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J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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散歩@鎌倉&江の島

2023年01月09日 | 写真


成人の日の今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、東の空に煌めく星が見える。西の空には満月が中空に浮かんでいて、煌々と光を放っていた。今朝の気温は0℃で北よりの風が吹いている。ここしばらく冷え込んでいたこともあって、今朝は少し寒さが緩んだように感じられた。
年が改まり、久しぶりに海を見に行きたくなった。昨日、早朝に起きて鎌倉に行くつもりでいたのだが、セットした時間に目覚まし時計が鳴らず、寝坊してしまった。今日はそのリベンジということで、早朝に起床して家を出た。まだ頭の中は眠気が充満していたが、外に出ると冷蔵庫の中に入ったような冷気が身を包み、身も心も引き締まる思いである。

昨夜、カメラと交換レンズをカメラリュックに入れて準備しておいた。カメラはミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅢ」を持っていくことにしている。交換レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」の大三元レンズ3本セットを持っていくことにした。
平日と同じ時間に起床すると、カメラリュックを背負って家を出た。日野駅から電車を乗り継いで町田駅に出ると、小田急線町田駅の券売機で江の島・鎌倉フリーパスを買って、電車に乗り込んだ。

最初の目的地は稲村ヶ崎である。稲村ヶ崎駅に着いたときには、既に時計の針は7時半を廻っていて、朝日もだいぶ高く昇ってしまっている。


西の空には白く石化したような満月が浮かんでいて、月と江ノ島の間に富士山が白い姿を現している。


海面にはサーファーの姿が見えて、海岸に打ち寄せる波のしぶきが高く上がった。次第に朝日が放つ光が次第に強くなってきて、富士山が輝くように見えている。


しばらく経ったところで、稲村ヶ崎から藤沢行きの江ノ電に乗った。
次に降りた駅は鎌倉高校前駅である。駅から見える海は海面がキラキラと輝いていた。


海岸に降りると、日射しが燦々と降り注いでいて、目の前には青い海が広がっている。天気が良ければ正面に伊豆大島が見えるはずだが、今日は見えない。その代わり、数隻の漁船が浮かんでいるのが見えた。


海岸から上がると、線路を渡って坂を昇った。日坂と呼ばれる坂の上には母校がある。


母校の前から見える海は青く、学生の時と変わらない風景である。遠くから踏切の音と江ノ電が走っていく音が聞こえた。


日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い青空が広がった。昼間の最高気温は14℃で、南よりの風が吹いている。強い日射しが降り注いで、小春日和のような陽気である。日陰は風が冷たく感じられるものの、日の当たるところは季節先取りの暖かさで、上着を着ていると汗ばむくらいの陽気となった。
鎌倉高校前駅から江ノ電に乗って鎌倉駅に出た。鶴岡八幡宮は相変わらず混んでいて、参拝にも時間がかかりそうだ。今日の目的は新春の写真を撮ることにしていたので、参拝をせずに神苑ぼたん庭園に足を運んだのだが、庭園は閉園していた。

仕方ないので、鎌倉駅に戻ることにしたのだが、途中で寿福寺に寄った。寿福寺は鎌倉五山第三の寺院である。源頼朝の妻・北条政子が頼朝の死後、頼朝の父である義朝の旧邸跡に明庵栄西を招いて創建した寺で、臨済宗建長寺派の寺院である。


山門を入って、参道を進む。


うっそうと生い茂った木々の中に石畳の参道が一直線に伸びていて、その先に中門がある。


中門の正面には仏殿がある。1664年(寛文4年)に再建された仏殿の正面には本尊の釈迦三尊像が安置されているとのことだが、拝観は中門までとなっている。


境内裏手の墓地には、 北条政子と源実朝の墓と伝わる五輪塔のあるやぐらがあるが、墓地には行かずに鎌倉駅に戻った。鎌倉駅から江ノ電に乗って江ノ島駅に到着すると、江の島に出る。


久しぶりに江の島弁天橋を渡って、江の島に向かう。青銅の鳥居をくぐって、江の島弁財天仲見世通りを進んだ。通りの中腹で、右手に折れて、狭い路地を進むと、富士見浜という小さな入り江に出る。この海岸からは富士山が見えるが、強い太陽の光に富士山の白い姿が淡く見えるだけである。
海岸には多くの釣り客やボートを漕ぐ人がいた。


