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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

『伊集院光のばらえてぃー 』(vol.1~6)

2016-09-16 07:00:10 | NETFLIXで観た・その他

2016/9/14

アイドルと若手芸人を集めて、釣り、ドミノ、体内時計ゲームなどをするバラエティ。

題材は普通。

ただし、伊集院さんによる、芸能界の力関係と話芸を活かした追い詰め方がひどい。

それぞれの企画で2時間以上かけてみっちり参加者を圧迫していく。

釣りと全裸を組み合わせた「裸・裸・裸フィッシング」はそれだけでも面白いが、サブメンバーを船室に閉じ込めて船酔いさせていく様子はただの人体実験。

泥酔とドミノを組み合わせた「酩酊ドミノハイパー」は、公衆の面前に出る仕事の人(または、これから出る人)としては致命的な醜態が収録されている。

体内時計ゲームのラストでさらっと紹介されてる「if」が怖すぎる。

それはともかく、ゲームクリエイターの横井軍平さんが言うところの「枯れた技術の水平思考」がしっかり楽しめる作品群だった。

伊集院光のばらえてぃー だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻 [DVD]

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伊集院光のばらえてぃー 酩酊ドミノ ハイパーの巻 [DVD]
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『伊集院光のばらえてぃー だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻』

2016-09-12 00:57:25 | NETFLIXで観た・その他
伊集院光のばらえてぃー だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻 [DVD]
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ポニーキャニオン

2016/9/12

オーデカからの伊集院光ラジオリスナー。

いまも休み休みとは言え聴いているので、かなり期待値を高くして視聴する。

若手芸人とアイドルを集めて、各々個室に閉じ込め、お互いにだるまを押し付けあうことで、意志力と人間性を試される話。

ゲームに勝とうとすると、高感度が下がる仕組み。さすがに、なんとしても仕事がほしい若手じゃないと引き受けなさそうなゲーム。

相手に合わせて不安感と不信感を煽る伊集院さんの話術が巧み。怖い。

テレビでも映画っぽくもなく、演劇が一番近い。

視聴者からすると、先輩芸能人の権力と鍛え上げられた話術を正しく使っているように見える。

戦争が勃発する直前の外交の縮図を見ている気分になってくる。

そのたびに「いや、ゲームだ、ゲームだ」と思い直す。

一応攻略法があるのが律儀と言えば律儀だけど、当事者の立場になると無理ゲーっぽい。

あと、伊集院さんは、正装と後光が似合う。

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『ラーメン大好き小泉さん』

2016-08-12 23:02:03 | NETFLIXで観た・その他

2016/8/12

女子高生の小泉さんが、ラーメン屋通いをするドラマ。

クールでミステリアスな小泉さんが、色んなラーメン屋で薀蓄を披露しつつ、恍惚の表情を浮かべるだけの話。

鉄道マニアにも通じる、お湯切り音やすすり音だけを楽しむ文化とか、実際にやってる人いるんだろか。

小泉さん役には早見あかり。

恍惚の表情を浮かべるシーンが見せ場になるんだけど、どうしても取って付けたように見える。

演技力の問題なのか、演出の問題なのか。 たぶん長い時間見せすぎ。

小泉さんの追っかけ役、美山加恋がかわいい。

自分自身、そんなにラーメンにこだわりがあるわけじゃないので、出てくるラーメン屋で知っているのは「ラーメン二郎」くらい。

これで人生の何かが変わる感じではないけど、たまにこういう緩い話を見たくなる時がある。

そういうとき、面白さはむしろ邪魔だったりする。作り手も意図的にやっているのかも。

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『姫姫旅行』(2011年)

2016-06-21 00:32:11 | NETFLIXで観た・その他

 

姫姫旅行 蒼井そら×麻美ゆま メキシコ編 [DVD]
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ポニーキャニオン

2016/6/12

蒼井そらと麻美ゆまがメキシコ旅行をしているだけの94分。

二人とも業界の若きレジェンドなので、ただ遊んでいるだけでも何となく絵が持つ。さすが。

二人の出演作品はちゃんと見たことないけど、どちらも魅力的で、納得。

蒼井そらは結構クールなツッコミ役で見れば見るほどかっこいい。

麻美ゆまの天真爛漫ぶり。

山全体が巨大なプールのようになっている設備が楽しそう。

ホテルの部屋が広い。日本語対応できるコンシェルジュもいる。1泊いくらなんだろう。

それでも、ヨソで業界の裏話を色々見たり読んだりするにつれ、二人が贅沢して楽しそうに見えるのが心底ホッとする。

特に麻美ゆまのウィキなんか見るとほんとに切ない気持ちになる。

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『英国一家、日本を食べる』(全24回)

