Eveの消しゴム防止観劇日記

宝塚大好き。チョン・ウソンさん好き。好きな舞台・映画を観た感想を綴ります。

『THE ハプスブルク』行ってきました。

2010-02-18 22:16:38 | 京都

火曜日に行ってきた『THE ハプスブルク』京都国立博物館
  2010年1月6日~3月14日(休館日 月曜日)
  午前9時30分~午後6時(金曜は午後8時まで。入館は閉館の30分前まで)


京都国立博物館はお散歩の距離。
昔は博物館のイメージ(どんなの~~?)でひっそり建ってました
それがここ10年くらいでしょうか?時々美術館のような華やかな企画をなさっています。

ハプスブルク家略系図によりますと1273年ルドルフ1世ドイツ国王が始まりで1918年の
カール1世オーストリア帝国皇帝が最後と書かれています。
『THE ハプスブルク』では1500年から1900年ころまでの絵画、工芸品が出品されてました。
ハプスブルク家が隆盛を誇りだすスペイン(カール5世)とオーストリア(フェルディナント1世)に
分かれた頃から終焉の頃までのようです。
絵画は神話に題材をとったもの、肖像画、宗教画、静物画といろいろが出品されてました。
工芸品は大理石、サンゴ、金、めのう等高価な材料を使った手の込んだ精密な作品が出品されてました。
私はちょっと暗い絵画(宗教画)は苦手で綺麗な絵の前で足をとめてしまう傾向があります。
笑ったのがクレオパトラが蛇にかませて死ぬ場面の絵ですが、侍女までが裸なんです~
依頼主がそれを望んだのですね

肖像画のお部屋に一番長い時間いたように思います。
ベラスケス 下記2作品。
 『白衣の王女マルガリータ・テレサ』

フェリペ4世の子 5歳時のマルガリータ。ウィーンの叔父、レオポルト1世(1658年~1705年)と結婚。

  『皇太子フェリペ・プロスペロ』
同じくスペイン フェリペ4世(1621年から1665年)の子。血族結婚の為、病弱に生まれ身体を
悪霊から守るために鈴をつけています。

 『11歳のマリア・テレジア』 
16人の子供を生み年を重ねたテレジアはふくよかですがこの頃は細く綺麗です。
グリーンの眼がとても聡明そうでした。

マリア・テレジアはハプスブルク家で唯一の女性君主です。彼女の即位を認めようとしないプロイセンやバイエルンとのオーストリア継承戦争、それに続く七年戦争を見事に戦い抜き、広大な領土を守り抜きました。
彼女は、家柄にこだわらず優秀な人材を登用して義務教育の導入、医療制度の改善、税制の見直しなど次々と国内改革を行い、オーストリアの近代化に努めました。また、300年近くにわたってライバル関係にあったフランスと友好関係を築き、末娘のマリー・アントワネットをフランスに嫁がせました。

シャーベットのセンターピース(デザート容器)にはそれぞれ使う人のカメオが付いてました。
父、神聖ローマ帝国皇帝カール6世にテレジアと夫のロートリンゲン公、後の神聖ローマ帝国皇帝
フランツ1世が愛されたのかと微笑ましく思えました。(『ハプスブルクの宝剣』の影響?

      
      『エリザベート』  夫『フランツ・ヨーゼフ1世』 

エリザベートの扇子は舞台のエリザベートが使ってるレースが付いたものではなく日本風の扇子でした

口元は端が少し上がってます。(マリア・テレジアもそうでした。定石?)
眼は視点が定まらないように遠くを見ています
この絵(大きいcanvasでした)を見るだけも価値のあるこの展覧会でした

世界史は範囲が広すぎて挫折してしまいますが一時期はフランス以外のほぼヨーロッパ全土を治め隆盛を極めたハプスブル家の片鱗が感じられる展覧会でした。
興味のある方はまだ1カ月ありますので行かれてはいかがでしょうか?
でも、これからは気候が良くなり観光シーズンに入るので土日は並ぶのを覚悟でお出かけになった方がよいかと思います
平日でも少し見にくい展示品もありました(小さい工芸品)


藤田まことさん 死去

2010-02-18 17:20:11 | Weblog

時代劇好きです
『必殺仕事人』は始まった時からずっと見てました。
パチンコの『必殺仕事人』は主人なんかとっても世話になったと思います
『はぐれ刑事』シリーズはあんまり見てなかったですが『剣客商売』の秋山小兵衛も好きでした。
子供の頃の『てなもんや三度笠』も見てました。

実は藤田さん、私の亡くなった父にそっくりなんです
生きていた頃はよく「似てる~~」って言った記憶があります。
母も父が亡くなってからはテレビを見て心を癒していたようです

何かこの訃報を聞いた時、涙が溢れてきました
ご冥福をお祈りいたします