江の島を後にして片瀬海岸に戻ると、片瀬漁港の防波堤の先にあるから白灯台に向かった。この場所からは正面に江の島が広がっていて、東の方には相模湾の先に烏帽子岩と富士山が見えるはずなのだが、もう富士山の姿は強い光に隠れてしまっている。辛うじて山頂の白い姿が視認できるものの、西の空に広がってきた綿雲に隠れてしまっていた。


明日は仕事なので、今日は早めに帰ることにしている。再び片瀬海岸に戻ると、小田急線片瀬江ノ島駅に向かった。2年前の7月に建て替えを終えた片瀬江ノ島駅の周囲は観光客で混み合っている。改札に入ると、小田急線で町田駅に出た。
町田駅から横浜線と中央線を乗り継いで、帰宅の途につく。電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。既に日没の時刻を迎えていて、次第に空が暗くなってきた。日が沈むと西よりの風が吹いてきて、気温がぐっと下がって寒くなってきた。

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試し撮り(@PENTAX K-3 MarkⅢ)(星空編)

2023年01月01日 | 写真


令和5年元旦の日の今日は晴れ。今日は9時に起床した。カーテンを開けると、上空には雲ひとつ無い清々しい青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。窓を開けると、身をすくめるような冷たい空気が室内に流れ込んできた。風はほとんど無く、塵ひとつ無い透き通った空気が肌を刺すように冷たく感じられる。遠くから鳥の鳴き声が聞こえた。
日中は快晴で、上空には目も醒めるような澄んだ青空が広がっていた。昼間の最高気温は12℃で、東よりの風が吹いている。湿度が低く、空気はカラカラに乾いている。風が冷たく感じられるものの、日射しの温もりが心地よく感じられた。

日が傾いてくると、西の空から綿をちぎったような雲が流れてきた。東の空には白い半月が浮かんでいる。
日が沈むと、東の方から急速に夜の帳が下りてきて、暗い空に星が1つ2つ見え始めた。

今日はかねてから準備していた星空撮影に挑戦することにした。デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 MarkⅢ」高倍率ズームレンズ「TAMRON AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」デジタル一眼レフカメラ用GPSユニット「リコー O-GPS2」を装着する。デイパック三脚ケーブルスイッチヘッドランプレンズヒーターモバイルバッテリー、マスキングテープを入れて、自宅の近くの高台に出かけた。
昼間の気温の余韻もあって、日が沈んでもそれほど寒くは感じられない。ただ、だいぶ周囲は暗くなっているので、ヘッドランプを点灯させてカメラのセッティングを行う。東光寺緑地の西側は住宅地になっているが、緑地の辺りにはLEDの街灯が1つ灯っているだけで、周囲はかなり暗い。そのLEDの街灯すらも避けて、草地の上に三脚を立てた。

写真の撮り方は、ずいぶんとイメージトレーニングをしておいたのだが、辺りが暗いこともあって、いろいろと慌ててしまう。そこで、ホームページアストロレーサーの設定のメモをアップしておいた。このメモスマホで表示させながら作業を行ったこともあり、比較的スムーズにセッティングが出来た。
正面右手には立日橋があり、ちょうど北東方面を望んでいる。左手には立川駅周辺の市街地の光が見えた。
(焦点距離18mm/F3.5/15s/ISO100)


市街地を入れて撮ると市街地の光で星が見えづらいので、市街地の光をなるべく減らして、星景写真の撮影にトライしてみた。
(焦点距離18mm/F3.5/33s/ISO100/アストロレーサーTYPE2)


すると、星も市街地も流れてしまい、市街地がぶれぶれになってしまう。ちなみに星を拡大すると流れているのが確認できるが、それほど目立たない。
更に上空にレンズを向けると、空にはいくつもの星が瞬いているのが見える。アストロレーサーの動作モードをTYPE1に戻して撮影してみた。ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランだろうか、明るい星が見えていた。
(焦点距離18mm/F3.5/34s/ISO100/アストロレーサーTYPE1)


やがて東の空にオリオン座が昇ってきた。
(焦点距離39mm/F4.5/41s/ISO100/アストロレーサーTYPE1)


