NEW SOCCER PARADISE

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コラム 【フルハムの快進撃と、冬の移籍市場開幕】

2008年06月05日 23時11分30秒 | Weblog
プレミア・リーグも前半戦の19試合が終わり、1月になった。
そう、1月といえば移籍市場の開幕である。プレミア、その他のリーグそれぞれの
チームが、前半戦の反省点を修正するべく、補強に取り掛かる。

前半戦、シーズン最高順位である2位で折り返しとなったフルハム。
新加入となった選手が完全にフィットし、完璧な内容で前半戦を終えた。
注目すべき点は3つである。
まずは守備陣
昨シーズン、失点数47と完全に崩壊してしまった守備ライン。
今シーズンは、その課題を修正すべく新たなDFを多く加えた。
ピッコロ、セイタリディス。
この、新加入の2人が素晴らしい結果を残してくれた。
ピッコロは、ヒューズと完璧な連携を披露。公式戦25試合のうち、23試合に出場と
その信頼性の高さをプレーで証明している。ユベントスを解雇され、今季加入と
なったが、その守備能力の高さを見せつけた。
セイタリディスも、解雇された1人。前所属先のアトレティコでは目立った活躍が
出来ず解雇という結果になった。しかしフェルナンデス監督は、その守備力を
高く評価しており、移籍金0で獲得出来ることもあり、今季より加入。
するとすぐにチームにフィットし、素晴らしいプレーを披露。
SBに限らず、CBも出来るユーリティー性に優れ、ここまで控えながらも、
フェルナンデス監督の期待に沿う活躍を見せ、信頼を勝ち取っている。
さらに、昨シーズン冬に加入したリチャーズ、ラメージの2人も調子を上げている
将来への布石として獲得に到ったリチャーズだが、加入当初はミスが目立ち
完全に戦力外になっていた。しかし徐々に自信を取り戻し、本来のプレーを
取り戻すと、その才能の高さを見せつけ、今ではヒューズ、ピッコロに次ぐ
3番目のDFの座を確保している。
ラメージも、加入当初は目立った活躍が出来ずにいたが、2年目となった今年は
ニューカッスルで見せた守備を見せるようになり、セイタリディスと右SBの
控えの座を争うまでになった。CBも出来るため、万能といえる。
次に中盤
昨シーズン、MFながら19ゴールをあげてチーム内得点王となったクラニチャル。
今季はその得点力ではなく、パスセンスを見せつけここまで10アシストと
素晴らしい結果を残している。本人も「昨シーズン同様、無理にゴールを
狙うんじゃなくて、パスとシュートの差をしっかりつけてプレーしている。」と
語っている通り、今季は一皮向けた感じだ。後半戦も期待がかかる。
さらにアンブローズ。昨シーズン冬に加入するや否やすぐさま左MFのポジションを
奪い去り、スタメンに定着。今では監督から「チームに欠かせない選手」と
言われるまでに成長。リーグ戦では5アシストとしっかりと結果を残し、
自らゴールも決めている。大ブレイク間違い無しの逸材だ!
ベッカムはここに来て一気に調子を上げ、7アシストと大爆発。
不調ヤングから右サイドのポジションを奪うなど、全盛期の勢いを取り戻した印象
どこまで波に乗るのか注目だ。
最後は攻撃陣
ここはポジション大激戦区といえる。
昨シーズン、大ブレイクを遂げたニュージェントを筆頭に、デル・ピエロ、
エディ・ジョンソン、ルカレッリと4名の選手が2つの席を争っている。
ニュージェントは、昨シーズンの勢いは衰えたが、一時のスランプを脱しここまで
リーグ戦で7ゴール、CLでは得点王争いトップの7ゴールと完全に復調。
エースストライカーとして、ポジションを渡すわけには行かない。
エディ・ジョンソンは、ポストプレーヤーとして価値を高めた。
リーグ戦ではチームトップの8得点、得点だけではなくアシスト能力も高く
FWのポジションの1つの席は彼がゲットしたといっても過言ではないだろう。
監督からの信頼も厚く、ポジション争いの中では頭1つ抜けたという印象だ。
デル・ピエロは限界説を完全に払拭し、完全復活を遂げた。
ユベントスを解雇されてから半年、新たな人生を歩みだしたイタリアの天才は
イングランドの地でかつての輝きを取り戻している。
この調子を維持できれば、スタメンの座も見えてくるだろう。
ルカレッリは、加入当初こそチームに馴染めず苦しい日々が続いたが、ベッカムに
そのポテンシャルを引き出され、ついに覚醒した。
しかし一時の復調という可能性も捨てきれず、現段階ではポジション争いで一番
後塵を踏んでいるといえるだろう。その得点力に疑いの余地は無いのだが・・・
この4人に後れを取っているのが、昨シーズンフルハムの攻撃を担っていた
元エースのクリント・デンプシーである。昨シーズン、チーム3位の14ゴール、
アシストも6決めるなど仕事はしっかりこなした感があるが、現状は完全に
ベンチ要因という状態である。原因は1つ。その調子のムラである。
昨シーズン、7ゴールしか決めていないにもかかわらずスタメンの座を守り続けた
エディ・ションソン。彼に比べるとゴールも決め、アシストも倍以上多かったが
デンプシーは外されてしまった。エディは結果こそ出なかったが、毎試合必ず
攻撃の起点となり続け、90分間姿を見せ続けた。
しかしデンプシーは、結果は出したが、試合ではほとんど消えている時間が多く
監督の戦術に合わず外される結果となってしまった。
デンプシーが、再び栄光の日々を手に入れるためには他のチームへの移籍か
90分間高い次元でプレーし続けられるポテンシャルを得ることだろう。
才能はあるだけに、元エースの復活が待たれる。

