NEW SOCCER PARADISE

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プラウザゲームを、淡々と攻略&優勝目標
全選手スペイン化目指してます

プレミア・リーグ 第37節

2008年06月30日 17時53分49秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第37節 VSシェフィールド・ユナイテッド

試合会場 ホーム クレイヴン・コテージ
観客動員数 22590人
フルハム 2-0 シェフィールド・ユナイテッド

先発フォーメーション 4-4-2

    ※デビット・ニュージェント 
               クリント・デンプシー

           ニコ・クラニチャル
  ダレン・アンブローズ      ※デイビット・ベッカム
          レオン・アンドリーセン
※ポール・コンチェスキー        ゲオルギオス・セイタリデイス
     アーロン・ヒューズ フェリーチェ・ピッコロ
           ジャンルカ・クルチ

得点者
FWデビット・ニュージェント 前半37分
FWダレン・アンブローズ 後半23分

※交代選手
FWニュージェント→MFウォルコット ハーフタイム
MFベッカム→MF水野 晃樹 後半12分
DFコンチェスキー→DFリチャーズ 後半28分

☆MOM FWデビット・ニュージェント 評価点7・0

試合総括
今日、引き分け以下に終わると優勝への望みが絶たれてしまうフルハム。
チェルシーが勝利するだけでも、望みは消えるがフェルナンデス監督は
「最後の一秒まで諦めない。レディングの働きに期待したい。
我々は、やれることをするだけだ。必ず勝利する。」とコメント。
しっかりと勝ち、チェルシーへプレッシャーをかけたいところ。

前半開始から果敢に攻めるフルハムは、開始早々のベッカムのFKが
いきなりバーに当たるなど、ゴールを予感させる。
さらに、前半10分にはベッカムのクロスにアンドリーセンがヘッドで飛び込む!
ここは再びバーに弾かれてしまうが、いい流れで攻め続ける。
さらに前半20分には、再びFKからベッカム!
今度はバーすれすれを通ってしまい、ゴールはならない。
焦り始めたフルハムだったが、ニュージェントがこの流れを払拭した。
前半37分、セイタリディスのスローイングからクラニチャールがクロス。
これに合わせたのはニュージェント!
ヘディングで逆サイドへ流し込んでゴールネットを揺らす。
フルハムが、まずは先制点を獲得することに成功する。
守っては、守備陣が絶好調で、相手のエースビーティーを完璧の押さえ込み
シュートを一本も打たせない守備。
完全にシェフィールドを圧倒し、前半を折り返す。

後半フルハムは、最終節のためニュージェントを温存しウォルコットを投入。
アンドリーセンを1ボランチの位置に下げ4-1-4-1のフォーメーションへ。
しかし出だしは調子が悪い。つい最近生まれたばかりのフォーメーションだけに
選手達はなかなか馴染めずミスが目立つ。
しかし、時間が経つごとに連携はしっかりとなり始めパスが回り始める。
すると後半23分に右サイドで水野がクロスをあげると、これをアンブローズが
ヘッドで合わせゴール!華麗なパス回しから生まれたゴールに監督も満足げ。
その後も試合を完全に支配。右サイドバックに入ったセイタリディスが
攻守に渡りすばらしいプレーを見せ続けるなど、完璧な内容で試合終了。
先に勝利で試合を終え、チェルシーへプレッシャーをかけた!
(その後、チェルシーはレディング相手に2-0で勝利。
フルハムとの勝ち点差が5のため、最終節を残してチェルシーの優勝が決まった)

フェルナンデス監督
「素晴らしい試合内容だった。
守っては、守備陣が完全にシェフィールド攻撃陣を防ぎきり
攻撃陣は2得点。得点差以上の結果だった。
後半より試した4-1-4-1はなかなかの機能を見せていた。
来季はFWが減る事が予想されているだけに、オプションとして新たな戦術を
加えたいと考えていた。今後はさらに練習を重ねたいと思っている。
現時点では、チェルシーの結果は分からないがプレッシャーをかけられたと思う
今はただ、祈るだけだ。」

プレミア・リーグ 第三十六節

2008年06月29日 13時07分32秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第36節 VSアーセナル

試合会場 ホーム クレイヴン・コテージ
観客動員数 29917人
フルハム 4-3 アーセナル

先発フォーメーション 4-4-2

    ※デビット・ニュージェント 
                エディ・ジョンソン

           ニコ・クラニチャル
  ※セオ・ウォルコット       デイビット・ベッカム
            ダビド・ピサロ
 ネイサン・アシュトン         モリッツ・フォルツ
     アーロン・ヒューズ フェリーチェ・ピッコロ
            ジョー・ハート

得点者
FWエディ・ジョンソン 前半19分、31分、後半5分
FWボージャン・クルキッチ 後半39分

※交代選手
FWニュージェント→FWボージャン 後半25分
MFウォルコット→FWルカレッリ 後半25分

☆MOM FWエディ・ジョンソン 評価点8・0

試合総括
DFアーロン・ヒューズ選手
「攻撃陣の奮闘により、勝利は出来たが厳しい結果だった。
ロシツキーのゴールは連携が良すぎてとめられなかったが、
アデバヨールの2ゴールについては、改めて遺憾の意を示したい。
彼は悲しい選手だ。ラフプレーでゴールを決めて嬉しいのだろうか?
審判にも文句をつけたが取り合ってくれなかった。
後半ロスタイムの失点シーンで、明らかに肘で俺を殴っていた。
この傷を見ても、彼らは何も言わないのだろうか?」

