[今日の学習]
「よく働く動詞」の一つ一つに着目し、同じパターンのものを攻略することによってその動詞の守備範囲と応用範囲を身につける、これが使える語彙力の効果的で、効率的な増強法です。
今回から「ENGLISH-TREKKING教材Basic Verbs 16」の学習から始めます。
「よく働く16動詞」
イギリスの言語学者C.K.Ogdenが厳選した Basic 16 Verbs
be, have, .do, get, give, take. put, keep. let, make, go, come, see, seem, send, say
第1節 動詞はフレーズとして覚えなければ役に立たない
ネイティブの子供たちにとって日常生活の中で蓄えていくのは一つ一つの単語ではなく、動詞を含めたフレーズだ。実際、バイリンガルの友人に聞くと、彼は動詞を聞けば次にどういう名詞が続くのか予想できると、と言う。つまり彼らの感覚では、動詞とそれに続く目的語や補語が一体化している。ところが、私たち日本人にとって単に動詞を単体ではなく、動詞フレーズとして丸暗記する必要性はネイティブより増して大きい。
●日本語の発想から抜け出すために
まず、一つに語順の問題がある。
英語を何年も学んだものが、何かを「ゲットする」「メークする」「キープする」、「ギブアップする」「テークアウトする」となどと表現したりしている。テレビなどでこのような表現を耳にすると、私は日本の英語教育とは何なのかと疑ってしまう。
実は、このようなことが起こるのは、先に述べたように日本語に変換するためには「後戻り訳」をしなければならないことにある。しかしこれは英語の単語を日本語の発想で使っているのに過ぎなく、英語の発想とは無縁なものだ。たとえば「何かをゲットする」は日本語の発想に過ぎなく、英語の発想ではget somethingやget someoneなのだ。ただこれだけで、英語発想に身を置くことができる。
(日本語の発想) (英語の発想)
若い女性をgetする get a young girl
一等賞をgetする get the first prize
顔をmakeする make up one's face
ボトルをkeepする keep a bottle
タバコをgive upする give up cigarettes
ハンバーガーをtake outする take out a hamburger
●日本語の発想で立ち向かうべきではない
もう一つの問題は、日本語は動詞表現が豊かな言語だということだ。
当たり前のことだが日本語と英語はまったく異なる言語。多くの人は、日本語の発想から英語をとらえようとしている。これがいかに英語学習を妨げているかほとんどの人は気づいていない。例えば、以下の日本語と英文を比べていただきたい。前段の動詞フレーズの意味は、「する」が共通しているが、動詞はまるで異なっている。
買い物する do the shopping
デートする have a date
決定する make a decision
やけどする get a burn
あくびする give a yarn
一方、下にあげものはすべて動詞のgetが使われているが、その意味は「折る」「殴られる」「ひく」「稼ぐ」などとなっている。
腕を折る get a broken arm
殴られる get a blow
風邪をひく get a cold
大金を稼ぐ get a lot of money
叱られる get a scold
あるいは、一つの動詞が日本語訳では様々になっている。日本語では散歩は「する」もの、シャワーは「浴びるもの」、写真は「撮る」ものなのだ。
散歩する take a walk
シャワーを浴びる take a shower
写真を撮る take pictures
深呼吸をする take a deep breath
席に着く take a seat
休憩する take a rest
多くの人は、日本語の発想から、様々な表現における「する」にはどんな動詞を使うか、あるいは「腕を折る」「殴られる」「風邪をひく」「大金を稼ぐ」など、「折る」「殴られる」「する」「ひく」に当たる英語の動詞は何かと考え込むことが多い。加えて「殴られる」は受身形を使わなければなどと思うこともあるだろう。これが英語で表現する場合に手かせ足かせとなっている。
ここで大切なのは、doやhaveやmakeやgetがどんなことばを導いて表現できるのかその守備範囲と応用範囲を知ること、そしてさらに大切なことは、わざわざ後戻り訳をしないでどれだけその意味をイメージしてしまえるのかということだ。
以上はファンクションメソッド電子出版本
「たった16の動詞で英語が話せる瞬間英作トレーニング」よりの抜粋です
以下は教材の一部を切り取ったもので、画面が広がります。ご了承ください。
「ENGLISH TREKKING VOL.1 BASIC be+形容詞 SERIES」aから始まる形容詞のフレーズ サンプル
ただし、イメージトレーニングシリーズ教材(PDF版)では以下のように4つに分類して構成しています。
(1) BASIC VERBS PART 1 be動詞+形容詞 Phrases
サンプル aで始まる形容詞
(2) BASIC VERBS PART 2 be動詞 Two Word Verbs Phrases
サンプル 方位語away サンプル 方位語off
サンプル 方位語for サンプル 方位語here
(3) BASIC VERBS PART 3 一般動詞 15 Phrases
サンプル takeの動詞フレーズ
(4) BASIC VERBS PART 4 一般動詞 12 Two Word Verbs Phrases
サンプル takeのTwo Word Verbsの動詞フレーズ
まず赤文字で表記された動詞フレーズを読みその意味をイメージしてください。
このように学習すれば、目に見えて確実に語彙が定着・蓄積します。
ENGLISH- TREKKING教材Vol.1?Vol.5 HTML版
下記のブログでは、上記の教材を購入された方のための無料のオンライン通信講座を併設しています。英語脳構築プログラムもとりあげています。
「TOEIC650点攻略・読解&イディオム編」オンライン講座受講生募集
続きの記事や過去記事を読む
一つ一つに着目し、同じパターンのものを攻略することによってその動詞の守備範囲と応用範囲を身につける、これが使える語彙力の効果的で、効率的な増強法です。
ブログ 「TOEIC650点攻略・読解&イディオム編」
[お知らせ]
大好評語彙力増強教材 絶賛発売中!!
「English Trekking Series & Image -Training Series」
HTML版 & PDF版
日常英会話必須基本動詞全27,504文例所収及びワンランク上の日常会話、TOEIC・TOEFL試験対策用全約15,000文例を所収
ネイティブの子供たちは幼い頃からことばをフレーズとして蓄えていきます。一方私たちは彼らと同じ体験をすることは不可能です。
Holistic Approachは、これは部分部分ではなく全体的にとらえるアプローチのことです。
「ことば」の学習というものは、なるべく多くの用例を体験し、それによって自分なりのイメージを作り上げる作業が何より大切です。これによっていつの間にか、日本語が消え、知らず知らずの間に英語の発想を身につけている自分を発見することになります。
402,504という膨大な文例で英語世界に浸ってください。
サンプルをたくさんあげていますので,どうぞダウンロードしてください。
当教材対応ブログ
ブログ「自由に話すための英語脳構築プログラム」
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