遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

劇団なかゆび『45分間』(全国学生演劇祭)

2017-04-15 00:06:56 | 観劇三昧・全国学生演劇祭

観劇三昧:劇団なかゆび『45分間』(全国学生演劇祭)

2017/4/14

あらすじによると、二人のテロリストが立てこもりながら神を自称する話とのこと。

二人芝居だけど、わかりやすい会話があるわけではなく、強いて言えば語りと舞踏の組み合わせ。題材選択が渋い。

わざわざこのジャンルを選んで45分やりきるんだから、相当好き者なんだと思う。

役名は「ムハンマド1(社会的疎外による)」と「ムハンマド2(精神的阻害による)」。

作中にテロリストやイスラム教の要素は、ほとんど感じられず。

若い人が演じると、どうしても宗教というよりは自意識との付き合い方に苦しんでいるのかなという印象になってしまう。

セリフや動きは連続せず、ひとつずつ置いてく感じ。遅いけどテンポは悪くない。

理解するまでの道のりが遠いので、エンタメとは言わないまでも、もうすこしサービスがほしいなと甘えたくなってしまう。

先鋭的な表現なので、演劇祭での観客投票の点数の低さはむしろ勲章になっていると思う。

================メモ===============
公演時期:2017/02/26

脚本/演出:神田真直

ムハンマド1(社会的疎外による):神田真直
ムハンマド2(精神的阻害による):綱澤秀晃

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 逃避ラン「30分ジョグ」 | トップ | ヴィクター・フレミング監督... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観劇三昧・全国学生演劇祭」カテゴリの最新記事