エンジョイ

障害のある方が地域で自立し、個性を尊重し安心して暮らせるようサポートするヘルパー派遣をしている事業所です。

第七回 衛生通信

2015-01-28 10:22:25 | 衛生通信
今回は健康診断についてお知らせいたします。
健康診断は、どうしても、面倒なものとして捉えられがちです。毎日、仕事や家事に忙しいのに、会社や役所から連絡が来て、受ける。しかし、健康なときにこそ健康診断を受けることが大切なのです。

● 健康診断の重要性
近年、食生活の変化や運動不足によって、糖尿病や高脂血症、高血圧といった生活習慣病が問題になっています。これらの病気はなかなか自分では気づかないものです。「体の調子がよくないな」「最近すぐ疲れるな」などと思って病院に行ったときには、病状はかなり進行している場合も少なくありません。
 健康診断は自覚症状が現れる前に生活習慣病等をチェックするいい機会なのです。自分では気づいていない病気を早期発見できれば、病気の進行を食い止め、治療によって治すことも可能です。いままで難病とされてきたがんも、現在は早期発見、早期治療によって治るケースが増えています。健康診断の目的は、病気の早期発見にあるのです。
 ぜひ健康診断を受けて自分の健康状態を知り、日ごろから健康に気を配るように心がけてください。
● 生活習慣病を予防する
基準値の範囲内であっても、前年から大きく変動している場合は、注意が必要です。
例えば、総コレステロール値が高くなっている場合は、現在の生活習慣をそのまま続けるとさらに値が上昇し、「高脂血症」になる可能性があります。
また、生活習慣病に関係する検査項目の場合、値が基準値の範囲を少々外れていても、「再検査」ではなく、「経過観察」と判定されることがよくあります。これは、「すぐに治療を始めるほどではないが、生活習慣病を改善する必要がある」という意味です。
生活習慣病があると、動脈硬化が進み心筋梗塞などが起こりやすくなります。その予防のためにも、生活習慣の改善に取り組みましょう。

● 健康診断の結果を生かそう
 健診の結果や保健指導で受けたアドバイスをもとに、日常生活を見直すなど、ご自身のために今から健康づくりに努めましょう。
また、健診結果を毎年保存し、ご自身の適正値を知ることも大切なことです。健診結果1回分を見るだけでなく、過去からの「経年変化」を見ることで、体の異変にも気づくことにつながるからです。データを集積することが、より正確な診断を受ける意味でもたいへん重要となりますので、大切に保管してください。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お 知 ら せ 139(1月) | トップ | 第八回 衛生通信 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

衛生通信」カテゴリの最新記事