石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

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〈本文は、敬称略〉

「石巻地域観光復興シンポジウム」を開催しました(その1)

2012年01月27日 | 復旧・復興への取り組み
1月24日(火)石巻グランドホテルを会場に行われた「石巻地域観光復興シンポジウム」について報告したいと思います。

はじめに(株)アテーナソリューション 代表取締役 立石裕明 さんから「被災経営者が語る~私にとっての阪神淡路大震災とは~」と題した講演をいただきました。

立石さんは兵庫県淡路島のご出身で阪神淡路大震災で被災し,事業再生を経験されました。
その体験談を話していただきました。講演の要旨は以下のとおりです。
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阪神淡路大震災の強い揺れでホテルが被災し,借金をしながらホテルを修繕したものの,客が来なくなった。
そこで目をつけたのが,子ども向けのスポーツ合宿。弁当の好みなど,客のニーズを研究した。
日韓ワールドカップのときには,淡路島がイングランドチームのキャンプ地になった。
スポーツの島を構想し,ホテルもスポーツホテルに特化し,客が来るようになった。

その後,資金繰りが悪化。
窮地に立たされたときに,商工会で経営指導員をしていた清水さんに
「大丈夫,何とかなる」「地震は君のせいではない」
と言われ安心感を与えられ,持ち直した。

再建するにあたって必要なのは,売り上げの再見直しをすること。
5年程度の事業計画を書くこと。書かないと前に進めない。金融機関から融資を受けられない。
BCP・経営革新・事業承継・事業再生を行う前に自分の事業を見直す。
今,事業が困難な方は困難な内容を把握して相談する。

日本は100年以上続く老舗企業が多い。
老舗企業へのアンケートの結果から,
守ったもの:経営者の理念 社会貢献
変えた物:商品・サービス→変化し続けるものが生き残る。
17年前も変化に対応できた企業が多く生き残った。
自分のお店に何が出来るのか考えることが大切。
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(その2)につづく


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