2016-04-04 00:18:49 | NETFLIXで観た・その他

 

英国一家、日本を食べる Vol.1 [DVD]
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松竹

2015/4/2

120分で全24回。

イギリス人のフードライター、マイケルの日本滞在期。

「みそバターラーメン」から「鹿節(鹿肉を鰹節の要領で加工したもの)」まで、外国人らしく節操なく紹介している。

奥さんと二人の子供の言動がおもしろい。

絵柄はしっかりデフォルメされているのに、取材に同行する子供たちのグズりっぷりがリアルで本気で両親に同情してしまう。

この一家がチームとしてかわいい。

各話オープニングの『威風堂々』や、主人公マイケルのドヤ顔がクセになる。

「昆布」回で聞きかじりの地球温暖化の話をして怒られるところとか、「豆腐」回で兄弟仲がよくなっていくところ、マイケルの友人「トシ」の嫌みったらしい話し方も好き。

結構ノンフィクションっぽくない展開も多かったので、原作にもあたってみたくなる。

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『旅するぬいぐるみ~traveling“Daru』

2016-03-20 12:34:31 | NETFLIXで観た・その他

 

短編アニメーション 旅するぬいぐるみ~traveling“Daru
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コミックス・ウェーウ゛・フィルム

2016/3/19

10分のアニメ。

空港で離れ離れになった子供とぬいぐるみが、再会しようとする話。

ぬいぐるみが動くかどうかについては、まえに『ぬいぐるみの飼い方』を読んだので、特に違和感が無かった。

最近読んだ「SAVE THE CAT」で分類すると「バディとの友情」にあたるのかな。

重要人物がカップルの場合でも、必ずどちらか一人のための物語になる。

この場合は、ぬいぐるみとぬいぐるみを落とした女の子の実質二人の話だけど、もちろんこのお話は「ぬいぐるみ側の話」で、ぬいぐるみが女の子に再会できるかどうかの話。逆ではない。

ディズニーの長編アニメの前にやる短編のように、映像が凝っててよくできている。

人形というよりそういう生物みたいに見えていただけど、それはそれで。

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NETFLIX 一人反省会 2016年2月

2016-03-13 22:27:31 | NETFLIXで観た・その他

2016/3/11

・2月は9作品。ブログ自体は本だ演劇だDVDだと毎日更新していたけど、NETFLIXの視聴作品は先月から激減。

 

・観てよかったのは『キャビン』『南の島の大統領 ―沈みゆくモルディブ―』『それでもボクはやってない』『大脱出』。

 

・今月から洋画解禁したけど、一番よかったのは邦画の『それでもボクはやってない』。

・「SAVE THE CAT」の分類で言うと、「難題に直面した平凡な奴」。絶望から希望、希望から絶望。淡々と描かれる恐怖の構造。劇映画としてもきちんとおもしろい。

・ラストの切れ味もさすが周防監督。

・検察の構造って今もまったく変わっているように見えないので、今からでももっと観る人増えたらいい。

 

・自分の中で『キャビン』のようなメタ構造作品は、観るもんじゃなくて書くもの。そういう作品でありがちな「整合性を取るのが大変」「話のスケールが小さくなる」という問題をうまく避けている。良作。

 

・『南の島の大統領 ―沈みゆくモルディブ―』はドキュメンタリー。勉強と言うより興味本位だった。単に知識欲が満たされたということもあるんだけど、そこそこいい着地があるんだろうなと思っていたら。

 

・もうひとつのドキュメンタリー作品『マン・オン・ワイヤー』は『ザ・ウォーク』を観る前提で観てみたんだけど、結局映画観られず。残念。

 

・『大脱出』は肩の力を抜いて楽しめる娯楽作。

・『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の影響でスタローン熱が高まって観たんだけど、NETFLIXには『ランボー 最後の戦場』と『エクスペンダブル』しかない。もうちょっと充実させてほしい。あと、シュワルツェネッガーの映画を見たのは恥ずかしながら初めてだった。でもスローモーションは笑った。