DFモリッツ・フォルツ選手
「非常に嬉しいね。今日は自分の思い通りのプレーが出来ていた。
前半から、隙を見ては果敢にオーバーラップをしていた。
2点目をアシストした時も、アーセナルの選手が右サイドに固まっていて
自分の突破先ががら空きだったから一気に攻めあがった。
ベッカムともいい連携が取れていたと思う。
唯一、アデバヨールの件だけが悔いが残るよ。」

FWエディ・ジョンソン選手
「試合開始前から、何か今日は大仕事をやってのけそうな予感がしていた。
まさかハットトリックを決めれるなんて思ってもいなかったよ。
これも、アシストを出してくれたフォルツやベッカムのおかげさ。
最後に、自分でアシストを決められたし、いい結果だった。」

フェルナンデス監督
「攻撃陣は軒並み好調だった。
エディはハットトリック、攻めては右サイドのコンビが素晴らしいプレーを
随所で見せていた。ボージャンも、少ない時間でもきっちりゴールを決めてくれた
1つだけ残念だったのはアデバヨールについてだ。
あのプレーは、選手としてのモラルが欠如していると思う。
ヴェンゲルは、彼についてどうにかしないといけない。」

※写真※

一枚目:先制となるゴールを決めて、ベッカムと喜び合うFWエディ。
レーマンの犯したミスをしっかりと衝いて、ゴールを奪った。

二枚目:フォルツの突破から、しっかりとゴールを決めるFWエディ。
鋭い弾道のシュートは、レーマンとポストの僅かな隙間をすり抜けて
ゴールネットを揺らして見せた。

三枚目:途中出場ながら、エディのパスをしっかりと決めて喜ぶFWボージャン。
移籍してから、すでに5ゴールと才能の片鱗を見せ付けている。
来シーズンの爆発に、大きな期待がかかる。

プレミア・リーグ 第三十五節

2008年06月28日 18時55分35秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第35節 VSウィガン・アステレイック

試合会場 ホーム クレイヴン・コテージ
観客動員数 28822人
フルハム 4-1 ウィガン

先発フォーメーション 4-4-2

          ※エディ・ジョンソン 
           クリント・デンプシー

 アレッサンドロ・デル・ピエロ  ダレン・アンブローズ
           ジミー・バラード
          レオン・アンドリーセン
※ポール・コンチェスキー        モリッツ・フォルツ
     マイカー・リチャーズ フェリーチェ・ピッコロ
           アンティ・ニエミ

得点者
FWエディ・ジョンソン 前半47分
FWクリント・デンプシー 後半11分、15分、17分

※交代選手
DFコンチェスキー→DFセイタリディス 後半22分
FWエディ→FWボージャン 後半22分

☆MOM FWクリント・デンプシー 評価点8・0

試合総括
フルハム、デンプシー完全復活祭となった!

クラニチャール、ハートなど主力メンバーを欠き迎えたウィガン戦。
降格争いが白熱している中でのウィガン戦とあり、今日も厳しい戦いが予想された
前半よりリズムを掴んだのはフルハム。ホームの大声援を後押しに、前半から
どんどんプレッシャーをかけていく。
今日先発出場となったデル・ピエロが、中盤で落ち着きをもたらせリズムを作る。
自らも、ドリブルで仕掛けシュートを放つなど、攻撃で素晴らしい活躍を披露。
そのプレーに押されるフルハムは、エディ、デンプシーにボールを集めて
ゴールを狙っていく。しかし、守護神カークランドの堅守に遭いなかなか
ゴールネットを揺らす事が出来ない。
そんな中、前半42分にカウンターからヘスキーにゴールを奪われてしまい
前回の2試合同様、嫌な流れが流れ始める。
直後のエディのシュートも、ポストに阻まれてしまう。
しかし、前半終了間際のロスタイムに、アンブローズの突破からエディが
ゴールネットを揺らして土壇場で同点とする。

いい流れで前半を終えると、後半に攻撃陣が大爆発。
まずは後半11分、相手のクリアボールをデンプシーが拾うと、足元に落とすと
すかさずミドルシュート!強烈なミドルシュートに、カークランド止められず
フルハムが久しぶりに勝ち越しに成功する。
するとデンプシーが大爆発。後半15分には、デル・ピエロの突破から、パスを
落ち着いて無人のゴールに決めて2点目。圧巻は後半17分。
アンブローズが、自陣でボールを奪うと一気にドリブルで前線まで駆け上がる。
止めようとするDF3人を華麗に抜き去り、デンプシーへラストパス。
これを、デンプシーが右足で思い切り振りぬくとボールはDFに当たり軌道が変わり
ゴールへ吸い込まれる。デンプシーが、復活のハットトリックで試合に花を添える
その後、ボージャンを投入するなど余裕を見せ付けたフルハム。
ウィガン相手に、完勝で4試合ぶりとなる勝利を挙げた!

フェルナンデス監督
「一瞬で試合を変えられるデンプシーの投入がズバリ的中した。
前半は精力的に動き回り、後半より一気に前線でゴールを狙う。
ハットトリックをやってのけるとは思ってもいなかったけどね。
やはりデル・ピエロの投入が中盤で落ち着きをもたらせた。
彼が基点になり、3点が生まれたことからも分かるだろう。
これで何とか勝ち点3を獲得する事が出来た。
残り3試合、次チェルシーが勝ち、我々が引き分けに終わればチェルシーの優勝が
決まってしまう。なんとしてでも阻止し、奇跡の逆転優勝を狙う。」

※写真※

一枚目:前半19分に、デル・ピエロの強烈なシュートを弾き返すGKカークランド。
今日は、4失点という結果になってしまったが、随所で好セーブを披露。
ニエミ引退後にフルハムが獲得を狙っているということもあり、今日の試合は
非常に意味のある一戦となった。果たして市場ではどうなるのか?