オリオン座の中心の三ツ星から少し右下に視線を移すと、ほのかに小さな星が3つ並んでいるように見える。これはオリオン座大星雲という星雲である。肉眼での視認はかなり厳しいが、望遠レンズを使って撮ってみると、その姿がよく見える。一応、TYPE1で撮っているので、星は点状になって取れるはずなのだが、拡大すると冒頭の写真のように少し星が流れているのは、自分の操作がまだまだ甘いからか。
(焦点距離250mm/F6.3/42s/ISO100/アストロレーサーTYPE1)


今日の月は月齢が8.7ということで、半月を少し膨らませたような姿を天頂付近に見せている。
(焦点距離250mm/F8/1/125s/ISO125)


月の西側に明るく光る星は木星だろうか。写真を撮ると、ひときわ明るく光る星の周囲には肉眼では見えない星がいくつもあるのが分かる。
(焦点距離250mm/F6.3/32s/ISO105/アストロレーサーTYPE1)


星を撮ってると、吐く息が白く見えた。気温がぐっと下がってきていて、手がかじかむようである。1時間ほども粘った後に、機材を片付けて帰宅した。

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初心者写真教室@銀座

2022年12月10日 | 写真


今日は晴れ。今朝は上空に暗い空が広がっていて、所々に薄い雲が広がっている。今朝の気温は3℃で、西よりの風が吹いている。西の空に丸い月が浮かんでいて、その周囲に煌めく星が散りばめられていた。濡れた空気がシャーベットのように冷たく、風がヒンヤリと感じられる。全身を冷気が包み込んで、思わず寝起きの頭がスッキリするような陽気である。
今日は写真部の初心者写真教室が銀座で行われるため、早朝に家を出た。ちなみに今日の撮影会で使用するカメラはミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅢ」を使うことにした。基本的に街歩きとなるため、レンズは「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL 12-100mm F4.0 IS PRO」1本のみとする。今日の写真教室ではスタッフとして参加するので、カメラはこれだけで充分である。それ以外に教室で使用する機材をカメラリュックに詰めると、家を出た。

日野駅から中央線快速電車に乗って東京駅に向かう。集合場所は有楽町駅の駅前だが、東京駅で下車すると丸の内南口改札を抜けた。
KITTE丸の内と線路に挟まれた通りをゆるゆると歩いて東京国際フォーラムに向かう。既に日の出を迎えた空は青く染まっていて、朝日が眩しい。南から北に雲が流れていて、風が清々しく感じられた。

東京国際フォーラムの建物の中に入る。ちなみに東京国際フォーラムは朝7時から建物の中に入れるが、地下のホールでイベントが開催されており、一部の区画には立ち入ることができない。ガラスホールに朝日が射しこむと、建物の中がオレンジ色に染まった。
ホールA~Dの地下をつなぐ地下コンコースにはウサギのぬいぐるみを並べたタワーが3個設置されている。


タワーに並べられたウサギのぬいぐるみの中のいくつかのぬいぐるみは前後に時折動いていて、静の中に動きのアクセントを与えている。


地下コンコースのツリーの間を通勤・通学客が縫うように歩いて行った。
有楽町駅前にあるカフェでモーニングを済ませると、写真教室の集合場所に向かう。ここで、主催者の挨拶や講師の挨拶があり、簡単な注意事項が参加者に伝えられた後、講師の後を追うように銀座の街を歩き始めた。


午前中の銀座は思った以上に混んでいて、ちょっと歩きづらい。


その中で写真を撮りながら歩くので、前後左右に来る歩行者とぶつからないようにしなければならない。


日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い青空が広がった。


昼間の最高気温は16℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。空気がカラカラに乾いていて風が身を切るように冷たく感じられるものの、日射しがポカポカと暖かく感じられた。


結局あまり写真は撮れなかった。


午前の部は新橋駅汐留口の広場で解散。午後は溜池山王にある会議室で講評と小講義があるため、地下鉄で移動する。
午後の小講義が終わり、そのまま帰宅の途につく。自分は溜池山王から地下鉄を使って新宿駅に出ると、新宿駅から中央線快速電車に乗った。今日はひどく疲れて、帰りに一杯ひっかけていくつもりでいたのだが、とてもそんな気分にはなれない。

