エンジョイ

障害のある方が地域で自立し、個性を尊重し安心して暮らせるようサポートするヘルパー派遣をしている事業所です。

第九回 衛生通信

2015-03-20 14:05:18 | 衛生通信
第9回 衛生通信

今回は花粉症についてお知らせいたします。
花粉症の症状が出ている方が周囲に見られます。皆様はいかがでしょうか。

○花粉症とは
花粉症とは一般に、植物の花粉が目や鼻、のどの粘膜に付着してアレルギーを起こすことを言いますが、スギの花粉に反応する人、ブタクサやヒノキ、麦系の花粉に反応する人、はたまた何かの花粉にも反応しない人など、人によってさまざまです。

○花粉症になる人とならない人は何が違うの?
A、花粉症の最大の要因はアレルギー体質の遺伝です。しかし、生活習慣や住環境など、他にもさまざまな要素があり、家族に花粉症の人がいても発症しないケースは珍しくありません。

○ある年、突然花粉症になるのはどうして?
A、アレルギー体質の人は、花粉という抗原を体内に取り込むと、IgE(アイジーイー)という抗原をつくります。でも、この抗体の量が一定の水準に達するまでは、症状はあらわれません。子供のころから毎年、花粉を吸って、抗原を作り続け、やがてその水準に達しています。そこでさらに花粉を吸い込んだとき、くしゃみや鼻水などの症状が出るのです。

○花粉症は体質を改善すれば治るって、ホント?
A、確かに、アレルギー体質をなくすことができれば、花粉症は治ります。しかし、これは普段の生活を変えるだけでは不可能で、医療機関で「減感作(げんかんさ)療法」を受けるしかないのが現状です。 
★減感作療法とは? 医師が診断して、原因となる花粉(抗原)を突きとめ、その花粉の成分を注射することによって、人為的に抗原にならしてしまおうという、いわば「予防接種」のようなもので、現在、根治が期待できる唯一の治療法です。しかし効果が現れるまでに通常3~4年もかかる上、完全に治る人の割合はおおむね6割以下にとどまっており、まだまだ、改良の余地があります。

最後に。花粉症対策で薬を服用するときに気になるのが副作用。薬を服用すると、集中力や判断力、作業能率などが低下した状態になることも。最近では寝る前に服用するだけで、一日、花粉症の症状を抑えるという薬も出ています。賢く薬と付き合って、花粉症のために憂鬱になりがちな季節を明るく過ごしましょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お 知 ら せ 140(2月) | トップ | お 知 ら せ 141(3月) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

衛生通信」カテゴリの最新記事