二枚目:後半15分に、デル・ピエロのパスを無人のゴールに押し込む
FWデンプシー。自らのボール奪取から生まれたゴールということもあり
本人も納得の一点。

三枚目:後半17分に、ハットトリックとなるゴールを決めるFWデンプシー。
調子を取り戻してからは、コンスタントにゴールを奪えるようになっている。
ニュージェントから、エースの座を取り返す事が出来るか!?

プレミア・リーグ 第三十四節

2008年06月28日 14時55分18秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第34節 VSトッテナム・ホットスパー

試合会場 ホーム クレイヴン・コテージ
観客動員数 28442人
フルハム 1-1 トッテナム

先発フォーメーション 4-4-2

     デビット・ニュージェント 
                エディ・ジョンソン

           ニコ・クラニチャル
  ダレン・アンブローズ       デイビット・ベッカム
          レオン・アンドリーセン
ポール・コンチェスキー         モリッツ・フォルツ
     アーロン・ヒューズ フェリーチェ・ピッコロ
           ジャンルカ・クルチ

得点者
FWエディ・ジョンソン 後半23分

※交代選手
DFコンチェスキー→MFウォルコット ハーフタイム
FWエディ→FWデンプシー 後半23分
DFフォルツ→DFリチャーズ 後半41分

☆MOM MFニコ・クラニチャール 評価点7・5

試合総括
FWエディ・ジョンソン選手
「非常に厳しい状態だ。
ボルトン戦から、何かが変わってしまったんだよ。
ポゼッションでも相手を上回り、シュートも何本も放っている。
しかし、中々ゴールに結びつかなくなってしまった。
今日は、交代直前に何とか同点ゴールを奪えたけど、これでは駄目だ。
36節に待っているアーセナル戦までに修正しないといけない。」

MFニコ・クラニチャール選手
「特に何かがおかしくなったとは思わないが、ユナイテッド戦が転機になったと
自分は思っている。あの試合で何かが変わったとしか思えない。
レアル戦では、全員が一致団結して立ち向かい敗れた。
しかし、誇れる敗戦だったと思う。でも、ユナイテッド戦で、そのいい流れが
断ち切られたと考えている。これで、チェルシーとの差はさらに広がった。
もう、一試合も落とせない。全試合、最終戦だと思い頑張るしかない。」

GKアンティ・ニエミ選手
「彼らは今、迷っている気がする。
優勝というプレッシャーが大きくのしかかり、本来のプレーが出来ていない。
フルハムにとっては、新たな時代を築くであろう試合になっている。
それが、若い彼らにとって大きなプレッシャーとなって襲い掛かってると思う。
僕やマーフィー、デル・ピエロなど、ベテラン勢が支えなければいけない。」

フェルナンデス監督
「優勝を決めれそうなこの時期の大スランプ。
やはり眼に見えないプレッシャーが、大きくのしかかっているのだろう。
素晴らしい才能を持っている選手がいるとはいえ、彼らには経験が足りない。
こういうときこそ、ベテラン選手達の力が必要になってくる。
ユベントスで勝利を知り尽くしたデル・ピエロ、一時代を築き上げたベッカムなど
経験豊富な彼らの力が今必要になり始めている。
残りは4試合。勝ち点差は広がったとはいえ僅かに5だ。
最後の一分、一秒まで走り続けてほしい。」

カップ戦 試合結果

2008年06月27日 01時33分22秒 | Weblog
UEFA チャンピオンズ・リーグ 決勝UEFA チャンピオンズ・リーグ 決勝戦

【ACミラン】
PSV、バレンシア、パリ・サンジェルマンを撃破し決勝へ駒を進めたのは
イタリアの強豪ACミラン。選手の高年齢化が指摘されているが、
チームとしての完成度は世界屈指を誇る。現在のチームでの最後の
大舞台が予想されるだけに、決勝にかける気持ちは人一倍大きい。
特に、ここまで大活躍の攻撃陣の活躍には注目。
ここまで4得点をあげている、完全復活した点取り屋のジラルディーノに
チャンスメイク、ゴールゲッターなんでも出来る司令塔のカカ、
大怪我を乗り越え、再び帰ってきたブラジルのエースロナウド。
この3人の出来に、勝利がかかっている。

【エバートン】
イングランドの新鋭であるフルハムを撃破したレアル・マドリードと
準決勝で顔を合わせることとなったエバートン。
前評判ではレアル完全有利という結果だったが、昨シーズン4位の実力を見せた!
ホームでの1stleg、打ち合いとなった激戦を制し3-2で勝利すると、
迎えたアウェイでの大一番、ヤクブの大活躍により2-1で勝利、見事な勝利で
決勝の舞台への最後のチケットを手に入れた!
勢いはあるだけに、運さえつかみさえすれば・・・初の栄冠もありえる。

