松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

黒田杯といのししの日

2007-11-04 22:21:57 | 感動したモノ
今日は秋月中学校のグラウンドで弓道の「黒田杯」が行われました。
秋月中学校は黒田藩秋月城の中にあるという異色の学校で、
木造校舎がこの秋月の地にしっくりと馴染んで素敵ですね。

先日の多田杯と違い、晴れ渡った青空の中での遠的ですから
開放感にあふれた雰囲気で、射手達の表情もリラックスしていました。

畳を立てた二つの的に、10人の射手たちが次々に射るんですけど、
みんな大きく外してないのがスゴイ。
的にドスッと刺さる音がして、かなり迫力があります。

一列終えたら、大急ぎで矢を取り外しています。

せっかくだから黒門にも立ち寄ってみました。

まだ紅葉にはちょっと早いかな。
杉の馬場では、なんと紅葉したヤマハゼが300円で売られていました。

私の家の櫨苗はまだ紅葉しきっていないので、
おそらく山の上の方の櫨かもしれませんね。

そうこうしているうちに、イノシシがワナにかかったと電話で連絡があり、
急いで田主丸に戻りました。
耳納山の中腹へ行き、仕掛けたワナに向かいます。

ウリ坊二匹。おそらく兄弟のようで、
さんざんワナから逃れようと暴れ回った挙げ句
疲れ切って寄り添っていました。
一匹は眼の近くが傷ついています。


この後、イノシシはYさんによる熟練した槍の一突きで仕留められました。
昔は弓矢や、槍で退治していたことを思うと、
つい先刻秋月で聞いた、矢が的に突き刺さる「ドスッドスッ」っていう音とオーバーラップして
自分の中で衝撃が走ってしまいました。
これが、原始的な生と死なんだ。
厳粛な気持ちになります。

本当は、このイノシシの皮を剥いで、
捌く様子をきちんと見届けるべきなのかもしれないけど…、
まだまだ自分は修行が足りないみたいで、心の準備ができていません。
ついに見学するとは言い出せずじまい。
日の傾いた耳納山を後に、イノシシ二匹を乗せたトラックは行ってしまいました。



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