ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

冬眠から覚めた熊 コーデ

2018-04-06 04:32:18 | きものがたり
180324.sat.-2



東京は桜満開宣言。昨日、国立劇場にて歌舞伎鑑賞。
冬眠から覚めた熊。
っていうのが今回の私のテーマ(⌒-⌒; )



濃淡グレー縞の牛首紬。
レモンイエローの縮緬名古屋帯。お太鼓にマティスばりの熊ちゃん!
京都の日本画家 児玉静さんというおばあちゃま画。前帯は肉球ドーン!(笑)
白熊帯留めと濃淡グレーの三分紐。
帯揚は濃グレーのドット柄。
半襟は淡ベージュとグレー七宝柄のふくれ織。
長襦袢はぼかし入りの黒。
足袋は濃淡グレーの縮緬小紋の端切れで作ってもらったもの。
草履は紅型鼻緒の濃シルバー。
グレーとベージュの縞の伊那紬の長羽織。
根付は阿智村長岳寺の水琴鈴。



南信州伝統芸能研究会の皆さんと一緒だったので、伊那谷ゆかりのものも少しプラス。

「あっ、パンダだ!」(熊だけどね σ^_^; )
子ども達に人気のあるこの帯、おばさま達にも大評判でした。


国立劇場で上方歌舞伎×江戸歌舞伎

2018-04-06 04:22:01 | 美を巡る
180324.sat.

「増補忠臣蔵ー本蔵下屋敷ー」
「梅雨小袖昔八丈ー髪結新三ー」
上方歌舞伎×江戸歌舞伎。
25日の国立劇場は桜、利休梅、雪柳、白い花が満開でした。

 

菊之助丈、上々の初役髪結新三。
父上菊五郎丈のお若い頃を彷彿とさせる端正な面立ちとキレの良い所作。
そして若々しい小悪党の色気。
三之助全盛時代の「光源氏」でスタスタ歩く紫の上・菊之助ちゃんをみて以来、
それ以降もどうもなあ、、、という先入観を、ようやく吹き飛ばしてくれた。
傘づくしの台詞も鮮やかでお見事でした。

「忠臣蔵」九段目に至る本蔵下屋敷は、東京では65年ぶりの上演。
お家芸とはいえこちらも初役ですが、さすがの鴈治郎丈、貫禄の桃井若狭之助です。

團蔵丈、亀蔵丈始めベテラン勢もよかったけれど、
本舞台の出色はなんといっても中村梅枝丈ですよ。
白子屋手代忠七の優男ぶりといい
三千歳姫のたおやかなお姫様ぶりといい、どちらもはまり役。
三千歳姫の別れの箏の演奏は代々の役者もしてきたというが、
歌まで歌ったのは梅枝丈が初めてなのだとか。
しばらく歌舞伎鑑賞から遠ざかっていたので初めて見た役者でしたが、
玉三郎丈について修業しているとのこと。
調べたら時蔵丈のご子息じゃないですか!なるほど~納得!
余談ですが、20年ほど前のこと、
歌舞伎初めてというおじさまを歌舞伎座に誘ったところ、
時蔵丈の美しさにすっかりはまってしまい、
松竹の株まで買って通い詰めてたなあ。(笑)

菊之助丈の長男、4歳の和史君も可愛く堂々と舞台に立ってくれたし、
イヤホンガイドカードも先月で期限切れてたし(・・;)、
このところの大掛かりな襲名披露もひと段落してきたし、
またしばらく歌舞伎見に通おうかな、と思った次第。
 
 

上演後、バックヤード見学といういうおまけ付き♬
さすが国立劇場。広い、広い!


 

回り舞台は結構な速さで回り、
見上げるとたくさんの書き割りが釣り上げられている。

 

あ!道成寺の吊り鐘も!鳴り物の皆さんが入る黒御簾からも意外と舞台が見えるんですね。
花道の下、ここを役者は走るんですね?。
すっぽん操作盤も発見。最後に揚げ幕をあげて、花道に出て終了。

  

ああ面白かった!

春を歩く。

2018-04-06 04:13:37 | 暮らしあれこれ
気がついたら、20日ばかりも間を空けてしまってました(;^_^A
2月の淡路島~大阪・京都旅もまだ書き切れてないのに・・・
まずが3月の続きから。

180317.sat.

3月17日、靖国の標準木がようやく5輪花開いた頃、
我々も千鳥ヶ淵を歩いていました。

 

 

 
 
  

山桜、緋桜、辛夷、馬酔木、三椏、、、
風もなければ雲もない青空の下、
たくさん花を愛でて歩いて、絵や工芸品も見て歩いて、
笑って飲んで、いい気分の一日。
花粉症で目も鼻もグズグズでしたけどね。

東京の飯田ゆかりの地を歩こう会の下見。
東京駅10時集合~平将門の首塚~皇居~国立科学技術館ランチ
~国立近代美術館(本館・工芸館)~東京大神宮~飯田橋で打ち上げ。



18410歩。




ほぼ目線の先でチュッチュ、チュッチュ、と鳴き声がする。
でも目の前は緑の生垣に枯葉が、、、?と思ったら、雀でした!!!
カワイイ!!!
北の丸公園で雀が埋もれているの図(笑)

 

この後、すぐ飛んでいってしまいましたとさ。
「見つかっちゃった!チチチッ」。