試合会場 スペイン カンプ・ノウ
観客動員数 118942人
ACミラン 3-1 エバートン

得点者
【ACミラン】
FWアルベルト・ジラルディーノ 前半32分
FWロナウド 後半20分
MFカカ 後半42分

【エバートン】
FWヤクブ・アイェグベニ 後半13分

MOM ACミランMFカカ 評価点7・5

運命の決勝戦を制したのはACミラン!
前半32分、右サイドを攻めあがったカカが前線へロングフィード。
これをロナウドが受け、ダイレクトでジラルディーノへラストパス。
ジラルディーノは落ち着いて押し込んでミランが先制!
しかし後半、エバートンは素早いカウンターから、アルテタのスルーパスを
最後はヤクブが豪快に押し込んで同点!試合を振り出しに戻す。
ゆれるカンプ・ノウ、しかし勝負はこれからだった。
後半20分、カカがなんと4人抜きという圧巻のドリブル突破を見せゴール前へ。
左足でシュートを放つが、ここはハワードが必死に弾き返す。
しかし詰めていたのはロナウド!こぼれ玉を押し込んでゴール!
ミランが勝ち越しに成功する。エバートンは勝利のために攻め続けるが、
ミランの堅守の前になかなか得点出来ない。
すると試合終了間際にカカに勝負を決められるゴールを奪われ万事休す。
欧州王者を決める激闘を制したのはACミラン!
見事な勝利で、頂点を極めた。しかし、グループリーグ敗退が濃厚といわれていた
エバートンの躍進は素晴らしいもの、試合後は健闘をたたえる拍手が送られた。

UEFA カップ 決勝戦

【ポーツマス】
その快進撃に、欧州中が釘付けになった。
初戦、スペインの強豪ビジャレアルをトータルスコア6-1と圧巻の勝利で破ると
続く2回戦では、同じイングランドのマンチェスター・ユナイテッドを
4-3としぶとい勝利でこれまた撃破し準々決勝へ。
準々決勝の相手はASローマ。ポーツマスの快進撃もここまでかと思われたが、
ホームでの一戦を2-2で折り返すと、アウェイでの一戦3-3という結果に持ち込み
見事アウェイゴールで勝利しASローマも撃破。
さらに準決勝ではインテルとぶつかることになったが、2戦を終えての結果が
トータルスコア1-1となり延長戦へ。それでも決着がつかず試合はPK戦へ。
ここでもその強運を発揮する。両チーム選手がゴールを決める中インテル10人目の
キッカーマテラッツィが、守護神ジェームズに捕まりまさかの失敗。
ポーツマスは10人目のオーベイが決めて勝利!インテルも撃破。
この快進撃は本物、全員サッカーで、決勝でも発揮できるか!?

【ニューカッスル・ユナイテッド】
その強さは、まぐれではなかった。
チャンピオンズ・リーググループリーグでまさかの3位、UEFAカップへ回った
スペインの強豪バルセロナ。初戦の相手がバルセロナでは勝利は不可能。
1stleg3-1という結果を見て、誰もがそう思った。
しかし、ニューカッスルは諦めていなかった。ホームで迎えた2ndleg。
エースのオーウェンが大爆発し2得点1アシストで全得点に絡む働き。
守っては、守護神ギブンがバルセロナの攻撃陣を完全にシャットアウトし
無失点に抑えて見せ、終わってみればトータル4-3でニューカッスルが
2回戦へ駒を進めた。2回戦では、イタリアのラツィオを撃破しいい流れをキープ。
続く準々決勝ではフェネルバフチェを2戦合計4-0と完全に圧倒し勝利。
準決勝では初戦苦しんだものの、アウェイの一戦を2-0で勝利し
見事決勝の切符を手に入れた!
チームとしての完成度が試合をするごとに高まるニューカッスル、決勝でも
その強さと経験を生かして、勝利を狙う。

試合会場 イタリア デッレ・アルピ
観客動員数 72319人
ポーツマス 1-3 ニューカッスル

得点者
【ポーツマス】
DFソル・キャンベル 後半7分

【ニューカッスル】
FWマーク・ビドゥカ 前半21分
FWマイケル・オーウェン 後半34分
MFジョーイ・バートン 後半46分

イングランド勢同士となった決勝を制したのはニューカッスル!
前半21分、バットの正確なクロスをヘッドで合わせたビドゥカが幸先の良い
ゴールを奪って前半を折り返す。
しかし後半、ポーツマスがすかさず反撃に転じてCKからキャンベルがヘッドで
ゴールネットを揺らして試合を振り出しに戻す。
その後はポーツマスが試合をリードする。
後半18分にはデフォーがポスト直撃のシュートを放つなど試合の流れを掴む。
しかし、オーウェンがこの嫌な流れを断ち切ってみせる。
後半34分、ワンツーで抜け出すとすかさずシュート!
一瞬の出来事に、何も出来なかったアシュダウン、ニューカッスルが再び
リードを奪うことに成功する。
試合終了間際にもバートンが弾丸ミドルを決めて勝負あり。
ニューカッスルが、オーウェンの活躍で見事勝利!UEFAカップを制した!

プレミア・リーグ 第三十三節

2008年06月27日 00時41分33秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第33節 VSエバートン

試合会場 アウェイ リアソール
観客動員数 32938人
エバートン 1-1 フルハム

先発フォーメーション 4-4-2

   ※クリスティアーノ・ルカレッリ
               クリント・デンプシー

           ニコ・クラニチャル
 ※セオ・ウォルコット        デイビット・ベッカム
            ダビド・ピサロ
※ネイサン・アシュトン          モリッツ・フォルツ
     マイカー・リチャーズ フェリーチェ・ピッコロ
            ジョー・ハート

得点者
FWデビット・ニュージェント 後半48分

※交代選手
DFアシュトン→DFセイタリディス 後半16分
FWルカレッリ→FWニュージェント 後半29分
MFウォルコット→FWボージャン 後半36分

☆MOM MFニコ・クラニチャール 評価点7・5

試合総括
首位チェルシーに必死に追いつくため、絶対に勝利が必要なフルハム。
こちらも、4位の座をなんとしても死守するために勝利したいエバートン。
勝ち点3が必要な両チームが、雨の中激戦を繰り広げた。