 

・評価の高い『her/世界でひとつの彼女』は、ちょっと合わなかった。展開が読める…とまでは言わないまものの、「まあ、人工知能と付き合うならそれくらいのリスクはあるだろうな」と、いまいち意外性を感じられなかった。記事にも書いたけど、会話の精度の高さがかえってマイナスになってた。

 

・『桜姫』と『地球防衛未亡人』は、狙ってチープにしたとしても失敗してたと思う。

・一月に観た『デッド寿司』はおもしろかったので、このへんの塩梅はむずかしそう。

 

・『ハダカの美奈子』は…「狙ってチープ」というわけですらなさそう。

 

NETFLIX連ドラにもおもしろそうな作品が多い。

2時間かけて映画観るよりこっちを優先するべきかしらね。

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NETFLIX 一人反省会 2016年1月

2016-02-02 01:56:50 | NETFLIXで観た・その他

・やっとネット環境が整ったのでNETFLIXと契約。買い換えたばかりのiPhoneで視聴。

・年間100本を目標とする。

・作品選びの時間を少しでも減らすため一月は邦画しばりにした。

・だいぶん見る習慣が定着してきたので、今後はフリーにする。見たい洋画もたくさんあるし。

・結局邦画は18作品見た。

・ついでに『月間少女野崎くん(全12回)』『英国一家、日本を食べる(全24回)』も見た。

・弱虫ペダルは挫折。オーストラリアの危険生物を紹介するドキュメントも続かなそう。動くヒクイドリ見れてうれしかったけど。

・海外ドラマも見たいけど、どっから手をつけようか。

・映画もDVDも観劇三昧も見たので今月はがんばった。

・ペースはやいようだけど、忙しくなったら見れなくなるからこれくらいでちょうどいいはず。

・見てよかった映画は18作品中13作品。

・明らかにつまんなさそうなのもわざと見たりした。割合的に予定どおり。

・映像ばっか見てて本はあんまり読めなかった。反省。

・都度感想を書いているけど、書きもれも多かったので、反省復習がてら書き留めておく。

 

・ツイッターにも書いたけど、いい作品はどれかと言われたら『横道世之介』『そこのみにて光輝く』。

・横道世之介は普通の人って書いたけど、今はそんなことないような気がしている。

・ちょっと関わっただけの人々を幸せにするというのは立派な特殊能力。本人に自覚がないだけで。

・ほかのひとの感想を見ると、とにかく吉高由里子が絶賛されている。

・最初はお嬢様演技がちょっとぎこちなく感じたけど、作品が進むにつれてどんどん存在が大きくなっていく。

・作品内秩序をぶち壊す役者が出てくることが、作品を魅力的にするという矛盾。アナ雪のレリゴーみたいなもの。

 

・『そこのみにて光輝く』については、正直つかみかねている。まわりの評価に影響されているかもしれない。

・この作品をiPhoneで見ているのは、明らかにマイナス。暗いシーンがよく見えない。致命的。

・スケールの小さい暗い話なのに、やっぱり映画館で見ないとわからないことが多そう。

・基本三人芝居のようで実は四人芝居。

・タマフル批評では四人目高橋克也さんが絶賛されている。

・たしかに演技や存在感は良かった。

・ただ、自分は高橋和也さん演じる中島という役が、あそこまで悪いやつだったというのが引っかかっている。

・最初に池脇千鶴さんを車に乗せたときには、ちゃんと彼女を気遣えていたと思う。

・展開から逆算して悪役になっちゃったんじゃないかなという感じがする。

・中島があんな暴言はくような悪いやつじゃなかったら、この映画は作品として成立していたんだろうか。

・あと、函館ってあんなに汚れてたっけ。

・漂白された観光都市のイメージへの反動というのはわかるんだけど、逆に振りすぎているような気もする。どうなんだろう。

・でも、最後の切れ味は最高。

 

・いちばん楽しかったのは『デッド寿司』。

・前知識なく、タイトルだけで見たせいもあるかもしれない。

・井口昇監督ファンの方のブログを読むと、必ずしも期待値に答えていない部分もあったみたい。

・あと、序盤から終盤近くまで作品のフックであり続けた亜沙美さんのことを書き漏らしていたのは失態。

・思い切った展開の飛躍は作者の腕力を感じさせる。こういう豪腕ぶりを学びたい。

 

