松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

小郡の伊吉櫨 その1

2008-03-25 23:22:43 | 復活奮闘日記
今日は小郡市松崎で伊吉櫨のルーツを調査しているKさんとお会いしました。

伊吉櫨は現在の櫨蝋の主要品種の一つで、
あの久留米市山本町柳坂の櫨並木の9割以上を占めています。
その伊吉櫨のルーツは小郡市松崎にあるのでした。

伊吉櫨は内山伊吉という人が「松山櫨」を品種改良して作った品種です。
以前のエントリで紹介したDNA結果を再掲しますのでごらんください。



2番の伊吉と7番の松山。結構似てるでしょ。

そんなわけで伊吉櫨は、櫨の品種の中でも松山櫨と最も近い関係にあると言えます。

今回お会いしたKさんの先祖は櫨蝋を生産しており、
松崎周辺には多くの櫨の木が植えられていたそうです。
時代の変遷と共に、そのほとんどは伐採されていきましたが、
かろうじて古木が数本残っているのだとか。
この貴重な古木はなんとしても残してもらいたいものです。

「復活というより、まずは救済ですね。」とKさん。

Kさんと出会って話すうちに、松山櫨とのつながりも新たに解明し
当時の櫨を巡る人々の様子が、急に色鮮やかに見えてきました。

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