前日に熱を出し、欠場が濃厚だったフルハムMFクラニチャール。
しかし本人が勝利のために出場を志願、指揮官はクラニチャールを送り込む。
するとそのクラニチャールが前半から躍動。とても風邪とは思えない素晴らしい
プレーを随所で披露し、チャンスを演出していく。
前半7分、クラニチャールのパスを受けたルカレッリが素早い反転でDFの裏を
抜け出しシュート!ここは守護神ハワードにとめられるが、いい流れで攻撃を
展開する。さらに攻めるフルハムは前半19分にクラニチャールがクリアボールを
強烈なボレーシュートで合わせる!
が、ここもハワードが右手一本で弾いてみせゴールを奪えない。
さらに前半28分には、ウォルコットが素早いドリブル突破からシュートを打つが
ここも決めきれない。何度もチャンスをつくりが、ゴールを奪えないフルハム。
前半はスコアレスドローで折り返す。

なんとしても勝利したいフルハムは後半デンプシーが大チャンスを迎える。
後半4分、右サイドのベッカムがフリーでクロスをあげると、合わせたのは
デンプシー!ゴール左へヘディングシュートを放つが、これもハワードに防がれる
逆に後半9分、ピナールがボールを奪うと一人で持ち込みドリブル突破!
一対一には強いピッコロが対処に行くが、フェイントで抜き去りゴール前へ。
ピサロ体を入れて止めるが、逆に弾き返されシュートを打たれる。
一瞬の出来事に何も出来なかったハート、まさかの失点を喫してしまう。
このゴールで、ホームのエバートンがついに均衡を破ることに成功する。
先に点を奪われてしまったフルハムは、ニュージェントをを投入し流れを
変えようとさらに仕掛けるが、決定機を作れど、やはり決まらない。
ルカレッリがベッカムのクロスを何度もヘッドであわせるものの、
やはりハワードの壁を打ち崩すことが出来ずに、ゴールを奪えない。
このまま試合は終了かと思われた後半ロスタイムについに試合は動く!
ゴール前で突破を図ったクラニチャールだったが、グラベセンにカットされる。
しかしこぼれ玉がピサロの元へ。これをクラニチャールへダイレクトで出すと、
クラニチャールはニュージェントへスルーパス。
ニュージェントは無理な体勢から左足であわせると、ボールは実に180分ぶりに
ゴールネットを揺らす!フルハムが、土壇場で同点に追いつくことに成功する。
そして試合はそのまま終了。勝利こそ出来なかったが、終了間際の同点劇で
敗戦だけは免れたフルハム。この流れを維持できるか?

キャプテン ニコ・クラニチャール選手
「なんとしてでも勝利したかった。そのために出場させてもらった。
前半からいい流れで攻められていたけど、ハワードが素晴らしかった。
完全に捉えたと思ったシュートでも、ゴールを奪えなかった。
逆にカウンターから失点した時は、終わったと思ったけど、諦めずに戦った。
最後の得点はピサロのおかげだよ。あそこで拾っていなかったら、試合は
終わってただろうね。最後はニュージェントがしっかり決めてくれた。
敗戦は免れたけど、勝ち点3を奪うには到らなかった。
しかし、リヴァプールが意地の勝利をあげたことにより勝ち点差は3に縮まった。
得失点差では自分達が上回れるだけに、なんとしてでも残り5試合勝利したい。
諦めなければ、必ず優勝できるはずさ。」

※写真※

一枚目:自力で突破し、ゴールを奪って見せたエバートンMFピナール(写真右から
二番目)。今日は消えている時間が多かったが、このワンプレーで払拭した。
勝利に繋がらなかったのが残念。

二枚目:走りこむニュージェントへラストパスを出すMFクラニチャール。
今日は体調が悪いのにもかかわらず、90分間走り回り勝利に貢献。
キャプテンとして、チームを支え続けた。

三枚目:後半ロスタイムに同点ゴールを決めるFWニュージェント。
今日はベンチスタートだったが、後半より出場すると何度もシュートに絡み
最後に大仕事をやって見せた。エースが、チームを優勝へ導けるか!?

プレミア・リーグ 第三十二節

2008年06月25日 16時58分04秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第32節 VSボルトン・ワンダーランズ

試合会場 アウェイ ペロドローム
観客動員数 58805人
ボルトン 0-0 フルハム

先発フォーメーション 4-4-2

    ※デビット・ニュージェント 
                エディ・ジョンソン

           ニコ・クラニチャル
   セオ・ウォルコット       ダレン・アンブローズ
          レオン・アンドリーセン
※ポール・コンチェスキー        ※モリッツ・フォルツ
     アーロン・ヒューズ フェリーチェ・ピッコロ
           ジャンルカ・クルチ

得点者
なし

※交代選手
DFコンチェスキー→DFセイタリディス ハーフタイム
FWニュージェント→FWデル・ピエーロ 後半16分
DFフォルツ→FWボージャン 後半27分

☆MOM DFフェリーチェ・ピッコロ 評価点7・5

試合総括
ボルトンが、その高い守備力をまざまざと見せ付けた!

