Eveの消しゴム防止観劇日記

宝塚大好き。チョン・ウソンさん好き。好きな舞台・映画を観た感想を綴ります。

映画『王になった男』感想

2013-02-24 11:19:07 | 映画

昼にお出かけをすると夜は疲れてしまう。
水曜日に見に行った映画『王になった男』も感想が今日に…
大阪ステーションシネマ。
280席くらいの内90%くらい入っておられた。
レディースデーだが男性の方も多かった。
原題は『光海 王になった男』。←私は原題の方が好き。

面白かった
歴史ものの難しい作りではなくフィクションの時代ものとしてわかりやすく作られていた気がする。
イ・ビョンホンssi大活躍の映画だが、脇を固めるリュ・スンリョン(都承旨ホ・ギュン役)、キム・イングォン(警備役) も美味しい役で涙をさそってくれた。
少し下ネタでウワッと思う部分もあったがそれが宮廷の文化として紹介されていると思うと嫌な気持ちにはならなかった。
中宮=王妃を演じるハン・ヒョジュちゃんも気品があって良かった。
終幕部分で中宮とのエピソードをもう少し加えてあると良かったのにな~と少し残念だった。
ドラマ『赤と黒』の可愛い妹役を演じていたシム・ウンギョンちゃんが今回も可愛い役で出ておられた。(重要な役所ではある。)

光海君。
王で“君”と呼ばれたままなのは暴君であったとされる燕山君(映画『王の男』)とこの映画の主人公“光海君”のみ。
明から次男であることや正室の子でない庶子であることを理由に世子冊封を拒否された。(王と認められない)←いちいち中国にお伺いを立てなくちゃいけないって

映画の中でも出てきたが明への出兵を拒否(結局は出兵しているが……)し夷狄である後金(後の清国)とも交流を持つ選択をしている。
これって王としては能力があったのでは??

ビョンホンssiが楽しんで演技をなさっているように思えた。
(最下層の身分)のハソンを演じておられる時間が長いのだが、姿勢、顔つきの変化が内面の成長として画面に表れていた。
二役の本当の光海を演じる方が難しかったのではないかと思う。
変化は“声”と“目”でされていると感じた。
リュ・スンリョンssiもとても声が素敵だ。
声、そして発声は演じる時とても重要だが時代物は特に大事なのではないか?って感じた。

時代物の映画が少ない中、ハードでない心あたたまる韓国映画をご覧になっていただきたいと思った。
オープニング部分を見逃したので「もう1回、行こうか?」とも考えている。

【あらすじ】   
王位を取り巻く権力争いと党派争いで混乱が極に達した光海君8年。
自身の命を狙う者に対する怒りと恐れでますます乱暴になっていった王“クァンヘ(光海)”(イ・ビョンホン)は、都承旨(トスンジ)“ホ・ギュン”(リュ・スンリョン)に自身の代わりに威嚇する影武者を探すことを指示する。
これにホ・ギュンは、天性の話術で王の姿を真似る芸達者な賎民(センミン)、ハソン(イ・ビョンホン)を発見する。理由も分からないまま宮に連れて来られたハソンは、クァンヘの身代わりとなるのだが…。