家に着くと、簡単に夕食を食べて床にゴロンと寝た。ちょっと寝るつもりが、気が付くと既に夜10時を廻っていた。

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試し撮り(@PENTAX K-3 MarkⅢ)(夜景編)

2022年11月12日 | 写真


今日は晴れ。昨夜は仕事の帰りに軽く呑んで帰ってきたことに加えて、寝るのが遅かったこともあり、一応目覚まし時計をセットして寝たものの、目が覚めたのは10時過ぎである。既にカーテンの外は明るくなっていて、日が射している。上空を見上げると、所々に薄い雲が広がっているものの、青空が広がっていた。
ベランダに面した窓を開けると、爽やかな風が室内に流れ込んできた。団地の前庭の木々の枝からは落ち葉が風に乗って舞い落ちるように芝生の上に積もっていく。陽光が落ち葉に反射して、落ち葉が煌めくように眩しかった。どこからか鳥のさえずりが聞こえてくる。まるで山の中にいるような錯覚にとらわれた。

日中は概ね晴れていて、上空には青空が広がった。午前中よりも雲が少なくなり、燦々と日射しが降り注いでいる。昼間の最高気温は21℃で、午後から南よりの風が吹いてきた。風が涼しく、日射しの温もりが心地よい。小春日和の過ごしやすい陽気となった。
夕方、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 MarkⅢ」を外に持ち出して、写真を撮ってみることにした。今日は高倍率ズームレンズ「TAMRON AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」を使用することにした。

夕方になって外に出てみると、西の空の所々に薄い雲が浮かんでいる。日が沈むと、北よりの風が吹いてきて、気温がグッと下がってきた。
日野駅から電車に乗って立川駅で下車すると、改札を抜けて駅北口に出た。今日はやけに人出が多い気がする。ちなみに立川駅北口で開催されるイルミネーション「Tachikawa 燦燦 Illumination」の点灯は来週の11月19日であり、あと1週間もある。

立川駅北口のペデストリアンデッキを歩いてサンサンロードに降りると、複合施設「グリーンスプリングス」に向かった。この施設は一昨年4月に出来た複合施設で、立川ステージガーデンやソラノホテル、商業施設、オフィス等で構成されている。
多摩信用金庫脇のSOUTH GATEから2階に上がると、カラフルにライトアップされた噴水「ファウンテン」がある。噴水はさまざまに形を変えていて、見ていて飽きない。周囲には多くの家族連れが寛いでいた。


「グリーンスプリングス」の北側にある立川ステージガーデンの正面にはエマニュエル・ムホーという作家のモニュメント「mirai」がライトアップされている。この2020~2119の数字が並べられたモニュメントは立川ステージガーデンの正面玄関のガラス扉に映っていて、モニュメントのある空間がちょっと印象的なスペースになっていた。


2階のソラノホテル入口は青色のLEDが点っている。奥には青色のクリスマスツリーが見えた。


立川ステージガーデンの2階から4階に至る階段の脇に設置されたカスケードは青い光と赤い光で照らされている。2色の光に照らされた水の流れが不思議な空間を作り出している。


夜の写真を撮っていると、ファインダーの中のグリッド表示が見えづらいことに気付く。ミラーレス一眼カメラと異なり、レンズに入ってくる光がそのままダイレクトにカメラのファインダーに入る一眼レフカメラは、周囲の明るさもそのままなので、見えづらいのは仕方ない。背面の画面の右下に表示されるグリッド表示を目安にシャッターを切るか、あるいはライブビュー撮影に切り替えて写真を撮るしかない。
いやむしろ、夜の写真はむしろライブニュー撮影が適しているのかもしれない。これで画像モニターの明るさ調節をすることで、ピント合わせが少しは楽になりそうだ。

POP UPスペース「TAKEOFF-SITE」に入る。このスペースはプロダクトやコンテンツを紹介する空間となっている。このスペースの奥に1機のプロペラ機が展示されている。