長い休養期間のおかげで、完全ベストメンバーで望むフルハムに対し、
ボルトンは守備力を重視した戦法で迎え撃つ。
この戦法が素晴らしくフルハム攻撃陣を封じ込めて見せる。
クラニチャルを中心に、中央から切れ込むフルハム。
しかしボルトンの守備陣がその前に立ちはだかる。クラニチャールは徹底マークに
あい、自分のプレーをさせてもらえない。
ジェラードの後継者といわれているガスリーと、マッキャンが2人掛りで
クラニチャルを封じ込めてみせる。その守備力は圧巻で、クラニチャルは
お手上げといった状態に。さらに、指揮官が送り込んだ切り札ウォルコットも
左サイドバックマシュー・テイラーに面白いように防がれてしまい、機能しない。
ウォルコットは苛立ちから、1人善がりなプレーを見せ始めさらに術中に嵌る。
頼みの2人が完全に潰され、局面を変えられる選手がアンブローズだけになったが
そのアンブローズも、中央突破に失敗し全く機能しない。
攻める時は全員で、守るときも全員でを掲げるメグソン監督の策略が見事に的中。
前半は全くチャンスを生かしきれず、0-0で折り返す。

後半に入るとフルハムはさらに攻勢に出る。
ウォルコットをウイングの位置に上げ、さらにニュージェントを左サイドに
展開させて4-3-3のフォーメーションで攻め立てる。
すると後半2分、ニュージェントがサイドをついに突破しゴール前へ。
守護神ハブシが飛び出したところでフリーのエディへパス。
エディは無人のゴールへシュートを打つだけだったが、これを大きく外してしまう
信じられないミスで、大チャンスを帳消しにしてしまう。
これで完全に運に見放されたか、アンドリーセンのボレーシュートも、
クラニチャルのダイレクトシュートもそれぞれ枠を捉えきれず、
アンブローズのボレーシュートは、ハブシの好守に遭い、ゴールを奪えない。
逆にカウンターから大ピンチを迎えるシーンがあったが、ピッコロとクルチが
堅守を見せつけゴールは奪わせない。
しかし、デル・ピエーロやボージャンを投入してさらに強化した攻撃陣は沈黙。
最後は相手にボールを回され、時間を稼がれて試合終了。
完全に圧勝ムードが漂っていたペロドロームは、ボルトンサポーターの
大歓声に包まれることとなった。

フェルナンデス監督
「全く信じられない結果になってしまった。
ニュージェント、エディの最高の2トップに、クラニチャル、アンブローズ、
ウォルコット3人を配置した最高の中盤に、それを支えるアンドリーセン。
完璧にボルトンを圧倒し、勝利すると見込んでいたが、過信しすぎた。
まさかあの布陣で迎え撃たれるとは思っても無かった。
前節、チェルシーが引き分けたおかげで久しぶりに縮まった勝ち点差は
再び4に開くことになってしまった。今日の引き分けは、今後に必ず響くだろう
もう一試合も落とす事が出来なくなってしまった。
次節のエバートン戦を含めた全試合を、総力戦で戦い切る。」

プレミア・リーグ 第三十一節

2008年06月24日 17時54分28秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第31節 VSマンチェスター・ユナイテッド

試合会場 ホーム クレイヴン・コテージ
観客動員数 29064人
フルハム 2-0 マンチェスター・ユナイテッド
 
先発フォーメーション 4-4-2

    ※デビット・ニュージェント
               クリント・デンプシー

           ニコ・クラニチャル
  ダレン・アンブローズ       ジミー・バラード
          レオン・アンドリーセン
※ポール・コンチェスキー        モリッツ・フォルツ
     アーロン・ヒューズ フェリーチェ・ピッコロ
           ジャンルカ・クルチ

得点者
FWクリント・デンプシー 前半33分
オウン・ゴール 後半43分

※交代選手
DFコンチェスキー→DFアシュトン 後半31分
FWニュージェント→FWボージャン 後半31分

☆MOM DFフェリーチェ・ピッコロ 評価点7・5

試合総括
フェルナンデス監督
「今日、私は久々に酷い内容の試合を見た。
我々は前半より果敢に攻めていた。クラニチャールを中心に攻め立て、
前半33分にはデンプシーが左足で必死に押し込みゴールを奪った。
守備陣もユナイテッドの攻撃陣を完璧に防ぎきり、私は完勝を期待した。
しかし後半、信じられない展開になった。
後半より、我々に対する判定に疑問を持ち始めた。
後半10分にデンプシーがシュート体制に入り、クラニチャールのパスを
合わせようとしたシーンでは、明らかに後ろからスライディングされている
にもかかわらず、審判はノーファウルの判定。
その後も、エリア内で倒されてもファウルは取られず、確実にハンドだった
シーンも、まるで私は見ていませんでしたかのような感じで流していた。
試合を平等に仕切る審判がこれで良いのか?
挙句の果てには、うちのアンドリーセンに不可解なカードを提示していた。
全く持って信じられない。さらに終了間際に奪った得点。
デンプシーが左足で合わせ、シュートを放つとボールはファン・デル・サールの
手をすり抜けてゴールへ入った。しかしこれはデンプシーのゴールではなく
なんとオウン・ゴールとの判定になっていた。
ビデオで見返したが、デンプシーのシュートがラインを越えてからアレクシスは
ボールに触れていた。まさかシュートまで記録から消されるとは思いもしなかった
審判の判定に文句をつけることは許されない。
しかし、これは言わないといけないと思った。
マンチェスター・ユナイテッド相手のときだけ何故こうなるのか分からない。
選手達はいいプレーを見せていただけに、非常に悔しいね」

クリント・デンプシー選手
「今日はゴールを決められて良かった。
クラニチャルのパスにあわせようとしたらタックルを食らって・・・
でもボールは自分の目の前に転がったから、必死に合わせたよ。
途中何度か不可解な判定に合ったけど(PKのファウルを取り消されるなど)、
とにかくいいプレーが出来てよかった。
最後のゴールは自分のゴールだと思ったんだけどね、点が入ったからいいけど。」

