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さよなら歌舞伎町 |
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2016/1/2
・歌舞伎町のラブホテルを舞台にした群像劇。
・ラブホテルの店長役に染谷将太。
・さえない風体。聞かれてもいないのに「俺はこんなところにいる人間じゃないんだ」と言ってしまう残念さ。
・その彼女役に前田敦子。こういう登場人物みんな人間的に残念だったり、訳ありだったりする世界観でも、当たり前のようにフィットしている。
・歌舞伎町のラブホテルを舞台にしている以上、エロやセックス描写は必須。そのへん、きちんとやってる。
・とても『ストロボ・エッジ』と同じ人が監督しているとは思えない。
・女刑事が特にエロい。エンドロールで笑った。
・ラブホテルの控え室や各マンションの部屋。ゴチャゴチャしているのに舞台装置のように見栄えがいい。演劇作るときの参考にもりそう。
・洗濯機の音。生活感ある。
・複数のカップルが出てくるが、うらやましさがない。
・登場人物は多いが、誰が誰だかわからなくなることはなく、構成もきれいでわかりやすい。脚本家の手練れ感。
・ラブホで働く人は三本線ジャージでなきゃだめなのか。
・輪ゴムのくだりで笑った。死ぬのかな。
・「俺だって悲しいよ」も。妹を持つ兄はあんな感じでないがしろにされがちなんだろうな。
・AV女優が損得ちゃんと考えた上でAVしていること。
・訳あり従業員役の南果歩が全速力で走る。自転車に乗ってる染谷将太とのやりとりでも笑った。
・ほとんど底辺みたいな人ばっかりなのに、描き方が明るい。各登場人物への描写も温かく信用できる。
・在日朝鮮人へのヘイトスピーチを、風景として使う腹の据わり方。
・映画を見る理由のひとつは知らない世界がわかること。
・デリヘルの待機場描写やラブホテルのベッドメイクや清掃描写がとても新鮮。
・困った客に対応するデリヘルのシステムとか、「ああ、なるほど、そうなってるのね」という感じ。
・こういう群像劇では難しそうな起伏の作り方、ラストからタイトルに戻っていく感じも気持ちいい。
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