この飛行機は、立川飛行機を前身とする立飛グループが戦後に製作したR-HM型飛行機の実機(修復機)である。


今回使用しているレンズはPENTAX純正のレンズでは無く、TAMRONのレンズを使用している。そのため、レンズ補正が使えない。実際、撮ってみた写真を後で見てみると、周囲が歪曲している。これはどうしようもない。
しかも、ピントがどうも甘い。少し低い位置にカメラを持って行くと、視線もその位置に下げなくてはいけない。その結果、無理な姿勢を取らざるをえず、写真に集中できないのだ。このあたり、背面の可動式の液晶モニターのありがたさが分かる。PENTAXの「光学ファインダーに注力していく」という姿勢は評価しているが、やはり、多少の利便性も確保して欲しいと思うのは贅沢だろうか。

ちなみに飛行機は操縦席も見ることができる。


プロペラの軸には「Powerful as the Nation」「AMERICA'S STANDARD」「CONTINENTAL MOTERS」の文字が刻印されている。エンジンはアメリカの航空用ピストンエンジンの製造メーカー「コンチネンタルモータース」製のようである。


POP UPスペース「TAKEOFF-SITE」を出て、2階中央の広場にあるコーヒー店の前を通りがかると、店内に秋田犬が寝そべっているのが見えた。カメラを向けると、気だるそうにこちらを見ていた。


立川で夕食を食べると、帰宅の途につく。電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。上空には暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見える。夜になって風が冷たくなってきたものの、湿度が高いせいか、それほど寒くない。むしろ空気がシメシメとして、少しムシムシとしていた。

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撮影会@三崎港&城ヶ島

2022年10月29日 | 写真


今日は晴れ。今日は写真部の撮影会がある。撮影会に行く前にちょっと寄り道をしていくつもりで朝早く起きるつもりでいたのだが、気が付くと既に時計の針は7時半を回っている。計画は崩れてしまった。
あわてて、カーテンを開けて外を見ると、上空はほぼ快晴で、東の空に一条の細長い雲が浮かんでいるのが見えるが、澄んだ青空が広がっていて朝日が射し込んでいる。外に出てみると、弱い西よりの風が吹いていて、早朝の冷気が散髪をした頭を包んで、目が覚めた。湿度はあるが、空気が清々しくて心地よい。

今日の撮影会の撮影場所は三浦半島の三崎港~城ヶ島である。海の見える街なみや荒波の作り出した奇岩群を撮影し、最後は太平洋へ沈む太陽を眺めに行くという撮影プランとなっている。
そこで、今日の撮影会で使用するカメラはミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅢ」を使うことにした。主に風景を撮ることになるとの判断からである。交換レンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」の大三元レンズ3本セットを持っていくことにした。

当初予定していた行程では、集合が三崎口駅に正午ということだったので、早朝に家を出て、途中寄り道をする予定だったのだが、もう余裕はない。天気予報を見ると、朝晩の気温差が大きいということだったので、薄手のポケッタブルパーカーを羽織ると、外出した。
日野駅から八王子駅に出ると、横浜線と京浜東北線を乗り継いで、横浜駅に向かう。横浜駅で京浜急行線に乗り換えるのだが、ここで京浜急行線の「三浦半島1DAYきっぷ」を購入する。この切符を買うと、フリー区間内の京急線と京浜急行バスが乗り降り自由となる。

横浜駅から快速特急に乗り込んだ。横浜駅から三崎口駅までは50分弱で到着した。


日中はほぼ快晴で、上空には青空が広がった。日射しが燦々と降り注いでいて、空が眩しく見える。昼間の最高気温は22℃で湿度が低く、北よりの風が吹いている。カラリとした暑さで、日が当たるところは汗ばむほどだが、風が涼しく感じられた。ポケッタブルパーカーをカメラバッグにしまうと、三崎口駅から三崎港行きのバスに乗った。
バスは混んでいたが、運よく座ることができた。「三崎港」バス停に着くと、目の前には三崎港が広がっている。三崎港に来るのはかなり久しぶりである。正面には城ヶ島があって、青い海が広がっていた。


日は既に高くなっていて、日射しが強くなっている。まずは日射しを避けて、バス停の近くにある海南神社に向かった。


まずは海南神社の拝殿で参拝。拝殿に向かって右手にはマグロの頭を模した置物が置かれている。その拝殿側には赤い毛氈が敷かれた長椅子が置かれており、反対側には台が設置されている。どうやら、ここで集合写真や記念写真が撮れるようにしてあるものらしい。


