中秋の名月の日、高野山・三宝院さんで「月光無尽音まんだら」と題したコンサートがありました。
ヴァイオリンとチェロの演奏&南山流声明という異色のコラボコンサートです。
会場はお寺のお庭、松の木や石灯籠、川もあります。
演奏前の設営風景です。
午後7時開演、名月のもとで幽玄の時間を堪能いたしました。
声明という仏教声楽は能の謡にも影響を与えています。
ヴァイオリンの音色とともに何とも心に染み入ります。
コンサート後の抽選会で高野山真言宗管主・松長有慶さまの色紙を頂きました。
とても貴重なお品です。
私、般若湯の方が・・・一瞬心に迷いが生じました。
今の高野山は少し秋の色合いを含み始めていました。
大門です。
根本大塔です。
奥の院です。
入壇券があったので、菩薩十善戒を授かりました。(授戒と言います)
殺生するな、悪口言うな、貪るな・・・10のしてはいけないことがしたためてあります。
でもそのしてはいけないことはとても魅力的なんです。
暑さ寒さにも負け、しんどいことや苦しいことにも負け、煩悩、誘惑にも負けながら今日も生きております。
「仏も昔は人なりき われらも終には仏なり
三身仏性具せる身と 知らざりけるこそあわれなれ」
梁塵秘抄にあります。