UEFA チャンピオンズ・リーグ 決勝トーナメント

2008年06月23日 21時44分01秒 | Weblog
UEFA チャンピオンズ・リーグ 決勝トーナメント VSレアル・マドリード

試合会場 アウェイ サンチャゴ・ベルナベウ
観客動員数 75444人
レアル・マドリード 4-2 フルハム

先発フォーメーション 4-4-2

    クリスティアーノ・ルカレッリ
                エディ・ジョンソン

          ※ニコ・クラニチャル
  ダレン・アンブローズ      ※デイビット・ベッカム
           ジミー・バラード
ゲオルギオス・セイタリデイス        ※モリッツ・フォルツ
     アーロン・ヒューズ ★フェリーチェ・ピッコロ
            ジョー・ハート

得点者
FWエディ・ジョンソン 前半10分
FWC・ルカレッリ 後半17分

※交代選手
MFクラニチャール→DFラメージ ハーフタイム
MFベッカム→MFウォルコット 後半16分
DFフォルツ→FWデル・ピエーロ 延長ハーフタイム

退場
DFフェリーチェ・ピッコロ 前半46分

☆MOM FWロベルト・ソルダード 評価点7・0

試合総括
これぞチャンピオンズ・リーグ!
夢のベスト4へ、レアル・マドリードという白い巨人打倒に燃えるフルハム。
こちらも、優勝目指し絶対に負けられないレアル・マドリード。
大きな目標を抱く両チームが、素晴らしい試合を見せた。

先に先制したのはアウェイフルハム。
前半10分、バラードよりパスを受けたエディが自分で切り返しゴール前へ。
左足で強烈なミドルシュートを放つと、ボールはゴールを揺らす。
いきなり、最大の敵カシージャスを攻略することに成功し、フルハムが幸先よく
先制点を獲得する。ここからフルハムはカウンター重視の戦法に切り替える。
しかしそう簡単に勝たせてもらえるわけが無い。
前半17分、ラウールが右足で強烈なシュートを放つ!
ここはハートがスーパーセーブを見せ、難を逃れるが、レアルが徐々に牙を剥く。
しかし逆に前半26分、フルハムはカウンターから最後はルカレッリが左足で放つ!
カシージャス反応できず、決まったかに思われたが、惜しくもバー直撃。
その後も、両チームチャンスは作るがゴールが奪えない状況。
しかしここで、レアルに運が流れる。
前半終了間際、スルーパスに抜け出したラウールをピッコロが後ろから思いっきり
倒してしまう。このプレーでピッコロは一発退場。
レアル一気に有利になり、前半を折り返すことに。

後半、ピッコロの穴を埋めるべく、連戦で消耗しているクラニチャールを下げ、
ラメージを投入したフルハムに対しレアルは、さらに攻勢を増し始める。
後半12分、セルヒオ・ラモスが左サイドを上手く突破し、フォルツと対峙する。
上手くフォルツをかわすと中央へクロス。
これに飛び込んだのはラウール!ヘッドで合わせたボールはハートの手を弾き
ゴールへ吸い込まれる。レアルが、ついに同点に追いつく。
しかし5分後、バラードのスルーパスに抜け出したルカレッリが左足でシュートを
放つとこれが豪快に決まる!すぐさま10人のフルハムが勝ち越しに成功する。
しかしやはり人数が少ないフルハム、徐々にレアルに押し込まれていく。
すると、やはり今日もこの男が決めて見せた。
後半38分、ロッベンがウォルコットのマークを得意のフェイントで振り切り
50メートルもドリブルで突破。左サイドまで持ち込むと、フォルツも振り切って
中央へクロスをあげる。後半28分に途中出場で入ったソルダードが、これにヘッド
で合わせるとボールは見事ゴールへ突き刺さる。
レアルが、試合終了間際に追いつくことに成功する。

延長戦に入るとフルハムは、PK戦での決着をもくろみ自陣で引いて守り始める。
これにはレアルサポーターから大きなブーイングが聞かれるが、フルハムは
何とか無失点で切り抜けようと必死に守る。
しかし、サッカーの女神はレアルに微笑んだ。延長前半終了間際、クリアボールを
競ったロビーニョがヘッドで前線へ返すと、ボールはバラードとラメージの頭上を
越えていきゴール前フリーのラウールの元へ。
これをラウールが左足で押し込んで、レアルがついに逆転に成功!
まさかの失点に落ち込むフルハム。

延長後半に入るとフェルナンデス監督は攻め抜くことを決意。
フォルツを下げ、切り札デル・ピエーロを投入しトップ下へ配置。
エディ、ルカレッリに2トップを組ませ、ウォルコット、アンブローズを
サイドに配置する攻撃型フォーメーションで対抗する。
これが功を奏し、守り抜くレアルを押し込みシュートを放つが、カシージャスが
輝きを増しゴールを奪えない。すると延長後半ロスタイム、時間稼ぎで
ボールキープしていたグティがクロスをあげると、これをフリーのソルダードが
再びヘッドで押し込んで万事休す。
4-2とついにフルハムが力尽きる。そして試合終了。今大会のダークホースとして
期待されていたフルハムだったが、白い巨人の前についに力尽きた。
しかし、10人になりながらも最後まで奮闘したフルハムに対し、レアルサポーター
からは惜しみない拍手が送られた。
初出場となったチャンピオンズ・リーグ、フルハムはベスト8で姿を消した。

