:33:28
何やらよく分からないけど、良さげな着物ですなあ~

この柄に似ている大きめのスカーフがあるけど
勇気をだして巻いてみようかな。
ふふふ・・・ (kikkoro)
2012-11-20 22:50:52
しづくさま

実物をお目にかけたいわ~。
買った時期がばらばらでも、
ちゃーんとコーディネイトできることに
我ながら驚きますねえ(笑)
アリガトゴザイマス♪ (kikkoro)
2012-11-20 22:53:07
アルキメデスさま

ふふふ、良さげでしょう~
スカーフね、ぜひ巻いてみてください。
冬のおしゃれは首元から!

似合わなかったら、ちょーだい!

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