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第八回 衛生通信

2015-03-06 13:30:22 | 衛生通信
第8回 衛生通信
今回はメンタルヘルス・ストレスについてお知らせいたします。
みなさんは、「メンタルヘルス」ということばをご存知ですか?「メンタルヘルス」、それは「心の健康」のこと。身体の健康が大切なのはもちろん、心も元気であることは、日常生活においてとても重要なことです。それは仕事を進める上でもちろん必要なことです。
身体も心も元気だと、周囲とのコミュニケーションも良好だったり、目標を達成するために前向きに仕事に取り組めたり、達成した喜びを周囲と分かち合えたり。仕事の成果を得たれることはもちろん、自分自身にも多くの情報が得られます。
心と身体が元気でない時には、日常生活にも、仕事にも、悪い影響が出てしまうこともあります。わけもなく元気がでなかったり、なんだかやる気が出なかったり、何をするにもおっくうだったり、ちょっとしたことでイライラしたり。身体は元気でも、心が元気ではない時。皆さんにもこんな経験はありませんか?そんな時は「心の健康は大丈夫かな?」と考えてみて下さい。社会環境の変化などで、心の健康を維持するのも、難しい時代になってきているようです。
〇 極度のストレスによる、心の健康の圧迫
働く人の心の健康は圧迫され、極度のストレスから自殺者や過労死が相次ぐなど事態が深刻化し今日に至っています。心の病気の原因として、多くの場合に「過度のストレス」が挙げられます。皆さんにもなじみのある「ストレス」という言葉ですが、そもそも「ストレス」とはどういったものなのでしょう? ストレスと人の心の関係は、よく風船を使って例えられます。仮に風船を、皆さんの心だとして、ご説明しましょう。
風船は、外部の要因から圧力(ストレッサー)を受けると、中の空気が反発し、抵抗しようとします。この反発して抵抗する反応は、「ストレス反応」と呼ばれるものと同じです。
しかし、外部からの圧力が強ければ、風船は戻らなくなってしまいます。つまり人の心も、ストレッサーが強ければ強いほど壊れてしまう、ということになります。また、風船はその材質や、中の物質によって、どの程度のストレッサーで元にもどらないのかが異なります。人も同様に、その人の個性や体調によって、耐えられるストレッサーのレベルが異なります。
このストレッサーとストレス反応を総称して「ストレス」と呼びます。つまり、心の重荷になる物事や、気になること、不安になることなどを示すのが「ストレス」です
〇 セルフケア
自分自身のストレスへの傾向を知る手段として身近なものに、定期的に健康診断を受ける、という手段があります。働く人に対しても健康増進に対する努力義務が求められているのです。会社での定期健康診断などは、必ず受けましょう。日ごろから自分自身の心と身体の健康に注意を払うことで、うつ病などのメンタルヘルス不調の予防につながります。働く人にとっては何よりも重要なことです。
「自分にも心当たりがあるな」と感じたら、是非、産業医や精神科医などの専門医、または専門機関に相談しましょう。