フェルナンデス監督
「選手達は最後まで諦めずによく頑張った。
ピッコロも、退場にはなってしまったが、それを補えるだけの守備を披露していた
結果的には、人数の少なさが敗因となったものの、健闘した。
私自身も、今日の試合は非常に采配で悩んだ。
ウォルコットの投入直後に得点が決まってしまい、投入の意味がなくなったこと、
延長戦では守備的布陣から最後は攻撃的布陣に変更など、苦しんだ。
最後はウォルコットがいたおかげで攻められたが、先を読む力が欠如していた。
まだまだ学ぶべきことはある。来年のチャンピオンズ・リーグでは、一回り
成長したフルハムと、私をお見せしたい。最後に、選手達にお疲れといいたい。」

キャプテン アーロン・ヒューズ選手
「始めてのチャンピオンズ・リーグにしては、いいところまで行ったと思う。
インテル、リヨン、アトレティコと同居した死のグループを首位で通過し、
強豪ユベントスも大差で撃破し、ベスト8まで進む事が出来た。
最後は運に見放され、敗北という結果になってしまったけど、この経験は
来シーズン必ず生きてくると思う。あとは、同じイングランド勢で残った
エバートンを応援するだけさ。」

UEFA チャンピオンズ・リーグ 決勝トーナメント

2008年06月22日 21時22分31秒 | Weblog
UEFA チャンピオンズ・リーグ 決勝トーナメント VSレアル・マドリード

試合会場 ホーム クレイヴン・コテージ
観客動員数 29962人
フルハム 2-2 レアル・マドリード

先発フォーメーション 4-4-2

      エディ・ジョンソン
           アレッサンドロ・デル・ピエロ

 ※ニコ・クラニチャル
         ダニー・マーフィー      セオ・ウォルコット
           レオン・アンドリーセン
※ポール・コンチェスキー       ゲオルギオス・セイタリデイス
     マイカー・リチャーズ フェリーチェ・ピッコロ
            ジョー・ハート

得点者
FWエディ・ジョンソン 後半30分、46分

※交代選手
DFコンチェスキー→FWデンプシー 後半14分
MFクラニチャール→FWボージャン 後半25分

☆MOM FWエディ・ジョンソン 評価点7・5

試合総括
ついにここまで来たかというフルハム。
ユベントスを圧倒的大差で撃破し、迎えるレアル・マドリード戦。
スペイン最強のチームとの対戦ながら、フルハムは臆せず立ち向かった。

前半から試合を支配したのは意外にもホームのフルハム。
連続出場となるクラニチャルを中心に、前半から果敢に攻めあがる。
最初のチャンスは前半7分。右サイドをウォルコットが快速を飛ばして抜け出し
エリア内へ進入。右足でシュートを放つが、ここはカシージャスが防ぐ。
さらに今度はクラニチャルが自ら左足でシュートを放つが、ここも防がれる。
前半15分には、ウォルコットのクロスにエディが完璧にあわせヘッドでシュートを
放つが、ここもカシージャスが左手一本で弾き返しゴールを割らせない。
さらに前半23分には、デル・ピエロが技ありのシュートを放つも、ここも守護神
カシージャスが防いで、完全にフルハムをシャットアウト。
攻撃陣が苦戦する一方で、守備陣は安定したプレーを見せる。
ファン・ニステルローイを中心に攻めるレアルを、ピッコロが率いる守備陣が
まったく仕事をさせず、シュートすら打たせない。
前半は0-0で折り返すかと思われたが、ここでレアルが運を味方につける。
カシージャスのロングフィードをピッコロがヘッドでリチャーズへ。
しかしボールは思ったよりも逸れてしまい、ソルダードが走り込みボール奪取!
一気に突破すると、ハートとの一対一を制してシュート!
これがゴールネットを豪快に揺らしてフルハムがまさかの先制点を献上する。
前半、9本もシュートを放ちながら1点も取れなかったフルハムに対し、
1本しかシュートを撃てなかったレアルだが、その1本をシュートに結びつける。

後半、フルハムが立て直す暇が無いままレアルのファン・ニステルローイに
混戦の中から豪快に押し込まれて、ホームでまさかの2失点を喫してしまう。
あれだけシュートを放ちながら、1点も奪えない状況に、フルハム側は落胆。
試合の雌雄を決したかに思われたが、3人の男はあきらめていなかった。
まずはフェルナンデス監督がデンプシーを投入し、攻撃の枚数を増やし、
さらに今度はボージャンを投入し、一気に攻めに出る。
するとウォルコットが果敢な突破から何度もチャンスを演出すると、
後半30分ついにその瞬間が訪れる。
右サイドをウォルコットが突破し、中央へパスを出す。
アンドリーセンがこれを受けると、エディへスルーパス。
完全に裏を取ったエディは右足でダイレクトシュート!
ついにカシージャスの牙城を崩し、フルハムが1点差に差をつめる。
ここからさらに畳み掛けるフルハム。するとロスタイムに奇跡が起こる。
右サイド再びウォルコットが突破し、自分で切り返しエリア内へ。
デル・ピエロにパスを出し、それをデル・ピエロが再びエディへ。
エディは完璧に右足で合わせゴールネットを揺らす。
そしてそのまま試合は終了。土壇場の同点劇で、何とか追いつき試合を終えた
フルハム。アウェイの戦いへ望みを繋ぐ結果となった!

エディ・ジョンソン選手
「最後まで諦めたくなかった。前半から手ごたえはあった。
15分頃のヘディングシュートもほぼ決まっていたし、その後もいいシュートが
結構打てていた。ウォルコットがいい動きをしていたから、彼と連携をあわせた。
それがあの2つのゴールに結びついたんだと思う。
何とか同点には追いつけたけど、相手はアウェイゴールを奪っている。
第二戦で、自分達もサンチャゴ・ベルナベウでゴールを奪えるかが鍵になる」