参道をはさんで反対側には変わり種みくじの「三崎鮪みくじ」の入ったカゴが置かれている。色とりどりの張り子のまぐろのお腹におみくじが抱えられているとのこと。


源頼朝手植えとされている公孫樹の前には銀杏を並べてマグロの絵と「三浦」の文字が描かれていた。一部は気づかない人に踏まれてしまっていたが、なかなか絵心があって面白い。


海南神社を後にすると、お昼を三浦市三崎水産物地方卸売市場内にある三崎「魚市場食堂」で食べた。


その後、三崎港付近で写真を撮る。漁港や市場が近いこともあって、路地裏にはネコがたむろっている。


軽トラックの前では2匹のネコが日向ぼっこをしていた。


三崎港のそばにある産直センター「うらり」の周辺は観光客で込み合っているが、少し路地に入るとレトロな街並みが広がる。


古民家や土蔵、雰囲気のある喫茶店などが立ち並ぶ風景に懐かしさを感じながら、バス停に向かった。三崎港のバス停から、再びバスに乗ると、城ヶ島に向かう。城ヶ島は、昔、小学校の時に遠足で行った覚えしかない。「白秋碑前」バス停で降りると、馬の背同門まで歩いて行った。
雑木林の中を歩いていくと、途中、視界が開ける。ウミウ展望台と名付けられた展望台からは、南の方角に大島の姿がくっきりと見えている。正面にはウミウの生息地である赤羽根海岸東側の切り立った崖が夕日に照らされていた。


更に、海岸まで歩いていく。雑木林を抜けて急な階段を降り、海岸に出た。海岸の西側には「馬の背洞門」と名のついた海蝕洞穴がある。


高さ8m、幅6m、厚さ2mのこの景観は、凝灰質砂礫岩という柔らかい岩質を長い年月をかけて波浪、風雨によって浸食されて出来上がったものである。落石の危険性があるということで、中に入ることは禁止されている。洞穴の先には東京湾が望めて、遠くには房総半島を見ることができた。
驚いたことに、海岸にはタキシードを着た新郎とウェディングドレスを着た新婦のカップルが何組もいて、カメラマンが写真を撮っている。海岸の海側には釣りをしている釣り人も多く、観光客もいて、なかなか混み合っていた。

日が傾いてくると、西の空に雲が広がってきた。
「馬の背洞門」から城ヶ島灯台を目指して海岸を歩いていく。ごつごつとした岩を歩いていくと、夕日を眺めるネコに出会った。


その視線の先には大きなサギが悠然と羽根を広げている。


灯台の近くの海岸には3匹のネコが固まっていた。こちらに興味があるようなのだが、近づけば逃げようとするそぶりを見せるので、適度な距離感を持ってネコを撮る。


やがて夕日が雲海に沈もうとすると、夕日の光で空がオレンジ色に染まってきた。


日が沈むと、南の空に細い三日月がその姿を表してきた。白い線で円弧を描くような月は晩秋を思わせる。


まだ空が明るい内に、海岸から「城ヶ島」バス停にに向かって歩き始める。バス停に着くころにはすっかり日が暮れてしまっている。停まっているバスに乗り込んで、窓から外を眺めると、ダイビングショップの壁に張り付いたスパイダーマンの姿が見えた。


バスで三崎口駅に着いた頃には既に、あたりは暗くなっていた。帰りに一杯飲んで帰りたいところだったが、駅の周囲に店は少なく、不案内な土地で歩き回るのも得策ではない。今日はおとなしく帰宅することにした。
三崎口駅から京浜急行線快速特急電車に乗って横浜駅に向かう。横浜からは横浜線と中央線を乗り継いで、日野駅に向かった。

日野駅で電車を降りると、空気が冷たくて思わず身震いをした。昼間の気温がまるで嘘のようである。カメラバッグからポケッタブルパーカーを取り出し、体に羽織った。改札を抜けて、家路を急ぐ。
交差点で信号を待ちながら空を見上げると、上空には暗い空に薄い雲が広がっていた。雲の合間から星が瞬いているのが見える。夜風が冷たく感じられた。

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