・掘り出し物だったのは『天使の恋』。

・失礼ながら佐々木希さんの演技で「いい!」と思えるとはホントに予想できなかった。当て書きの妙。

・ケータイ小説には全くなじみがなかった。NETFRIXに契約しなかったら出会えなかった作品だと思う。

・ただ、いかにも少女マンガのヒロインっぽいダサい女がイケてる女に変身していく序盤は良くわからなかった。まるごといらないのではないか。

 

・『超高速! 参勤交代』は惜しい。

・今は時代劇をやること自体に価値があるので見る価値も当然あるんだけど、もっと面白くなったと思う。

・まず参勤交代の説明が絶対に必要だった。

・なんとなくはわかる。行かなきゃお家取り潰しで一大事ということも大丈夫。ちゃんと緊張感を煽っている。

・でも、参勤交代のはどこまで手を抜いていいのか、どこはちゃんとしなきゃいけないのか、困難な要素はどこなのかを、最初にかなりきっちり説明する必要がある。お金の話もあったけど、足りない。

・ルールの裏をついて絶対不可能と思われることに挑戦する話。ルールがぼんやりしていてはいけない。

・機転を利かせて大名行列をやりすごす話や、伏線を活かした人員を借りる話が感動的に面白かったのに、下準備が不十分でぼんやりしてしまった。惜しい。

・あと、大した走る訓練をしてなさそうな人たちが、そんなに走れるものなのかと、陸上部出身としては思う。 体育会系っぽいランニングシーンは楽しかったけど。えっさ、ほいさ。

 

・ピエール瀧さんはほんとにすごい。ぶっこまれた。

・電気グループの映画も見た。

・あのレベルのアーティストは、定期的にライブで何千人もの熱狂的な視線を浴びている。

・その中でも、ピエール瀧さんは歌とか演奏とかに頼らずその何千人もの客を煽っている印象。技術じゃない。

・そんなことをやり続けていたから人間力が段違いに育ったんじゃないだろうかと推測。

 

・『ハッピーフライト』は、お仕事モノのとして基準になるべき作品。自分が航空機モノを書くことになったら反復して見ると思う。

・『さよなら歌舞伎町』もそれに近い。群像劇の雛形でもある。

 

・『ヘルタースケルター』は、セックスシーンで話が止まっちゃうのがなんだか残念。

・せっかく沢尻エリカさんが体張ってるのに活かせていない。初めて演技が見れてよかったけど。

・あと、見ていると、意外と沢尻エリカは人工的な美女って感じがしない。ちゃんと血が通っているように見える。

・演じた「リリカ」とは似ているようで似ていないんじゃないかな。 

 

・阪急電車はとにかく中谷美紀。あれはずるい。

・変態仮面は安田顕。新作映画も見たい。 

 

・『愛の渦』は舞台作品っぽい序盤の探り合いがスリリングだったのはもちろんいいが、セックスシーンから逃げなかったのがいい。

・演劇は聴覚の芸術というけど、映画は視覚ということになるのかな。

・セックスは単調に見せるだけかと思ったら、ラストにちゃんと見せ場を作ってるのがえらい。

 

・清志郎は見れば見るほどかっこいい。かなしい。感想はもうそれでいいではないか。

・間寛平の走り姿は淡々としててかっこいい。

 

1月見てよかった作品」

沖田修一監督『横道世之介』(2013年)

寒竹ゆり監督『天使の恋』(2009年)

白石和彌監督『凶悪』(2013年)

矢口史靖監督『ハッピーフライト』(2008年)

三浦大輔監督『愛の渦』(2014年)

福田雄一監督『HK/変態仮面』(2013年)

廣木隆一監督『さよなら歌舞伎町』(2014年)

呉美保監督『そこのみにて光輝く』(2014年)

蜷川実花監督『ヘルタースケルター』(2012年)

三宅喜重監督『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011年)

本木克英監督『超高速! 参勤交代』(2014年)

井口昇監督『デッド寿司』(2012年)

鈴木剛監督『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー〜感度サイコー!!!〜』(2011年)

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