Eveの消しゴム防止観劇日記

宝塚大好き。チョン・ウソンさん好き。好きな舞台・映画を観た感想を綴ります。

『サヨナライツカ』感想

2010-02-11 15:13:52 | 映画

昨日見てきた『サヨナライツカ』の感想です。
ネタばれも含まれています

イ・ジェハンさんはウソンさんの作品の代名詞にもなってしまった『私の頭の中の消しゴム』の監督さんです。
好きな監督さんかといえば、う~ん?って感じです
綺麗に撮りすぎる?
現実にあるとすればドロドロになる話をこの映画とっても綺麗に撮っておられました。
女性の憧れウェデングドレスの『お姫さまだっこ』もありました。(『消しゴム』もありましたよね

この映画は前半(沓子と豊の恋と別れ)と後半(25年後の愛と別れ)に分けられるような気がします。
前半は主演の中山美穂さんのプロモーションビデオ(PV)を見ているようでした。
ゴージャスです
映画の中の(ご主人、辻 仁成さんの原作を読んでいません)沓子の奔放さの根源は『孤独』ではないだろうか?と感じました。
それを隠すためのゴージャスさ
『若い』って素敵です
自分が傷つくのも怖くなくて突っ走ってしまうのですよね~~

泣かすように作ってありますね
後半、沓子が愛の巣であったホテルの「サマーセット・モーム」の部屋で豊を待っている設定
沓子本来の姿で
老けのメーキャップですが、お顔より手のシミに泣けましたね~~
ジェハン監督、グッドジョブです~~
年を重ねるということはこういうことなんですよね~~
そして『サヨナライツカ』‥‥‥
「愛」って「死」によって永遠になるもの、完結するものなのでしょうか?
テーマが重いから綺麗に撮って丁度なのかもわかりませんね?

心に残る台詞も沢山ありました
「互いに思ってさえいればイツカ会えると信じてました。」
『きみに微笑む雨』も同じような題材です(こちらは10年後)
メイがドンハを杜甫草堂で待っていたかどうかは微妙です
私ははっきりこの部分を描いて欲しかったです、ジノ監督

1975年からのお話だから自分の若い時の恋愛を思い出しながら見てしまいました
「きみは死ぬ間際に誰かを愛したことを思い出す?それとも愛されたことを思い出す?」
今の私は「愛されたこと」を思い出します

出演者では西島秀俊くん、石田ゆり子さん、マギーが良かったと思います(いつも気になるマギーです)
ミポリンもペタペタした話し方がちょっとですが素敵だったです。
話題の西島君の裸にはちょっとクラッとしちゃいました(背中の筋肉が素晴らしい
腹筋はあまり興味ないですがスリムな体型の方の背筋フェチです(by『トンケ』のウソンさんより

どうしても大画面で見なきゃいけないとは思いませんが興味のある方は是非見てください
原作を読んで見たいと思います
そうそう、『冷静と情熱の間』の相方、江國香織さん原作の映画『スイートリトルライズ』の予告がありました。
中谷美紀×大森南朋ですから楽しみですが映画館に行くかどうかはわからないです