好守にバランスがとれ、完全に生まれ変わったフルハム。
現陣容では、それほどてこ入れをする必要が無いように思えるが、
冬の移籍市場でフルハムはどのように動くのか?
噂されている選手をリストアップした。

IN
ボージャン・クルキッチ? FW 18歳
from PSV
ジオパニ・ドス・サントス? FW 19歳
from バルセロナ
スコット・パーカー? MF 28歳
from West Ham United
クレイグ・ガードナー? MF 21歳
from Aston Villa
ジャンルカ・クルチ? GK 21歳
from ローマ

プレミア・リーグ 第十九節

2008年06月05日 18時06分16秒 | Weblog
プレミア・リーグ 第19節 VSブラックバーン・ローバーズ

試合会場 ホーム クレイヴン・コテージ
観客動員数 23406人
フルハム 2-0 ブラックバーン・ローバーズ

先発フォーメーション 4-4-2

    ※デビット・ニュージェント 
                エディ・ジョンソン

           ニコ・クラニチャル
  ダレン・アンブローズ       デイビット・ベッカム
          レオン・アンドリーセン
※ポール・コンチェスキー        モリッツ・フォルツ
     アーロン・ヒューズ フェリーチェ・ピッコロ
            アンティ・ニエミ

得点者
MFデイビット・ベッカム 前半8分
FWエディ・ジョンソン 後半17分

※交代選手
DFコンチェスキー→DFセイタリディス 後半22分
FWニュージェント→FWデンプシー 後半22分

☆MOM DFフェリーチェ・ピッコロ 評価点7・0

試合総括
まずは前半8分、左サイドでボールを奪ったアンブローズが得意のドリブルで
サイドを駆け上がり、いい位置でクロスをあげる。
これを合わせたのはベッカム!普段あまり見せないヘディングでシュートを放つと
これがゴールネットを揺らしてフルハムが先制!
ベッカムは以外にも、これが移籍後初ゴールとなった。
さらに攻めるフルハムは前半20分、クラニチャルが強烈なシュートを放ち
ゴールを脅すものの、フリーデルの堅守に阻まれてしまいゴールならない。
対するブラックバーンは、フルハムの心臓クラニチャルを数人で潰し、
攻撃の芽を徐々に摘み取っていくと、前半32分に大チャンスを迎える。
リードが中盤でボールを奪いカウンターを仕掛けると、フリーのフォーゲルへ
スルーパスを出す。これを、フォーゲルがゴール右隅へシュートを放つが
このフリーでのシュートを外してしまい、絶好機を逃してしまう。

後半に入るとクラニチャルが徐々にマークを外し始め、チャンスを演出し始める。
後半17分には、CKからエディのゴールをお膳立てするなどする。
さらにゴールを狙っていくフルハムは、ニュージェントに代えてデンプシーを
投入し流れを変えようとする。するとデンプシーがいきなり魅せ、クラニチャル→
エディと繋がれたパスをダイレクトであわせる!ここは惜しくもフリーデルに
弾かれるも、久々の出場ながらそのシュート精度をアピールする。
そして試合は終了。フルハムが快勝で、前半戦を2位で終え、後半戦へ向けて
弾みをつける結果となった。

キャプテン アーロン・ヒューズ選手
「チームは今非常にいい状態だ。守備ラインは僕とピッコロが完全に統制し
攻撃はクラニチャルを中心としたパスサッカーでリーグトップの得点を誇る。
完全にチームはまとまっている。新加入の選手もしっかりと馴染んだ。
自分の仕事はゴールに向かってくる選手をストップすることだ。
前半戦は苦しい戦いを強いられたが、ここ4試合は無失点に抑えている。
この勢いをキープして、後半戦も戦って行きたい。」

※写真※
後半17分に、CKからエディのゴールをお膳立てするMFクラニチャル。
今日は苦しむ時間帯もあったが、司令塔としてチームを引っ張った。
アシスト数も二桁の大台へ乗せ、乗りに乗る。